Ms.Academyは、在宅ワークで月5万円以上の継続収入を得ている女性226名を対象に「在宅ワークのスキル選びに関する実態調査」を実施した。調査期間は非公開、調査対象は全国の在宅ワークで月5万円以上を稼ぐ女性226名、調査方法はインターネット調査。
調査では、稼げる在宅ワークの成否は「前職経験とWebスキルの相性」が大きく影響している実態が明らかになった。

○在宅ワークで月5万円以上を稼ぐ女性に聞いた「スキル選び」に関する実態調査

本調査は、現在在宅ワークで月5万円以上の継続収入を得ている女性226名を対象に実施。回答者は30代・40代が約7割(69.9%)を占め、6割以上(64.2%)が子育て中。職業内訳は「パート・アルバイト」(29.2%)が最多となり、「専業主婦」(22.6%)、「正社員」(22.6%)がほぼ同水準。限られた時間の中で在宅ワークを収益化している“実践層”のデータとなっている。
○副業初心者が失敗しやすい理由は「始めやすさ重視」

「今の仕事で稼げるようになる前に失敗経験があるか」という質問に対し、58%が「別の副業から乗り換えた経験がある」と回答した。

失敗した仕事内容の上位は「ポイ活、アンケート回答」(60.2%)、「データ入力」(31.0%)となった。失敗理由の最多は「簡単そうという理由だけで選び、単価が安すぎて消耗したから」(55.9%)。始めやすさを優先した結果、スキルが積み上がらず、収益につながらなかったケースが多いことが分かった。
○月5万円以上稼げる職種に偏りが出る理由

安定して月5万円以上を稼いでいる在宅ワーカーの職種ランキングでは、クライアントワーク型の仕事が上位を占める結果となった。最も多かったのはWebライティング・編集で30.5%、次いでオンライン秘書・事務代行が19.5%、物販が10.2%、SNS運用代行とWebコンサル・マーケティングがそれぞれ4.4%、Webデザイン・画像制作が4.0%となっている。

上位にランクインした職種の共通点は、ポイ活や単純作業のような作業型ではなく、クライアントに対して価値を提供する「価値提供型」の仕事である点だ。
特にWebライティングとオンライン秘書は、これまでの社会人経験を活かしやすく、継続案件につながりやすい傾向が見られる。

一方で、Webデザインは単発案件が中心になりやすく、安定した収益を得るためには営業力や明確な差別化スキルが求められる。そのため、継続収益化のハードルが高い職種であることも今回の調査から浮き彫りになった。
○職種別「前職×Webスキルの相性マップ」

「前職の経験は在宅ワークに活きているか」という質問では、49%が「活きている」と回答した。調査結果を分析すると、前職ごとに相性の良い在宅ワークが明確に分かれた。
○事務職経験者がオンライン秘書に向く理由

事務職や総務、経理経験者は、オンライン秘書や事務代行と相性が良い傾向が見られた。正確なPC操作、メール対応、スケジュール管理といった基礎スキルが、そのまま即戦力として評価されやすい。
○接客・販売経験者がWebライターに向く理由

接客業経験者はWebライターとの相性が高い。顧客ニーズをくみ取る力や分かりやすく伝える力が、読者視点の記事作成に直結するためだ。
○保育・医療・福祉経験者が専門領域で強みを持つ理由

保育、医療、福祉分野の経験者は、オンライン相談や専門ジャンルのライティングで強みを発揮する傾向が見られた。対人支援スキルや専門知識は、代替されにくい価値として評価されやすい。
○稼ぎ続ける人が重視している理由は「積み上げ型」

安定して月5万円以上を稼いでいる層の仕事選びには、共通する3つの特徴が見られた。
まず重視されているのが将来性で、単発タスクのような一時的な収入源ではなく、Webライティングやサポート業務など中長期的に需要が続く職種を選ぶ傾向が強い。

次に「積み上げ」を意識した選択が挙げられる。「毎日コツコツ続ける習慣化」が49.1%、「信頼や実績の積み上げ」が35.4%と上位に入り、経験を重ねるほどスキルや単価が向上する仕事を選んでいる実態が明らかになった。

さらに、前職との接点を重視する傾向も顕著で、全くの未経験分野に飛び込むのではなく、過去の経験とつながる分野を選ぶことで、初期段階での挫折を防ぎやすくなっている。
○安定収益まで時間がかかる理由

学習開始から月5万円を安定して稼げるまでの期間は「3ヶ月~6ヶ月未満」が25.2%と最多。一方で「半年以上かかった」人も38.5%にのぼった。短期間での即金化よりも、半年から1年をかけてスキルを育てる姿勢が結果的に近道になる実態が見えてきた。
○まとめ

今回の調査から、在宅ワーク成功の鍵は「新しいスキルをゼロから身につけること」ではなく、「過去の経験をWebスキルにどう変換するか」にあることが明らかになった。多くの主婦が当たり前だと思っている事務スキルや接客経験こそが、市場価値のある武器になる。正しい職種選びと経験の活用ができれば、在宅ワークでの安定収益は現実的な選択肢になると言えそうだ。
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