第84期順位戦(主催:朝日新聞社・毎日新聞社・日本将棋連盟)は、B級1組最終13回戦計6局の一斉対局が東西の将棋会館で行われました。このうち、伊藤匠二冠―澤田真吾七段の一戦は130手で伊藤二冠が勝利。
○勝てば自力昇級、しかし…
前節までで広瀬章人九段が首位昇級を決めている状況。単独2位で最終日を迎えた伊藤二冠は勝てば自力昇級ですが、敗れた場合はライバル2人の結果によって昇級を逃す可能性があります。澤田七段の先手で始まった本局は角換わり▲腰掛け銀対△右玉の戦型へ。数日前の対局で後手をもって千日手を経験している澤田七段ですが、この日は積極的な角打ちで打開します。
一方で竜王戦ランキング戦や王位リーグなど他棋戦でも好調の伊藤二冠。順位戦過去4期の参加で昇級3回とその順調なキャリアアップにファンの期待も高まりますが、この日は「鬼の棲み家」とも呼ばれるB級1組の懐深さに悩まされることに。軽快な桂跳ねで右玉に食いついたのが澤田七段の見せた絶品の指し回しで、徐々に形勢は先手優勢へと傾きます。
○ドラマチックな結末
長い中盤戦を経て夜戦に突入。局面は依然として先手有利ながら、伊藤二冠も先手玉に王手がかかる形をキープし相手に楽をさせません。劇的なドラマが待っていたのは双方一分将棋に突入した直後、伊藤二冠が待望の反撃を開始したときのことでした。金をつないでプレッシャーをかけた手に対し桂を打って受けたのが澤田七段にとって痛恨の敗着となりました。
苦しい時間を耐えた伊藤二冠は逆転の決め手を放ちます。尻金の王手で玉を下段に落としたのが格言通りの一手で、一気に先手玉は受けなしに。終局時刻は23時35分、攻防共に見込みなしと認めた澤田七段が投了。有利な時間が長かった澤田七段としては時間切迫による受け間違いが悔やまれる一局となり、今期は6勝6敗の指し分けの結果となりました。
九死に一生の終盤戦を制した伊藤二冠は10勝2敗でA級初昇級。来期の戦いに向け「名人挑戦を意識しても仕方ないので一局一局を大切に指したい」と抱負を語りました。
水留啓(将棋情報局)











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