「世界一の投資家」とも呼ばれるウォーレン・バフェット氏の発言は、投資家や金融関係者のみならず、世界中の多くの人の関心を集めます。彼の発言は投資家が参考にするだけではなく、正しいマネーセンスとともに「人生をどう生きるべきか」という指針も示してくれるからです。


本記事では、『資産24兆円の世界一の投資家 ウォーレンバフェットの名言 お金を増やすために欠かせない思考』(桑原晃弥 著/ぱる出版 刊)から、一部を抜粋して紹介します。
○エクセレント・カンパニーと称される優良企業が異常な事態に直面し、株価が適切に評価されなくなる時。絶好の投資機会は、こういう時に訪れます 『ウォーレン・バフェット』

ウォーレン・バフェットが投資対象と考えているのは、強いブランドカや成長可能性を持った、将来にわたって素晴らしい業績をあげることのできる優れた企業です。こうした企業に投資することができれば、10年、20年、さらにはもっと長きにわたって利益をもたらしてくれることになります。

とはいえ、それほどのエクセレント・カンパニーがたくさんあるわけではありません。さらに言えば、誰もが認めるエクセレント・カンパニーは人気もあるだけに、どうしても株価が高くなりがちです。

バフェットはこうした企業なら何社でも投資したいと考えていますが、同時に企業価値に比べて価格が高すぎると決して投資することはありません。では、どんな時に投資の決断をするのでしょうか?

こうした優れた企業が時に異常な事態に直面することがあります。ワシントン・ポストであれば、1972年のウォーターゲート事件の際に政権を真正面から批判したことで政権の圧力を受け、株価が企業価値を大きく下回ったことがあります。バフェットの計算では価値に比べて価格は5分の1にまで下がっています。1964年にはアメリカン・エキスプレスの子会社が問題を起こしたことで株価の急落に見舞われています。学生時代に強い関心を持ったガイコも1976年に破綻の危機に瀕したことがあります。


こんな時、多くの投資家は凄まじい勢いで株価が下がっていくのを見て、恐怖心からなのか、持っている株を慌てて売ろうとしますが、実はこの時こそがバフェットにとっては最善の投資のチャンスとなるのです。

バフェットは言います。

「エクセレント・カンパニーと称される優良企業が異常な事態に直面し、株価が適切に評価されなくなる時。絶好の投資機会は、こういう時に訪れます」

2000年にインターネットバブルがはじけ、ECサイトアマゾンや半導体企業エヌビディアの株価が考えられないほどの水準に低下したように、どんな優れた企業でも問題が起きたり、あるいは市場の変化によって時に急速な株価の急落に見舞われることがあります。

この時期、たいていの投資家は「株価」だけを見て投資対象から外すのに対し、バフェットは「企業の真の価値」を見ることで投資するかどうかを決断します。

真に価値ある企業は一時的に株価が下がったとしても、いずれは価値にふさわしい価格になるのです。

【ワンポイント】真に価値ある企業に投資したければ、株価が下落した時こそチャンスと考えよう。

○『資産24兆円の世界一の投資家 ウォーレンバフェットの名言 お金を増やすために欠かせない思考』(桑原晃弥 著/ぱる出版 刊)

金融、特に投資の世界におけるウォーレン・バフェットの存在感は圧倒的なものです。個人資産はおよそ24兆円と、世界の富豪ランキングでも常に上位を占めています。

バフェットの発する言葉の多くは、長年に渡る投資活動を通して生まれたものです。当然、投資家の役に立つものがたくさんありますが、その考え方はアマゾンやグーグルの創業者たちにとって経営を行い、危機を乗り越える大きな支えとなっています。

バフェットの言葉に触れることで投資に対する考え方や、正しいマネーセンスはもちろん身につきますが、それに加えて「どう生きるべきか」という太い柱も育っていくはずです。
結果、金銭的、社会的成功だけでなく、精神的にもより豊かな人生を送ることができるはずです。

投資で成功するために本当に大切なこと

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