米Microsoftは1月28日(現地時間)、同社2026年度第2四半期(2025年10月~12月期)の決算を発表した。AI需要とクラウドサービスの好調を背景に、売上高・利益とも市場予想を上回った。
一方、AIインフラへの投資負担の拡大や、次期四半期の営業利益率見通しが市場予想を下回ったことから、時間外取引で株価は一時約7%下落した。

サティア・ナデラCEOは決算発表で、「AIの普及はまだ初期段階にあるが、Microsoftはすでに当社の主要フランチャイズの一部を上回る規模のAIビジネスを構築している」と述べ、積極投資の成果を強調した。しかし、市場では巨額投資が将来の収益性に与える影響を慎重に見極める姿勢が続いている。

10~12月期の売上高は、前年同期比17%増の812億7300万ドル。OpenAI関連の投資損失を除いた調整後(非GAAP)の純利益は同23%増の308億7500万ドルだった。1株当たり利益(EPS)は4.14ドルとなり、アナリストの予想平均(売上高802億7000万ドル、EPS 3.97ドル)を上回った。

決算内容が市場予想を上回ったにもかかわらず株価が下落した背景には、設備投資(CapEx)の急増がある。10~12月期の設備投資額は前年同期比66%増の375億ドルに達し、市場予想を大きく上回った。また、2026年1~3月期の営業利益率見通しが45.1%(中間値)と、市場予想の45.5%を下回った。

以下は事業部門別の売上高である。
○More Personal Computing

Windows、デバイス(Surface)、ゲーミング(Xbox)、検索広告などを含む部門の売上高は、前年同期比3%減の142億5000万ドルだった。

「Windows OEM(PCメーカー向けのライセンス)およびデバイス」の売上は同1%増。
Windows 10のサポート終了によるWindows 11への移行需要を背景に、Windows OEMは同5%増だった。

「ゲーミング」は、「Xboxコンテンツおよびサービス」が同5%減、「Xboxハードウェア」は同32%減だった。

「検索およびニュース広告」は、 トラフィック獲得コスト(TAC)を除いた売上高が同10%増となり、堅調な成長を維持した。
○Productivity and Business Processes

Office製品やビジネス向けSNSのLinkedInを含む部門の売上高は、前年同期比22%増の341億1600万ドルとなった。

法人向けMicrosoft 365では、クラウドサービスの売上高が同17%増となり、シート数は6%増加した。一方、Microsoft 365 Commercial製品は同13%増となった。

個人向けMicrosoft 365のクラウドサービス売上高は同29%増となり、契約数は6%増加した。

LinkedInの売上高は前年同期比11%増で推移した。
○Intelligent Cloud

前年同期比28%増の売上高329億700万ドルで、アナリスト予想の324億ドルを上回った。「Azureおよびその他クラウドサービス」は同39%増という高い伸びを示した。一方、サーバー製品は同2%増。ハイブリッドソリューションへの需要やSQL Server 2025、トランザクション型購入の増加が売上を支えた。
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