マイナビニュース・エンタメチャンネルの新たな定番記事を目指すお試し企画「日曜トライアル」。今回は、マイナビニュースがこれまでに取材してきた記者会見で、とりわけ独自の存在感を放っていた人を取り上げる【だから、記者会見はおもしろい】をお送りする。
今回は、定番のボヤきで会見をいつでも盛り上げてくれる、信頼と実績の俳優・大泉洋を取り上げる。

○映画『探偵はBARにいる3』製作発表会見より(2017年2月1日掲載)

4年ぶりとなる新作に、松田龍平が「大泉さんが忙しいから」と言い訳すると、大泉は「あなたこそ、連ドラ(TBS系ドラマ『カルテット』)やってるよね今?」と抗議。大泉は「なんで連ドラ受けるの!? 決まってましたよねこっち」と責めたが、松田は「とにかくうれしいです。ありがとうございます」とかわしていた。

2月中旬からの撮影に、大泉はなおも「本当に心配なのは松田くんのスケジュール」と不安げな様子に。「(『カルテット』が)『トリオ』っていうタイトルに変わるんじゃないか、なんとか残りの3人でやってもらうしかない」とドラマについて心配しながら、「アクションとかもあるので、『バイオリン弾いてんじゃねーよ』と私は思っちゃいますけど」と訴えていた。
○映画『騙し絵の牙』「大泉洋の 1 日直属部下選考・オンライン面接イベント」より(2021年3月18日)

イベントは、「新入社員が選ぶ『理想の上司』」で俳優・歌手部門1位に選ばれた大泉洋の1日直属部下を募集する、というプロジェクトの一環で、大泉洋本人が面接官としてエントリーシートを見つつ、優秀な“部下”を採用するための最終オンライン面接を実施した。

実際に就職活動中だという参加者が「自分が失敗したときに上司の大泉さんがどういう反応をするか見たい」と言うと、大泉は「受かると思いますか!?」とつっこむが、その態度が「圧迫面接」と批判を受ける一幕も。ところが、映画プロデューサーを目指していることがわかると、大泉は「さっきはごめんね、圧迫面接しちゃって」と態度を一変。「今、ADなんか何年かしたらすぐ監督で撮っちゃうでしょ。ADの子とか絶対怒っちゃダメ。大事にしなきゃ行けないのはAD! ベテランの監督なんかすぐ辞めちゃうんだから!」と昨今の状況を示し、「さっきの、ほんと面白いかなと思ってやっただけですからね」と弁解していた。

○映画『こんにちは、母さん』初日舞台挨拶より(2023年9月1日掲載)

完成報告会見から通して、「吉永小百合から大泉洋は生まれない」と話していた大泉だったが、公開初日を迎えて心境に変化があったそうで、「もう本当に母としか思えない。いまや吉永小百合からは大泉洋“しか”生まれないと思ってます!」と自信たっぷりに話す。さらに今後の吉永小百合の息子役のキャスティングに関しても「どんな映画でも息子は私なんだ! 息子がいない映画だとしても裏設定としては俺だ! と。違う役者がやるって言うんだったら、もう決闘ですよ!」と宣言し、笑いを誘った。

一方、“息子宣言”された吉永は「よ~くこれから考えてみます」と返答。これには会場も大きな笑いに包まれ、大泉も大笑いしながら「ここで即答しないっていうのが、やっぱり賢い方だなと思います(笑)」と納得した表情を見せていた。

(中略)続けて「先ほどああは申しましたけども、どの作品でも私が息子というのはちょっとおかしいかもしれないなと私も反省しております。家にやってくる配達員とかで構いませんので、またお仕事させていただければと思います。お母さん、ありがとうございました」と感謝を伝えた。
○映画『ディア・ファミリー』公開初日舞台挨拶より(2024年6月14日掲載)

作品にちなみ、自身の家族への思いについて聞かれると、大泉は「両親に『映画というのは公開になってから週末3日間が大事なんだ』と。『この3日間の間に必ず映画に行け』と言うんですね」と話し始める。

しかし大泉は「両親は87の高齢ですから『あんたね、そう言うけど、年寄りは3日間の間に行けって言われたも大変なんだよ』『いいから行け』『でも私たち2人が行ってなんか変わるのかい?』と。
『いいから行け、2枚でもいいから行け』『そんなに言うならあんたが何百枚もチケット買えばいいんじゃないか』『うるさい、いいから行け! 友達に伝えろ』と言うんですけど、私は一体何を言いたいんですかね?」とゴールを見失った様子。

「初動が大事と言いたいわけでなく、両親に感謝している。両親はこの3日間の間に行くでしょう、老体に鞭打って。『行け』『できれば2~3回行け』と」と感謝をしながらも映画業界における初動の大切さを説いていた。
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