1,000円前後でお酒1杯+つまみを楽しむ「1000円くらいで1杯飲んで帰りたい」シリーズ。今回は天丼チェーン「てんや」でのちょい飲みです。
てんやにはお得な「てんやちょい飲みセット」がありますが、この日の気分に正直になった結果「コスパだけに流されないのが大人」な飲み方をしてきました。

○大丈夫、だれも私を見ていない

平日のお昼時を外し、午後てんやに入りました。店内には男性客ばかり。通しで営業しているので、遅めのお昼でも入れるのが良いところ。お仕事の合間でしょうか、カウンターもテーブル席も1人客しかいません。全員が天丼を注文している中、「ここでちょい飲みしたら変な目で見られるか」と一瞬躊躇したものの、結論誰も私の方を見るどころか気にする人もいませんでした。それなら気にせず好きなものを頼めばいいじゃない。

てんやには「ちょい飲みメニュー」として、天ぷら4点と生ビール(日本酒も選択可)がセットで800円の「ちょい飲み生ビールセット」、そして天ぷら4点と塩辛&純米吟醸酒がセットで1,000円の「ちょい飲み吟醸酒セット」があります。追加で単品の天ぷらを加えることもできますし、お酒の種類も充実。ちょい飲みへの歓迎感がありがたいです。

「ちょい飲みメニュー」は非常にお得ではあるのですが、てんやで実は気になっているメニューがありました。それが「チーズ天ぷら」。


このチーズ天ぷらを筆頭に、単品でいくつか組み合わせていくことにしました。揚げ物メニュー以外にも豚汁やおひたし、冷奴などもあるんですね。

○時間差なく届くチェーンの優秀なオペレーション

注文後、5分ほどですべてが同時に届きました。さすがにこの瞬間は「え、昼からビール飲んでるよ、しかも天丼じゃないもの頼んでいるよ」と思われないか周囲の目が気になりましたが、やはり誰も見向きもしません。安心してちょい吞みを始めます。

時間差なく届いたことで、まだ泡が元気な生ビールを心置きなく飲めるのは至福です。

おつけもの、そして大根おろし+生姜もついてきました。単品でもついてくるんですね!

大根おろし+生姜もつまみとして楽しめます!!

さて、一見何かはわからない丸い天ぷらが2個届きましたが、これが今回のメイン「チーズ天ぷら」です。

メニューの写真から、チーズがにょーんと伸びることを想像していましたが、実際にはそこまで伸びません。全然伸びなくてもいいんですけど、サクサクっと歯切れの良いモッツアレラチーズが使用されていました。かなりあっさりしています。

チーズ天ぷら自体には塩味はついておらず、ナチュラルな味わいだったので、つまみとして楽しむなら塩を振るのが良いかな……と思いましたが、卓上に塩はありません。
あれ、「藻塩」がありませんでしたっけ? たまたまこの卓(orこの店)だけなかったのか……。今回は天つゆにつけて食べてみました。

しかしこれが正解だった! 当たり前といえばそうなのですが、天つゆとの相性が良すぎたのです。試していないのに断言するのもどうかと思いますが、たぶんこれ塩かけるより天つゆのほうが美味しいのでは。チェーンのメニュー開発を舐めてはいけません。
○結論、「コスパ重視だけが正解じゃない」

続いては、単品メニューから選んだ「海老」と「いか」です。「盛り合わせ」の方がコスパ的にはお得な気もしますが、アラフォーのひとり飲みはこのくらいの量で収めておくのがトータルでちょうど良い、とここ数年で心得ています。

生ビールを楽しんだり、チーズ天ぷらで試行錯誤したりと楽しんだりと時間が経っていても、衣がガリガリのまま保たれているのはさすが天丼チェーンです。こちらも天つゆで楽しみました。

最後はいか。今回はどれも食材自体が脂っこくないものを選びました。たんぱくな食材と揚げ衣をじゅわっと天つゆにつけ、生ビールで流し込む。
あまりにもガツンと揚げ物は負担に感じる日もあるけれど、このくらいのバランスがほどよく満足感があると思うんですよね。

そしてお会計は1,060円! お財布に優しい金額でありながら、ひとり飲みとしてもあるいは軽い晩御飯としても大満足の内容です。

コスパを求めるなら「てんやちょい飲みセット」が良いとは思いますが、コスパだけに流されないのが大人。

大学時代にキャンパスの最寄駅前にてんやがあり、昼休みによく食べていました。当時は天丼が500円でした……消費税も5%でしたし。今は税込690円なんですね。時代の流れを感じつつ、コスパだけを気にせずちょい飲みができるようになった自分を「大人になったなぁ」としみじみしてしまいます。
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