レバテックは2月5日、IT人材と企業担当者を対象に実施した調査結果「レバテックIT人材白書2026」のうち、IT人材のAI利用に関する分析結果を発表した。20代のIT人材では業務でAIエージェントを利用する割合が約5割に達しており、利用者の7割以上が業務においてポジティブな効果を実感しているという。


○IT人材全体でAIの利用経験は1年で約1.5倍に増加

調査によると、IT人材全体では67.8%が業務でAIを利用した経験があると回答し、昨年の調査と比較して約1.5倍に増加した。利用頻度は「ほぼ毎日(34.0%)」「1週間に2~3回程度(33.9%)」と、日常的にAIを活用する人材が増えている。利用ツールは「ChatGPT(75.3%)」が最多で、「Microsoft 365 Copilot(47.3%)」「Gemini(40.7%)」が続き、Geminiは昨年の調査と比較して利用率が約2倍に伸びたという。

AIの活用方法については「実装・コーディング(32.8%)」が「提案・営業(31.6%)」をわずかに上回り最多となり、技術・非技術問わず幅広い業務で利用されていることが分かった。AIの導入による業務効率化については、7割が「効率化された(70.0%)」と回答し、昨年の54.3%から15.7ポイント増加した。

業務でAIエージェントを活用するIT人材は全体で29.9%だったが、20代では48.9%とほぼ半数が利用しており、世代間で利用状況に大きな差が見られた。利用目的は「定型業務・反復作業の自動化(53.1%)」「開発スピードの向上(52.0%)」が上位となり、「ミスの削減・均一化(32.2%)」「データ分析の高度化・迅速化(23.3%)」が続いた。

AIエージェントの利用による効果については、71.3%が「ポジティブな効果があった」と回答し、「変化はなかった(26.1%)」「ネガティブな効果があった(2.6%)」を大きく上回った。具体的には「アウトプットの質と量が向上した(53.6%)」「業務効率が改善した(51.4%)」が5割を超え、「創造的・戦略的な業務に時間を使えるようになった(46.7%)」も半数近くに達したとしている。

一方、効率化を実感できない理由としては「効果測定をできるほどの変化がない(26.6%)」「導入されて間もないため効果が分からない(24.2%)」が上位に挙がり、導入効果の把握が課題となっている。

レバテックの泉澤匡寛執行役社長は「AI活用は単なる業務の効率化に留まらず、IT人材のキャリア形成や企業の競争力を左右する重要なテーマとなっていく」とコメントしている。

なお、この調査は2025年11月12日から19日にかけて、インターネット調査にて実施された。
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