リサーチ・アンド・イノベーションは2月6日、「ボンボンドロップシール」に関する分析結果を発表した。調査は、同社が開発・運営するアプリ「CODE」の購買データをもとに行われた。


○購買データから見える、新しいシール市場の姿

2026年、シールがかつてない熱狂に包まれている。店頭では「入荷30分で完売」が相次ぎ、ロフトの一部店舗では抽選販売が行われるなど、もはや社会現象と言っても過言ではない。SNSを開けば、透明バインダーをお気に入りシールでデコレーションされた「令和版シール帳」の投稿が溢れ、タイムラインはキラキラと輝いている。この異常なまでの盛り上がりについて、購買データをもとに分析が行われた。
○シール市場は昨夏から一気に加速

購買データを見ると、おもちゃシールの売上は昨夏を境に急上昇していることが分かる。これまでは特定のアニメファンや子供たちが中心だった市場だが、最近はどうやらその域から飛び出している様子がうかがえる。

○圧倒的主役は「ボンボンドロップ」

数あるシールの中でも、「ボンボンドロップシール」(以下ボンボンドロップ)の存在感は突出している。次に売れている「うるちゅる」シリーズと比較しても差は大きく、ブームの主役といえる状況だ。立体的で映えるビジュアルがSNSと相性抜群で、人気キャラクターとのコラボも追い風となったと考えられる。

○「平成女児」と「令和女児」が世代を超えて起こすブーム

そもそもシール帳やシール交換といった遊びは、2000年代初めの女子小学生の間で流行したものだった。それが今、平成リバイバルに合わせて、当時の「平成女児世代(現在は20代)」の間で再燃。そこにSNSを通じて令和の女子小学生も合流し、世代を超えたムーブメントとなっている。
実際に20代以上の購入者を確認すると、20代は独身女性の購入が多いのに対し、30代・40代は子持ちの女性、さらには男性(パパ層)の購入も目立つことが分かった。

○検索上位は「どこで買える?」

しかし、このブームに供給が追いついていないのが現状だ。Googleトレンドを確認すると、急増した関連語句には「どこで買える」「入荷」「在庫」「再販」といった切実な言葉が並ぶ。アプリに寄せられる口コミでも、「とにかく見付けたら買わないと、次買おうなんて売ってないから」「やっと出会えた!」「手に入らないものなので、やっと手にしてかわいいと感動」「ゲリラ販売に出くわし、たまたま買えました」といった、まるで宝探しのような報告が相次いでいる。
○「いつ・どこで」買えるのか、購買データから特定

入手困難な「ボンボンドロップ」だが、いつ・どこに行けば入手できるのか。

販売個数の多かった上位5チェーンを確認すると、購入個数のピークは1日に2回あった。それは「開店直後」と「在庫補充が行われると考えられるタイミング」だ。

同社によれば、店舗を効率よく回り、本気で購入を狙う場合は「朝8時にセブンイレブンに向かい、その後ドンキやLOFTの開店時間を狙う。午後は14時頃にイオンに向かい、夕方16時頃にキディランド」…といったルートが、ちょっとハードだが良さそう、とのこと。「そこまではちょっと」というライト派には、開店直後10時台と、多くのチェーンで在庫補充が多い14時台に絞って近場を覗いてみる、というルートが紹介されている。
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