ダンスの話ではなかった。求められたのは、想像力のスケールだった。
「3階席、4階席、アリーナ飛び越えて宇宙」──望月春希が授かった、“エアあやや”に必要なマインドセットとは。

○現役アイドル・約150名が作品を鑑賞

9日に行われた、Netflix映画『This is I』(Netflix独占配信中)の「This is アイドル試写会」には、主人公アイと同様に”アイドルになる夢”を志した「=LOVE」「≠ME」「≒JOY」のメンバーらを含む現役アイドル・約150名が招待され、望月春希、斎藤工、松本優作監督、はるな愛らと共に作品を鑑賞。作品が終わると大きな拍手が巻き起こり、会場は感動と興奮に包まれた。
○エアあややのコツは?

Q&Aのコーナーでは、=LOVEの大谷映美里からの「エアあややのコツを教えてください」という質問に対し、アイ役を演じた望月は「愛さんに動画を送ったら、電話がかかってきて。ものすごく丁寧に『ここダメ。口開いてるよ』って! 『3階席、4階席が全然見えてない、想像できてない』って」と振り返り、「あっ、そういうことかって。エアあややってダンスじゃないんだ、みたいな。本当に魂なんですね。3階席、4階席、アリーナ飛び越えて宇宙みたいな。そこまで想像して踊らないと成立しないという大切さを教えていただいた。まずはイマジネーション、マインドセットからでした」と答えた。

すると、はるなは「はじめは店の中でできた芸なので、ちっちゃなお店だけれども、2階席、3階席が見えてこそ、アイドルのコンサートだから。
それは松浦亜弥さんの声の力の中に全て入ってるのでっていうことを一生懸命(話した)。あとはズバッとの脚の開きはもっと開いたほうがいいとか。一生懸命やっていただきました。私よりもすごいうまいエアあややが誕生しました」と絶賛しながら、「(アリーナを超えて宇宙は)私は言ってないので、超えてました(笑)」と明かし、笑いを誘った。

○Netflix映画『This is I』

2007年、エアあややの口パクモノマネで一世を風靡した、はるな愛。世間の冷たい視線に苦しみながらも「アイドルになりたい!」という夢を手放さなかったひとりの少年・ケンジの運命を変えたのは、一人の医師・和田耕治との出会いだった。

二人の生き方を記した本、はるな愛『素晴らしき、この人生』(講談社)、和田耕治・深町公美子『ペニスカッター:性同一性障害を救った医師の物語』(方丈社)を参考に、当時の日本ではタブーとされていた性別適合手術のリアル、そして2人の命さえ預け合う信頼関係と強い絆が、80~90年代を彩ったヒットソングと心躍る軽やかなダンスと共にNetflix映画としてカラフルに描かれる。

主演を務めるのは、オーディションで選ばれた18歳の新星、望月春希。オーディションで選ばれた望月が、演技レッスンや監督とのワークショップを重ね、役作りにも徹底的に向き合い、スクリーンの中で“新しい時代のアイコン”としてこれまでにない輝きを放つ。主人公に大きな転機をもたらす実在の医師・和田耕治役には、幅広いジャンルで確かな存在感を放つ実力派俳優・斎藤工が熱演。
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