「お金を使わなくても、お金が減っていく時代」を今の子どもたちは、どう生きていけばいいのか? 『資産7億円の父が子どもに伝えたい本当のお金持ち入門』(上岡正明 著/大和書房 刊)は、YouTubeの登録者数約40万人の経営者兼投資家・上岡正明氏が、次世代の子どもたちに「これだけ」は伝えておきたい「お金の知識と哲学」を伝える一冊です。本書から一部を抜粋して紹介します。

○「平常心」をつくり出す2つの方法

投資では市場の動向に合わせてお金を投入するか、あるいは引き揚げて損失を最小限に抑えるかを冷静に判断しなければならない。

そんな時、自分の欲に負けたり、気分次第で売買するなど、ムラがあっては安定して利益を上げることはできない。

だから、習慣によって自分を制御する力をつけておく必要がある。

そのためには、自分の感情や思考を管理する技術を身につけよう。

具体的には、「感情の脳(扁桃体)」の暴走を「理性の脳(前頭前野)」でコントロールする技術で、その技術を身につけるには、「環境づくり」と「メタ認知トレーニング」が効果的だ。

環境づくりとは、「そうせざるを得ない環境」を自分でつくるということだ。

「起床したら枕元のランニングウェアに着替え、ランニング」
「スマホの誘惑を断つため、勉強部屋や仕事部屋に持ち込まない」
「健康的な食事のために冷蔵庫の目立つところに野菜やフルーツを置く」

などの習慣を続けるための環境づくりを徹底する。

ハーバード大学の研究者ショーン・エイカー博士は、手間を「20秒」増やすだけで、習慣は消えると提唱している。

人にはゲームの体カゲージのようウィルパワー(意志のカ)が存在する。決断するたびに、このウィルパワーは減少してしまう。「毎日、何かを続けよう」と思っても、人間の意志力は弱く限りがある。

だからこそ、続けられる環境という仕組みをつくって、強制的に一定のリズムで決まった習慣を淡々とこなすことが大切だ。


ポイントは「いい習慣は、アクション数を減らす」「悪い習慣は、アクション数を増やす」だ。つまり、いい習慣はアクションを起こすまでの手間を極力省き、悪い習慣は意図的に面倒にする。たとえば……

本を枕元に置く:読書するなら本棚にしまわず枕元に、表紙が見えるように置く。
スマホを引き出しにしまう:仕事に集中するならスイッチを切る。
リモコンを隠す:テレビを見ないなら、リモコンを引き出しの奥底に隠すか、電池を抜いておく。視界から「テレビ」という選択肢を消去する。
優先順位の付箋ブロック:「明日朝イチでやるたった1つのこと」を書いた付箋を、PCモニターの真ん中に貼る。
タスク表をデスク横に置く:メールチェックという受動的な作業ではなく、最も重要なタスクから一日を始められる。

メタ認知トレーニングも大切だ。メタ認知とは「脳内にもう1人の自分をつくり、自分を客観視する能力」を指す。はるか頭上から、自分と他人、その他の環境を見下ろすような状態だ。小説などでは「神の視点」などとも呼ぶ。


この能力を鍛えると、自分の感情の波を客観視できる力が高まり、感情に吞み込まれるのではなく、感情を使いこなせるようになる。

メタ認知能力を高めるために効果的なトレーニングは、

「怒りでカッとなった時に、“自分は今、怒っている”と自分の感情を分析する」
「日記をつけ、自分の感情パターンを理解する」
「瞑想やマインドフルネスを定期的に行う」

だ。

マインドフルネスとは過去や未来ではなく、今この瞬間に意識を集中する瞑想法だ。ヨガマットや崇高な音楽など必要ない。ただ目をつぶって数分間、呼吸に意識を集中させるだけでいい。

環境づくりとメタ認知トレーニングをしていくと常に平常心を保ち、最適な判断と行動ができるようになる。気持ちにムラなく、作業が続けられるということだ。

こうした習慣の積み重ねが、1日1%の成長を可能にする。

○『資産7億円の父が子どもに伝えたい本当のお金持ち入門』(上岡正明 著/大和書房 刊)

人生には、お金よりも大切なことがたくさんある。

しかし、お金より大切なものは、お金がないと守れない。

ただ、私たちは今、「お金を使わなくても、お金が減っていく世界」にいる。

そうした環境でも、何者にも縛られず、幸せに暮らすには?

それには、ちょっとした勇気と戦略がいる。


本書は、自分らしく幸せに生きるための経済的自由を手に入れた人を「お金持ち」と定義し、そんなお金持ちを目指す1冊。

具体的には、資産7億円を築いた経営者兼投資家の上岡氏が、自身が実践してきた「資産形成」のノウハウを自身の子どもに教えていく内容だ。

2部構成に分けて、将来的に収益を生み出す源泉となるスキル、経験、知識といった「無形資産」と、株式投資を中心とした「有形資産」の築き方を解説する。

お金持ちを目指す過程で、

お金があってもお金に振り回される「資本主義の奴隷」にならずに、

お金の不安から自由になった「本当のお金持ち」になるには?

綺麗ごと抜きで、親子で「お金のリテラシー」を高められる1冊。

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