エルゴジャパンは2月25日、路上喫煙に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は2025年12月、20歳以上の男女360名を対象にインターネットで行われた。

○生活圏での路上喫煙に関する印象

路上喫煙を「ほぼ毎日見かける」と回答した人は9.4%だった。また、「毎日」「週に数回」「月に数回」を合わせた、比較的頻繁に路上喫煙を目にする人の割合は44.7%となり、約2人に1人が生活圏の中でいまだに路上喫煙を目にしている実態が明らかになった。

さらに、路上喫煙についてどのように感じるかを尋ねたところ、「とても不快に感じる」「やや不快に感じる」を合わせると70%に達し、多くの人が路上喫煙に対して否定的な印象を抱いていることがうかがえる。

○飲食店・オフィスビルでの路上喫煙に関する印象

飲食店やオフィスビルの前では、路上喫煙を「ほぼ毎日見かける」と回答した人の割合は3.9%と低い結果となった。一方で、「毎日」「週に数回」「月に数回」を合わせた、路上喫煙を目にする人の割合は44.8%となり、生活圏における割合と同程度であることがわかった。

路上喫煙について「とても不快に感じる」「やや不快に感じる」と回答した人の割合は63.1%に上った。さらに、たばこの吸い殻が落ちている状況についても、81.3%の人が「不快に感じる」と答えており、路上喫煙やその痕跡が、飲食店やオフィスビルにとって非常にマイナスのイメージにつながっていることがうかがえる。

飲食店やオフィスビルの前にたばこの吸い殻が落ちている場合の印象について尋ねたところ、「管理が行き届いていない」という印象を持つ人が最も多く、53.9%に上った。これに続いて、「店舗・企業のイメージが悪くなる」と回答した人が37.8%となった。

また、飲食店等店舗やオフィスビルの前に「吸い殻が多く落ちている」場合の印象も「悪くなる」が73.9%を占める。

路上のごみについては、必ずしも当該の飲食店やオフィスビルに責任があるとは限らず、場合によっては直接の関係がないともいえる。しかしながら、実際には吸い殻が放置されていることで、店舗や企業に対してマイナスの印象が形成されてしまうことが、これらの回答結果から明らかになっている。


飲食店やオフィスビルが屋外に灰皿を設置している場合の印象について尋ねたところ、「好印象」「やや好印象」を合わせた割合は24.7%にとどまった。裏を返せば、約75%の人は「印象は変わらない」もしくは「かえって印象が悪くなる」と感じており、店外やビル外における分煙対策は、十分な効果を発揮しているとは言い難い実態がうかがえる。

一方で、喫煙ブースを店内に設置するなどの喫煙対策については、49.1%の人が「好印象」と回答しており、屋外対応と比較して、より高い評価を得ていることが明らかになった。これらの結果から、店内での分煙対策は、利用者や来訪者に対して一定の効果を発揮していると考えられる。

○路上喫煙の印象や子供への影響

路上喫煙による煙やにおいについて質問したところ、とても気になる、やや気になると答えた人は、全体の71.7%にも上り、路上喫煙について気にする人がとても多いことがわかった。

路上喫煙による「やけど」「子供への危険」について質問した。実際に一度以上、危険を感じたことがある人の割合は35.5%に上り、約3人に1人が路上喫煙に対して危険を感じているという結果となった。さらに、「まだ経験はしていないものの、危険だと思う」と回答した人も48.9%に達しており、多くの人が潜在的な危険性を認識していることがうかがえる。

これらの結果から、分煙対策を適切に行うことは、単なるマナー向上にとどまらず、社会的責任を果たすことにもつながる重要な取り組みであると考えられる。

○喫煙ブース設置における効果

喫煙ブースの設置による路上喫煙の減少効果について、「とても効果がある」「ある程度効果がある」と回答した人は合計で65%に達した。さらに、屋内(店内)への喫煙ブース設置を望む声についても、「強く設置してほしい」「できれば設置してほしい」を合わせると52.2%となり、半数以上が設置に前向きであることが明らかになった。これらの結果から、飲食店や企業への喫煙ブース設置による分煙効果への高い期待がうかがえる。


○分煙対策における社会貢献

最後に、路上喫煙対策が街にもたらす影響について質問したところ、「街の印象がかなり良くなる」「少し良くなる」といった肯定的な評価の合計は79.7%に上った。企業や飲食店が分煙対策に取り組むことは、自社のイメージ向上にとどまらず、街全体の印象改善にも寄与する社会貢献活動であることが示されている。
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