俳優の杏とフィンランド人俳優のヤスペル・ペーコネンがW主演を務めるWOWOWのドラマ『連続ドラマW BLOOD & SWEAT』(毎週日曜22:00~)が、4月5日から放送・配信されることが29日、発表された。

このドラマは、日本とフィンランドの共同製作。
杏が演じるのは、日本の警視庁捜査一課の刑事・涼宮亜希。事件現場での嗅覚と執着心は人一倍で、これまでも数々の難事件を解決してきた優秀な人物だが、その手段を選ばぬ捜査スタイルから、上司からは厄介な人物と認識されている。父親は公安の元トップだが、決してその影響力にすがろうとはしない、たくましくもしなやかな女性だ。実はある特殊な能力を持っており、その能力を捜査に利用することもある反面、苦しめられてもいる。そんな亜希の前にある日、全身の血を抜かれ、“愛”の意味を持つ花を携え、奇妙な焼き印を押された死体が発見されたという知らせが舞い込む。

一方、ヤスペル・ペーコネンが演じるのは、フィンランド国家捜査局・FNBIの刑事・ヨン・ライネ。犯罪者の心理を細部まで理解しようとする熱心で優秀な刑事だが、ある事件をきっかけに心に傷を抱えている役どころ。フィンランド国内で発見された奇妙な死体について調べている中で、同じ特徴を持つ死体が日本でも発見されたことを知る。そして、日本から捜査のためにフィンランドを訪れた亜希とバディを組み、共に事件解決へ向けて奔走する。

日本とフィンランド、およそ7800kmもの距離を越えて2人の刑事が交わり、たどり着く想像を絶する真実。人間という弱く脆い魔物が繰り広げる、美しいほど残酷な事件の結末とは。

撮影は24年12月から、日本とフィンランドを股にかけ、長期間かつ大規模ロケで行われた。
フランスと日本の二拠点生活を送る杏だが、本作の撮影のために約3カ月もの間、家族とともにフィンランドに滞在。本人にとっても新たな挑戦となる本作に、まさに全身全霊をかけて挑んだ。

コメントは、以下の通り。


フィンランドでのドラマ撮影は忘れられない経験でした。日本とフィンランドとの文化的、性格的な共通点をたくさん感じることができて、見たことのない景色と、どこか見たことのあるような安心感が共存していました。今回のドラマでも、歴史的な背景やそれぞれの文化、景色が交差したものになっています。雄大な冬のフィンランドと日本で起こる不可解な殺人事件の中で、アキとヨンはどこに向かうのか、ぜひ見てください!
○ヤスペル・ペーコネン

──本作のオファーを受けた際、脚本を読んだ際の感想

オファーをもらった時は、本当にワクワクしました。脚本には独自の静かな緊張感とリズムがあって引き込まれましたし、新たな雰囲気のクライムドラマになると感じました。視聴者に全てを明らかにしていくというよりは、物語と役者の紡ぎだすものに委ねられた脚本だと感じました。北欧クライムドラマの張りつめた緊張感と日本のサスペンスが持つ独自の魅力がうまく融合したフィンランドと日本の共同製作ドラマである点にも強く惹かれました。

11年前にも日本に来たことがあり、またぜひ訪れたいと思っていました。東京は世界で最も魅力的な街の一つだと思いますし、日本文化も日本食も大好きな自分にとっては、撮影でまた日本に戻ってこられるなんて、まさに夢が叶ったと感じました。


──演じられた役柄をどの様な人物だととらえていらっしゃいますか

ヨン・ライネという人物は自分にとっても徐々にその正体が分かってきたというか、ある一つの型にはまった人物として演じるのではなく、彼の強さと同様に、矛盾や恐れ、内面の衝動も等しく表現したいと思いました。複雑で欠点も抱えていて、ちょっと先の読めない人物というところがまさに人間らしいなと感じています。

【編集部MEMO】
杏は、1986年4月14日生まれ、東京都出身。15歳でファッション誌『non-no』の専属モデルとして活動を始め、ニューヨーク、パリ、ミラノ、東京のコレクションでも活躍するなど、モデルとして国際的なキャリアを築いたのち、俳優業へも活動の幅を広げる。NHK連続テレビ小説『ごちそうさん』のヒロイン役などで幅広い層に浸透。近年は自身のYouTubeで、3人の子どもとフランスへ移住し「2つの家を持つ」形で日本と行き来しながら活動することも発信している。
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