藤井聡太名人への挑戦権を争う第84期順位戦A級(主催:朝日新聞社・毎日新聞社・日本将棋連盟)は、永瀬拓矢九段と糸谷哲郎八段(ともに7勝2敗)によるプレーオフが3月2日(月)に東京・将棋会館で行われました。対局の結果、力戦調の雁木戦から抜け出した糸谷八段が141手で勝利。
○ハードスケジュールのなかで
静岡市で行われた9回戦一斉対局(「将棋界の一番長い日」)から中3日で迎えた本局。振り駒で先手番を得た糸谷八段は角道を止めて雁木の戦いを目指します。対する後手の永瀬九段は右四間飛車で応戦。先手の囲いを乱しておいてから自身も雁木に組み上げ、長い中盤戦へと足を踏み入れました。糸谷八段の注文通り、盤上は早くも定跡を外れ力戦の様相です。
本格的な戦いが始まったのは夕食休憩後のことでした。4筋の桂を銀で食いちぎったのが永瀬九段の決断で、手にした飛車を敵陣に先着し優位に立ちます。しかしこの直後、自陣に竜を引き上げて長期戦を受け入れたのが躓きの始まりでした。代えては直接手の銀打ちで迫るのがよいとされ、局後これを知った永瀬九段は「第一感だったが」と悔しさをのぞかせました。
○糸谷流の勝負術
窮地をしのいだ糸谷八段が息を吹き返します。敵陣に打った飛車を自陣に引いたのが意趣返しともいうべき一手で第2ラウンドが開始。
攻守が入れ替わってからは早い決着となりました。終局時刻は22時39分、最後は逆転の見込みなしと認めた永瀬九段が投了。終局図で糸谷玉は入玉寸前で寄りがなく、対する永瀬玉は馬の利きに睨まれ入玉が難しい状況でした。一局を振り返ると、難解な中盤戦でリードを許すも、相手に身をゆだねる指し回しでピンチを乗り切った糸谷流の勝負術が奏功した逆転譜に。
常務理事を務めるかたわら自身初となる名人挑戦を決めた糸谷八段は局後「(藤井名人に)教わる気持ちで臨みたい」と謙虚に語りました。注目の名人戦七番勝負は4月8日(水)・9日(木)に東京都文京区の「ホテル椿山荘東京」で開幕します。
水留啓(将棋情報局)











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