日本製鉄は2月20日、三重県伊勢志摩・船越浜において進めている藻場再生の実証実験を中心に紹介した動画「UMIMORIプロジェクト 伊勢志摩」を制作し、公式YouTubeチャンネルで公開した。鉄鋼スラグを活用した「海の森づくり」の取り組みを紹介する内容だという。


○取り組みの概要

同社は、磯焼けの進行により減少した藻場の再生を目的に、鉄鋼スラグを活用した鉄分施肥材「ビバリーユニット」および海藻の着床基材となる「ビバリーロック」を用いた「海の森プロジェクト(UMIMORI)」に取り組んできた。

伊勢志摩・船越浜では2022年秋から実証実験を開始しており、今回の動画ではその取り組みや、海中に形成されつつある藻場の様子を紹介している。

これまでの取り組みにより、多くのビバリーユニット適用海域で藻場の再生・回復が確認されるとともに、漁獲高向上の効果も報告されているとのことだ。

また、海草・海藻が大気中のCO2を大きく吸収するブルーカーボン(海洋生態系によるCO2の吸収・固定)効果への注目も高まっており、藻場の回復・造成が地球温暖化対策に資する可能性があるとされている。

日本製鉄は今後も、磯焼けした海への鉄分施肥材の設置・拡大を通じ、藻場の再生による「海の森づくり」と「ブルーカーボン」の推進を続けていくとしている。

動画は詳細版とショート版の2種類が公開されている。
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