映画の歴史を紐解いてみると、アクション映画はその黎明期から存在していており、トーマス・エジソン製作、エドウィン・S・ポーター監督の『大列車強盗』(1903年)が始まりと言われている。世紀をまたいだ現在でも人気は健在で、ジャンルを拡張しながら、さまざまな作品に、その要素を内在させる格好で発展を続けている。


そこで今回は、マイナビニュース会員に「Amazon Prime Videoで見られる本当に面白いアクション映画」をテーマとしたアンケートを実施。古今東西の作品からマイナビニュース会員が選んだ「本当に面白いアクション映画」をランキング形式で紹介する。
○「Amazon Prime Videoで見られる本当に面白いアクション映画」ランキング

映画好きなマイナビニュース会員に、「Amazon Prime Videoで見られる本当に面白いアクション映画」について聞いてみたところ、ランキングは以下のようになった。

1位『荒野の七人』(11.5%)
2位『ダイ・ハード』(10.3%)
2位『バイオハザード』(10.3%)
4位『ワイルドスピード』(9.7%)
4位『ターミネーター』(9.7%)

○「Amazon Prime Videoで見られる本当に面白いアクション映画」のキャスト・あらすじ一覧

ここからはランクインした作品のキャストやあらすじを紹介していこう。
○『荒野の七人』

出典:amazon

あらすじ

メキシコにある小さな村・イズトラカンでは、カルベラ(イーライ・ウォラック)率いる盗賊団に貢ぎ物を強要されていていた。そこで村人たちは少ない金を出し合い、カルベラを撃退するガンマンを雇おうと決意し、村の命運を託されたミゲル(ジョン・アロンゾ)は国境を渡りテキサスへ。村人の願いを受けて凄腕の7人の男たちが集まり、村を守るために戦っていく。

出演/ユル・ブリンナー、イーライ・ウォラック、スティーブ・マックイーン、チャールズ・ブロンソン、ロバート・ヴォーン、ブラッド・デクスター、ホルスト・ブッフホルツ、ジェームズ・コバーン
監督/ジョン・スタージェス
日本での公開年/1961年

おすすめポイント・解説

・「王道の名作だと思うから」(39歳女性)
・「とても素敵だなと思いました」(44歳男性)
・「とてもワクワクしたからです」(39歳女性)
・「少し前ですが、ケーブルテレビでちょうどやっていて古いものだなと思いながら見たら案外面白かったです」(43歳女性)
・「不朽の名作だと思うからです」(38歳男性)

オリジナルは黒澤明監督の『七人の侍』で、本作はそのハリウッドリメイク。ユル・ブリンナーが、『七人の侍』に感銘を受け製作され、公開後は、スティーブ・マックイーン、チャールズ・ブロンソンがスター俳優となった。『七人の侍』が3時間半近い大作だったのに対し、本作は2時間強と圧縮された構成になってはいるが、ストーリーテリングの部分の強度は失われておらず、第33回アカデミー賞のドラマ・コメディ映画音楽賞にノミネートされている。『続・荒野の七人』(1966年)、『新・荒野の七人 馬上の決闘』(1969年)、『荒野の七人・真昼の決闘』(1972年)と、続編も製作されており、2016年にはリメイク作の『マグニフィセント・セブン』が公開になっている。
○『ダイ・ハード』

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あらすじ

クリスマス・イブ、ニューヨーク市警の刑事ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)は、別居中の妻ホリー(ボニー・ベデリア)に会うためロサンゼルスへ。
彼女が勤める企業主催のパーティの席で再会を果たすものの、パーティーが始まった直後、会場をテロリストが襲撃。フロアが占拠され、妻を含めた社員たちが人質となるが、ジョンは単身で反撃を開始する。

出演/ブルース・ウィリス、アラン・リックマン
監督/ジョン・マクティアナン
日本での公開年/1989年

おすすめポイント・解説

・「言わずもがなといった名作でブルース・ウィリスの名演技はいつ見ても良いから」(48歳男性)
・「アクションの王道という感じがするから。難しく考えることなく、アクションそのものに没頭できるから」(42歳男性)
・「やっぱりアクション映画として完成してるから」(44歳男性)
・「言わずと知れた名作。面白くないわけがありません」(49歳女性)
・「引退してしまったブルース・ウィリスのヒット作は世代を通して通じるものがあると思います」(47歳男性)

ブルース・ウィリス演じる、「世界一ツイてない男」とも呼ばれるジョン・マクレーンを主役に据えたシリーズ第1作。『ダイ・ハード2』(1990年)、『ダイ・ハード3』(1995年)、『ダイ・ハード4.0』(2007年)、『ダイ・ハード/ラスト・デイ』(2013年)の続編が製作されたほか、ゲームやコミックも展開されるシリーズとなった。本作がアクション映画に与えた影響は大きく、主人公が閉鎖された空間で圧倒的に不利な状況と戦う物語形式の代名詞となった。第61回アカデミー賞では、編集賞、録音賞、音響編集賞、視覚効果賞にノミネートされている。現在、ブルース・ウィリスは認知症により、言葉を交わせない容体で、俳優として復帰するのが非常に難しい状況にあるのが残念でならない。
○『バイオハザード』

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あらすじ

近未来のアメリカ。古い洋館で、アリス・アバーナシー(ミラ・ジョヴォヴィッチ)は、記憶を失った状態で目を覚ます。その頃、コングロマリット・アンブレラ社では、細菌兵器の極秘研究を行っていた地下研究所で、異常事態が発生していた。
アリスは特殊部隊に現場へと連行され、想像を絶する過酷な状況下で、アンデッド(ゾンビ)や生物兵器との死闘に巻き込まれていく。

出演/ミラ・ジョヴォヴィッチ、ミシェル・ロドリゲス
監督/ポール・W・S・アンダーソン
日本での公開年/2002年

おすすめポイント・解説

・「ミラ・ジョヴォヴィッチのアクションがかっこいい」(43歳女性)
・「このシリーズが一番好きです。何度も観たいと思える作品だからです」(45歳男性)
・「ゲームの世界観をリアルに表現していてキャストも豪華で見応えがある」(43歳男性)
・「女性が主人公は珍しいし、面白いから」(39歳女性)
・「ゲームが面白かったから」(46歳男性)

リブート作品『バイオハザード: ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』(2021年)まで含めると、6本も続編が作られた人気シリーズ。第1作で監督を務めたポール・W・S・アンダーソンは、全作に関わっており、2009年には、主演のミラ・ジョヴォヴィッチと結婚している。『バイオハザードII アポカリプス』では、ジル・バレンタイン(シエンナ・ギロリー)、『バイオハザードIII』では、クレア・レッドフィールド(アリ・ラーター)と、ゲームのキャラクターが続々登場してきたのも、人気を博す要因となった。今でこそ、ゲームを原作とした映画は数多く製作されているが、ヒット作が出るようになったのは2001年の『トゥームレイダー』以降で、翌年、本シリーズが始まりジャンルとして確立された観がある。
○『ワイルド・スピード』

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あらすじ

舞台はロサンゼルス。輸送トラックを狙った強盗事件が多発する中、深夜、若者たちは大金を賭けた路上のカー・レースに熱狂していた。仲間から一目置かれる天才ドライバー・ドミニク(ヴィン・ディーゼル)は、レースを挑んでくる相手に1度のレースで1万ドルを稼ぎ出す。そんなある夜、ブライアン(ポール・ウォーカー)という新顔がやって来る。ドミニクに負けないテクニックを披露した彼は、衆人の注目を集める。実はブライアンは潜入捜査中の警察官で、彼は、輸送トラックを狙った強盗事件を追っていたのだった。


出演/ポール・ウォーカー、ヴィン・ディーゼル、ミシェル・ロドリゲス
監督/ロブ・コーエン
日本での公開年/2001年

おすすめポイント・解説

・「車を見ているだけで楽しめるけどカーアクションが派手でワクワクする」(45歳女性)
・「車が好きなのでテンションが上がります」(42歳女性)
・「全シーズン見ました。大好きで新作出て欲しいなぁと思ってます」(48歳女性)
・「車の迫力が凄いのとカーチェイスがカッコ良いですね」(43歳男性)
・「豪快にカスタマイズされた車両で現実離れしたカーアクション、カーチェイスのシーンは他の映画ではないと思います。CGも使用されていますが不自然さがなくよいと思います」(37歳男性)

「ゼロヨン」と呼ばれる違法公道レースを題材としており、公開当時のストリート・レース文化に則り、スポーツコンパクトに分類される日本車が数多く登場する。アンケートの回答にあるよう、マシンの迫力を捉えた映像が魅力の一本だ。本作はスピンオフの『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(2019年)も含めると、続編は公開されているだけで10本を数える。企画段階の作品、撮影中の作品もあり、2027年には『Fast X Part 2(原題)』が公開となる。『Fast X Part 2』はタイトル通り「ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(原題:Fast X)』の続編となる。主役がブライアンからドミニクに交代するなど、シリーズのコンセプトが変更されていたりするのだが、「車」にフォーカスした作品作りに変わりはない。シリーズが進むにつれ、ストーリーの設定、マシンの構造が荒唐無稽となっていくところにも注目したい。
○『ターミネーター』

出典:amazon

あらすじ

未来で繰り広げられている、人類と機械の果てしない闘い。機械軍は人類のリーダーであるジョン・コナーを歴史から消すべく、1984年のロサンゼルスへ殺人機ターミネーター(アーノルド・シュワルツェネッガー)を送り込む。目的は、いずれジョンを産むことになるサラ・コナー(リンダ・ハミルトン)の抹殺。
ある日、平凡な女子学生であるサラの前にターミネーターが姿を現すのだが、その時、彼女を守るために1人の男が現れる。男の名はカイル・リース(マイケル・ビーン)。ジョン・コナーの命を受け、未来からやって来た戦士だった。

出演/アーノルド・シュワルツェネッガー、マイケル・ビーン、リンダ・ハミルトン
監督/ジェームズ・キャメロン
日本での公開年/1985年

おすすめポイント・解説

・「シュワちゃんがカッコ良過ぎます」(44歳女性)
・「今はAIチップの搭載されたロボットが作られてはいるが、その当時は、人のように話して動けるロボットが世の中に出回ってなく、少し魅力的であった」(49歳男性)
・「続編へと展開されるストーリーが魅力的」(49歳男性)
・「ラストの締め方が好きだから」(29歳男性)
・「ストーリーが好きだから」(46歳男性)

『コナン・ザ・グレート』(1982年)でブレイクしたアーノルド・シュワルツェネッガーの人気を決定づけることになった作品。シュワルツェネッガーは、『ターミネーター2』(1991年)、『ターミネーター3』(2003年)、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(2015年)、『ターミネーター:ニュー・フェイト』(2019年)まで同様のキャラクターを演じている。アンケートの回答にもあるよう、アクションや絵的な面白さだけでなく、語り口の巧みさも高く評価されている理由の一つ。
○アクション映画の現在地

マイナビニュース会員を対象にしたアンケートを元にお届けしてきたが、あなたのお気に入りの作品はランクインしていただろうか。一般的にアクション映画とは、格闘や戦闘により、主人公が何らかの障壁を乗り越えようとしていく様を見せ場とした映画を指すが、冒頭述べたようにジャンルを拡張しながら発展を続けており、さまざまな作品の中にその要素が取り込まれている。ゆえに、これはアクション映画、これはアクション映画でないと、一義的に分類するのは難しくなっているのが現状だ。かつては、アクションシーンにおいてはスタントマンが起用されることが多かったが、CGなどテクノロジーの導入により、専門でない俳優もアクション映画に出演するようになってきている。また、その時代その時代で主流となる形式が存在しているが、その形式が衰退するかどうかも予想がつかない。例えば、東西冷戦構造が終結した後、スパイアクションものは製作本数が減るのではないかと思われたが、別な対立軸の元で、現在でも『キングスマン』シリーズなどが作られている。
一方、ガンアクションを中心とした西部劇は、ドラマに重きを置いた形式へと姿を変えつつある。

今回選出された作品は60年代から近年までと幅広いラインアップとなった。ランクインは果たせなかったが、刑事ものの『ダーティハリー』や戦争ものの『ランボー』、カンフーものの『ドラゴン危機一発』など、是非もので、ご覧いただきたい作品は数多ある。なお、ランクインした5作品のうち、Amazon Prime Videoで見放題となっているのは『バイオハザード』と『ワイルド・スピード』のみで、まもなく『ターミネーター』も見放題となるが、そのほかの作品はレンタル、または購入となるのでご留意いただきたい。

調査時期:2025年12月18日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:男女合計300人
調査方法:インターネットログイン式アンケート

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