マンションリサーチは、一般社団法人マンション管理業協会が保有する管理評価データと、中古マンション価格変動データを分析。「立地」や「建物の規模・形態」だけでなく、マンションの「管理状態」の良好さが資産価値の維持・上昇に影響するという分析結果をまとめた。


分析は、2025年および2024年に実際に取引された大阪府・京都府・兵庫県の分譲マンションを対象に行った。その結果、マンション管理適正評価制度の評価が高い物件ほど価格上昇が起きやすいことが判明。評価が最も高い「星5つ」のマンションでは価格上昇の割合が高く、平均上昇率は4.3%に達した。一方、中程度評価「星3つ」の物件では価格上昇割合・上昇率ともに低い傾向となった。

一般的な分譲マンション市場では、築年数が40年を超えると外壁や屋上防水、電気設備などの劣化が進み、耐震性や安全性への懸念が強まる。このような市場環境下では、単に立地が良いだけでは資産価値を維持することが難しく、管理状態が資産価値を左右する要素として重要になると考えられる。

また、所有者や購入希望者にとっては、マンションの管理状態を正しく把握する意識が重要であり、総会への参加や長期修繕計画・積立金計画の見直しといった管理活動の積み重ねが将来の資産価値に影響を与える可能性が示されている。
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