アイペット損害保険は、犬・猫を亡くした経験を持ち会社に勤める飼育者1,000名を対象に、「ペットロスが仕事に与える影響調査」を2025年11月21日から11月23日にかけてインターネット調査で実施した。

○「ペットロス」の認知度は約9割、経験者は約7割

「ペットロス」という言葉を「聞いたことがあり、意味も知っている」と回答した人は87.0%だった。
「聞いたことはあるが意味は知らない」(6.0%)を含めると、認知度は9割を超えた。実際にペットを亡くした際にペットロスになった経験があると回答した人は67.6%となり、多くの飼育者がペットロスを経験している実態が明らかになった。
○約6割が「ペットは家族」、約8割が人と同等の存在と認識

ペットの存在については、「家族」と回答した人が60.3%で最多だった。次いで「ペット」(14.4%)、「子ども」(13.5%)が続いた。「家族」「子ども」「兄弟・姉妹」を合計すると約8割にのぼり、多くの飼育者がペットを人間と同等の家族として捉えていることが分かった。
○ペットを亡くしても約7割が仕事を休まず、理由は「理解されないと思ったから」

ペットを亡くした際に仕事を休んでいないと回答した人は73.0%だった。休まなかった理由で最も多かったのは「ペットを亡くしたことを理由に休むのは理解されないと思ったから」で41.0%となった。次いで「ペットを亡くしたことを理由に休むのはよくないと思った」が26.2%となり、休暇取得への心理的ハードルの高さがうかがえる結果となった。

○ペットロスで約7割が仕事のパフォーマンス低下、数週間集中できない人も

ペットロスによって仕事のパフォーマンスが一時的に下がったと感じた人は68.5%だった。仕事に集中できなかった期間は「数週間」が25.7%で最多となった。「1か月」(12.5%)、「数か月」(11.7%)、「半年以上」(6.2%)を合計すると約3割に達し、長期間影響を受けている人も一定数いることが分かった。
○ペット休暇の必要性、「あった方が良いが現実的に難しい」が約半数

ペット休暇の必要性については、「あった方が良いとは思うが現実的には難しい」が51.4%で過半数を占めた。
「必要だと思う」(28.7%)と合わせると、約8割がペット休暇の必要性を感じている結果となった。
○必要なのは制度だけでなく「ペットは家族」という職場の理解

職場でペットを亡くした人への理解促進や支援に必要なものとしては、「社内での『ペットは家族』という価値観への理解」が35.7%で最多となった。次いで「柔軟に対応できる働き方の許容」(31.8%)、「社内のペットロスへの理解」(30.1%)、「ペットを亡くした際に休暇を取得できる制度」(29.6%)が続き、制度面だけでなく職場全体の意識や風土の重要性が浮き彫りとなった。
○まとめ

本調査から、多くの飼育者がペットロスを経験しながらも仕事を休まずに働き続け、約7割が仕事のパフォーマンス低下を感じている実態が明らかになった。休暇制度の整備に加え、職場での理解や柔軟な働き方への対応が求められている状況といえそうだ。
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