シチズン時計が展開する「ザ・シチズン」ブランドは、時計としての高い精度や、高品質な素材、仕上げを用いるフラッグシップラインだ。今回はそのザ・シチズンから、レギュラーモデルの「AQ4100-57B」を取り上げる。
光発電エコ・ドライブと高精度クオーツというシチズンの中核技術を、素材と表現の両面からていねいにまとめたモデルだ。
魅せる文字板表現

ザ・シチズンは「大きく羽を広げた“イーグルマーク”」をシンボルとしているが、AQ4100-57Bは文字板の装飾もイーグルの羽根をモチーフにした立体的なパターンだ。イーグルの羽根が重なり合うような凹凸は、光の当たり方によって陰影を変え、イーグルの羽ばたきを描いたような優雅で立体的な動感もたらす。

多面カットの端正なインデックスにも立体感があり、鋭くシャープな針とともに時刻の判読性はとても良好だ。針もインデックスもシンプルだが存在感がある。文字板の模様が主張しすぎないため、時刻情報の読み取りを妨げない。

ケースとブレスレットの素材は、シチズン独自のスーパーチタニウム。チタニウムに対して、独自の表面硬化技術「デュラテクト」を施した素材を、「スーパーチタニウム」と呼んでいる(シチズン時計の商標)。

ベースがチタニウムなので一般的なステンレススチールに比べて軽く、デュラテクトプラチナ加工のおかげでキズ付きにくい。デュラテクトプラチナは名前の通りプラチナを配合したコーティングだ。もともとやや暗めの色味を持つチタニウムに加工すると、明るく透き通るようなシルバー味となる。また、ケースサイズは横38.3mm×厚さ12.2mmと扱いやすいサイズ感で、82gという重さは実際に腕に載せても重いとはまず感じない。


ムーブメントは、年差±5秒という高精度をうたうクオーツ式の「キャリバー A060」を搭載。定期的な電池交換がいらない光発電エコ・ドライブ仕様だ。

耐磁性能や衝撃検知機能、針の自動補正機能を組み合わせた「パーフェックス」も備え、日常使用における誤差要因をできるだけ排除する配慮がなされている。特別な操作を求めず、正確な時刻を保ち続けることを重視した仕様だ。
日常に寄り添う高精度

AQ4100-57Bは高精度はもちろんのこと、個性的で質の高い、しかし主張しすぎない文字板のバランスが秀逸。ケースとブレスレットのデザインもオーソドックスであり、スーツスタイルからオフの装いまで幅広く合わせやすい。

加えて、電池交換や充電の心配が不要、軽くてキズ付きにくいといった点は、普段使いにうってつけ。筆者も色々な時計を所有しているが、外出するときサッと手に取るのはチタン素材で光充電のクオーツモデルが多い(今回のAQ4100-57Bとは別モデルだが……)。AQ4100-57Bはメインで常用する高精度かつ高品質な1本としておすすめだ。

製品名/型番:ザ・シチズン「AQ4100-57B」
ケース/ブレスレット素材:スーパーチタニウム(デュラテクトプラチナ)
ケースサイズ:横38.3mm×厚さ12.2mm
風防:デュアル球面サファイアガラス(クラリティ・コーティング:光の透過率を約99%まで高めたシリコン化合物の多層コーティング)
防水性能:10気圧
ムーブメント:クオーツ式「キャリバー A060」
駆動時間:約1.5年(パワーセーブ作動時)
その他おもな機能:パーペチュアルカレンダー、光発電エコ・ドライブ、パーフェックス(JIS1種耐磁・衝撃検知・針自動補正)

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