プロンプトへの対話で簡単にアプリを構築できるバイブコーディング。手元で動くシンプルなアプリから複雑な動作を見せる斬新なソフトウェアまで、プログラミングの裾野の広がりが真新しい成果物として目を奪うが、順調なプロジェクトが突如として崩壊するケースが「Red Hat Developer Blog 」に掲載されている。


複数の小さなバイブコーディングプロダクトが問題なく3カ月で完成、新たな機能追加などスケールアウト、オーケストレーションの段階に入った途端に他の機能を破壊してしまうケースだが、寄稿者のTodd Wardzinski氏は、"バイブコーディングは近年登場した開発手法のなかでも最もエキサイティングであると同時に、最も危険な手法"と評し、ひとつの変更を加えただけで、ほかの機能を壊してしまうことが起こりえることを示す。

コントロールが効かない状況があとから生まれる悲劇を回避するよう促しているが、規模を大きくしていくと仕様を定義し、設計・実装・テストを行う仕様駆動開発(Spec-Driven Development:SDD)の視点が欠かせなくなるため、ソフトウェアの仕組み、アーキテクチャや依存関係、制約などの一定知識が必要となる仕様書駆動開発の考え方が求められてくる。Todd Wardzinski氏は、バイブコーディング効果を否定しているのではなく、活躍できる場所を機能テストで出力検証できる範囲に絞るなどコントロールするスキル向上の必要性を訴える。

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