マイナビは2月17日、「マイナビ 2027年卒 大学生キャリア意向調査1月<インターンシップ・キャリア形成活動>」の結果を発表した。調査は2026年1月20日~1月31日、2027年3月卒業予定の全国の大学生、大学院生1,161名を対象にインターネットで行われた。

○27年卒学生の「理想の初任給」は平均28.8万円

これから就職先を検討する際、理想的な初任給の金額について聞いたところ、平均で28.8万円となった。厚生労働省の調査によれば、令和6年度の大卒初任給(平均)は24.8万円であったため、学生の理想と実態には4.0万円の差がある。

回答の分布をみると、30万円以上と回答した割合も49.5%と約半数だった。「マイナビ2026年卒 企業新卒採用活動調査」によると、88.8%の企業が初任給の引き上げを行っていた。昨今は賃上げの報道も多く、こうした報道や企業の動きをみて、学生の初任給に対する期待も高まっていると考えられる。

また、初任給が自分の希望に満たない場合でも魅力的に感じる企業の特徴を聞くと、「希望する勤務地で働ける企業(40.5%)」が最も多く、次いで「この人と働きたいと思える人がいる企業(40.0%)」、「賞与(ボーナス)の支給が安定している企業(39.5%)」などが続いた。

○学業とキャリア形成活動の両立が「大変」約8割

1月にインターンシップ等のキャリア形成活動に参加した学生の割合は49.4%で、前月より11.0pt減少となった。学業とインターンシップ等のキャリア形成活動の両立はどの程度大変かを聞いたところ、79.8%が「大変(とても大変+やや大変)」だと回答した。また、学業とインターンシップ等のキャリア形成活動の両立について困ったことを聞くと、「授業とインターンシップ等のキャリア形成活動が重なって参加できないことがあった(52.0%)」が最多であった。学生の授業スケジュールと企業側のインターンシップ等のプログラム日程が重なってしまい、両立が困難となっていることがうかがえる。

○企業から両立「配慮されている」62.1%

学業とインターンシップ参加等のキャリア形成活動の両立について、企業側の配慮をどのように感じているか学生に聞いたところ、62.1%が「配慮されている(とても配慮されている+ある程度配慮されている)」と回答した。昨今では学業への配慮のため、プログラム実施について工夫を凝らす企業も多く、過半数の学生がそうした企業側の対応を肯定的に捉えているようだ。


また、企業のどのような配慮が助かるか聞くと、74.8%が「複数日程を用意される」と回答しており、日程面での柔軟な選択肢の幅を求めていることがわかる。
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