インテージは、全国の15歳から79歳の男女5,000人を対象に実施した「バレンタイン」に関する調査結果を公開した。調査期間は2026年1月14日から19日、インテージのマイティモニターから抽出した対象者に対し、インターネットアンケート方式で実施している。

○「渡す予定なし」42.8%、配布用チョコは軒並み減少

2026年のバレンタインに「渡す予定はない」と回答した女性は42.8%となり、前年から4.0ポイント増加した。2024年以降、増加傾向が続いているという。用意するチョコの内訳では、「家族チョコ」が38.7%で4.4ポイント減少。「友チョコ」「義理チョコ」も軒並み減少した。一方、「自分チョコ」は21.3%と横ばいとなり、限られた予算の中でも自分向け消費は維持されている傾向が見られた。
○個人予算は4,943円、前年比108.1%

個人でチョコを用意する女性の平均予算は4,943円となり、前年比108.1%と増加した。2025年に一度減少したものの、2026年はチョコの値上がりなどの影響で再び上昇に転じた形だという。
○予算増の理由は「チョコの値上がり」「物価高・円安」

予算が増えた理由として最も多かったのは「チョコの値上がり」で63.6%と前年から14.8ポイント増加した。次いで「物価高・円安」が39.8%で7.2ポイント増となった。一方、「おいしいもの・よいものを買いたいから」は23.8%と8.2ポイント減少、「デパートで買うから」も8.7%と4.1ポイント減少しており、嗜好よりも価格要因が強く影響している状況がうかがえる。
○板チョコ単価は200円目前、値上げ認知は81.3%

全国約6,000店舗の販売データを集計したSRI+の分析では、板チョコレートの平均単価は2022年上半期まで税込価格100円前後で推移していたが、2024年以降に急上昇し、2025年9月には199円と200円に迫る水準まで上昇した。

チョコの値上げについて「知っていた」と回答した女性は81.3%となり、前年から9.3ポイント増加した。
値上げがあった場合の行動変化については、67.5%が影響ありと回答し、「価格帯が低いチョコを買う」(33.7%)、「個数を減らす」(24.6%)、「安く買える購入先で買う」(18.9%)が上位となった。
○義理チョコ離れが加速、「参加したくない」85.4%

有職女性を対象に職場の義理チョコへの参加意向を調査したところ、「参加したくない方だ」と回答した割合は85.4%となり、調査開始の2022年以降で過去最高を更新した。前年からも1.2ポイント増加している。

インテージは、2026年のバレンタインは価格高騰の影響がこれまで以上に消費行動へ反映された結果となったと分析。「渡さない」層が増える一方で、「自分チョコ」が横ばいで推移していることから、支出を抑えながらも自分向け消費は維持する二極化傾向が進んでいるとみている。
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