マイナビは1月26日、「正社員の平均初年度年収推移レポート」と「正社員求人件数・応募数推移レポート」について、2025年の総評を発表した。本レポートは、同社が運営する「マイナビ転職」に掲載された求人の「初年度平均年収」と「求人件数・応募数」の推移を集計・分析したものとなる。

○2025年の初年度平均年収は492.8万円

正社員求人における2025年の初年度平均年収は、集計を開始した2018年以降最高の492.8万円となった。前年(2024年)の平均から24.8万円増加し、大幅な上昇が見られた。

また、5年前の2020年平均と比べて42.3万円増加している。2025年の月次推移を見ても右肩上がりに推移しており、直近の2025年12月は506.5万円(前年同月比29.4万円)となった。

○初年度平均、業種トップは「金融・保険」

初年度平均年収を業種別にみると、2025年平均は「金融・保険」が575.4万円でもっとも高く、「IT・通信・インターネット」が568.7万円、「コンサルティング」が541.7万円で続いた。

特に、「金融・保険」「IT・通信・インターネット」は2020年平均比でいずれも50万円超の増加となり、顕著な上昇がみられた。これにより、業種間の初年度平均年収の金額差は拡大傾向にある。

職種別では、2025年平均は「コンサルタント・金融・不動産専門職」が596.0万円でもっとも高かった。2020年平均比では「ITエンジニア」が53.2万円増加となり、5年前との増額幅が特に大きかった。

○求人件数は前年比137.0%、応募件数は緩やかな伸び

求人件数の2025年平均は前年比137.0%、応募件数の2025年平均は前年比108.8%だった。いずれも増加しているが、求人件数に比べて応募件数は緩やかな伸びとなった。

求人件数を業種別にみると、「IT・通信・インターネット」が前年比159.2%、「金融・保険」が前年比149.9%で特に増加幅が大きかった。


職種別では「電気・電子・機械・半導体」が前年比170.3%、「コンサルタント・金融・不動産専門職」が前年比167.4%、「ITエンジニア」が前年比163.9%で顕著に高く、AI・半導体関連の仕事で採用ニーズが高まっている可能性がうかがえる。

応募件数を業種別にみると、「IT・通信・インターネット」が前年比130.1%、「金融・保険」が前年比127.0%で特に増加幅が大きい。

職種別では、「医薬・食品・化学・素材」が前年比148.1%、「WEB・インターネット・ゲーム」が前年比133.0%、「ITエンジニア」が前年比130.0%で特に高かった。
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