ベストは2026年3月9日、「ペットの日用品の購買行動とニーズ」に関する調査の結果を発表した。同調査は2026年2月6日~2026年2月9日、ペットを飼っている20~60代の男女を対象にインターネットで実施した。


はじめに、「どのようなきっかけでペットの日用品を購入するか」と尋ねたところ、『必要になったため』(50.3%)が最も多く、『ペットが喜びそうだと思ったため』(44.0%)『所有しているものが壊れた・古くなったため』(32.0%)と続いた。

約半数が日常的に使用する必需品として購入している一方、ペットの反応や嬉しそうな様子を想像して購入する方も多いことがわかった。

次に、「ペットの日用品を購入する際、重視しているポイント」について尋ねたところ、『価格』(46.6%)が最も多く、『安全性』(46.0%)『機能性』(44.2%)と続いた。

『価格』が最も多い結果となったものの、『安全性』と『機能性』も僅差で続く結果となった。飼い主は単に安さだけを求めているわけではなく、大切なペットの健康に直結する『安全性』や、日々の使い勝手を左右する『機能性』とのバランスを重視していることがうかがえる。
日常的に使うものだからこそ、納得できる価格であると同時に、品質の良さを見極めたうえで購入しているようだ。

次に、「ペットの日用品を選ぶ際に参考にしている情報源」について尋ねたところ、『ECサイトの商品ページ・レビュー』(23.4%)が最も多く、『YouTube』(22.9%)『ペットショップや専門家の発信情報』(19.3%)と続いた。

飼い主は商品購入の際、口コミによる評価だけでなく、動画を通じた使用イメージや専門家の情報など、より具体的で信頼性のある情報を求めていることがわかる。実際に使用して試すことが難しいため、購入前にできるだけ情報を集めてから選びたいと考える飼い主も多いのかもしれない。

「ペットの日用品をどこで購入しているか」について尋ねたところ、『ホームセンター』(54.8%)が最も多く、『総合ECサイト(Amazon・楽天市場など)』(39.6%)『ペットショップ(実店舗)』(36.2%)『ペットの日用品専門のECサイト』(17.6%)と続いた。

半数以上が『ホームセンター』を利用しており、身近な実店舗での購入が主流であることが明らかとなった。実物を見てサイズや素材感を確認したいというニーズに加え、日々の買い物のついでに購入できる利便性が支持されていると考えられる。


一方、総合ECサイトに加え、ペットショップや専門ECサイトといった“ペット用品に特化した購入先”も一定数上げられ、インターネットで手軽に購入できる利便性だけでなく、品揃えの豊富さやこだわり商品を求めて購入先を選んでいる層もいるようだ。

日用品の選定理由や購入経路が明らかとなったが、数ある日用品の中で思い入れを持てるアイテムはどのようなものなのだろうか。

「ペットの日用品の中で、思い入れのあるアイテム」について尋ねたところ、『首輪・リード』(27.7%)が最も多く、『おもちゃ(ボール・ぬいぐるみなど)』(22.2%)『ペット用ベッド・クッション』(21.4%)『お手入れ用品(ブラシ・歯ブラシなど)』(18.7%)と続いた。

首輪やリード・おもちゃは日常の中で繰り返し使うものほど、自然と思い入れが深まっていくのかもしれない。
また、ベッドやクッション、お手入れ用品なども挙げられ、リラックスやケアといった穏やかな時間に寄り添うアイテムにも愛着が生まれているようだ。

さらに、具体的にそのアイテムに思い入れを持つ理由について尋ねた。

【首輪・リード】

・身につけてた時期が可愛かった、似合ってた、気に入ってくれてた(20代/女性/千葉県)

・飼った時から使用しているから(60代/女性/青森県)

・何代も受け継いだ首輪だから(60代/男性/神奈川県)

【おもちゃ(ボール・ぬいぐるみなど】

・よく遊んでいたおもちゃだから。(40代/女性/富山県)

・初めてのオモチャだったりよく遊んだりした物だから。(40代/女性/山梨県)

・今は高齢となって遊ばないけど、一緒に遊んだおもちゃとして思い出がある。(60代/男性/秋田県)

【ペット用ベッド・クッション】

・好きなメーカーの商品だから。(40代/女性/鹿児島県)

・毎日そこで寝ているから。(50代/女性/神奈川県)

・気に入って寝てくれている(60代/男性/神奈川県)

【お手入れ用品(ブラシ・歯ブラシなど)】

・すごく調べて買ったから(30代/女性/東京都)

・見せると寄ってくる(40代/女性/三重県)

・ブラッシングが好きになってくれたブラシだから(60代/女性/大阪府)

『首輪・リード』や 『おもちゃ』については、幼少期からの成長の記録や、一緒に遊んだ楽しい記憶が色濃く反映されており、中には先代から受け継いでいるといった、深い絆を感じさせるエピソードも見られた。

また、「ベッド」や「お手入れ用品」では、ペットが喜んで使ってくれる姿や、飼い主があれこれ悩みながら選んだ時間そのものが、愛着につながっているようだ。

次に「ペットの日用品は、デザインや色の選択肢が少ないと感じるか」について尋ねたところ、半数以上が『とてもそう感じる』(11.0%)『ややそう感じる』(43.3%)と回答した。機能性や価格を重視する一方で、デザイン面やバリエーションには不満を感じている方が多いようだ。

そのような状況を踏まえたうえで、飼い主はどのような日用品に「魅力」を感じているのだろうか。

「魅力的だと感じるペットの日用品の特徴」について尋ねたところ、『素材の安全性・品質への信頼感』(34.2%)が最も多く、『ペットに合わせてカスタマイズできること』(24.2%)『デザインの個性や世界観』(24.0%)『色のバリエーションが豊富で選びやすいこと』(21.6%)と続いた。

前問の「購入時に重視するポイント」でも挙がっていたように、安全性や品質への信頼は、商品選びの前提になっていることがうかがえる。また、「カスタマイズできること」や「デザインの個性」「色のバリエーション」が上位に挙がり、ペットの体格や性格に合わせたいという実用的な理由に加え、暮らしの雰囲気や自分の好みに合うものを選びたいという人もいるようだ。

さらに、「好みだと感じるペットの日用品のデザイン」について尋ねたところ、『ナチュラル・北欧風』(25.3%)が最も多く、『かわいい・癒し系デザイン』(22.1%)『シンプル・ミニマル』(20.5%)『カラフル・ポップ』(14.0%)と続いた。

ナチュラル・北欧風が多い一方で、「かわいい・癒し系」や「カラフル・ポップ」といった明るく個性のあるデザインも一定数支持されているようだ。ペット用品を単なる日用品としてではなく、気分を上げてくれる存在として捉えている飼い主も多いのではないか。

デザインに対する好みがある一方で、実際に使ってみて感じることもあるはずである。

最後に、現在使用しているペットの日用品について、不便に感じる点やもっとこうだったらいいのにと思う点を具体的にうかがった。


・耐久性が足りなく壊れやすい事(60代/男性/東京都)

・ぴったり合う服がなかなか見つからない(60代/男性/東京都)

・サイズが分かりずらいこと(20代/女性/埼玉県)

・ベッドは洗濯機で簡単に洗える物があるといいなと思う (50代/女性/秋田県)

全問と同様、耐久性に関する声が挙がり、日常的に使う中での“持ち”や安心感が重視されていることがわかる。また、服や用品のサイズに関する意見も見られ、体格や個体差があるからこそ、より具体的なサイズ表示や細かなサイズ展開が期待されているのかもしれない。さらに、ベッドの洗濯のしやすさといった声からは、日々の手入れの負担を軽減したいというニーズも感じられる。

調査により、多くの飼い主がペットの日用品に対して「デザインや色の選択肢が少ない」と感じていることが明らかになった。購入時に重視されているのは「価格」「安全性」「機能性」といった実用面だが、魅力を感じる日用品としては「素材の安全性」に加え、「カスタマイズ性」や「デザインの個性」「色のバリエーション」も上位に挙がり、実用性だけでなく、見た目や選ぶ楽しさも重視している飼い主が多いことがわかった。

好みのテイストについては、インテリアに馴染みやすい「ナチュラル・北欧風」が多く挙げられている一方で、「かわいい・癒し系」や「カラフル・ポップ」といった暮らしを明るく彩る個性的なデザインも一定の支持を集めた。

また、ペット用品の購入先については身近な「ホームセンター」だけでなく、総合ECサイトや専門店も一定数利用されており、様々な購入先を利用している様子がうかがえる。また、ペットアイテムに対する思い入れについては、首輪やリード、おもちゃなどより日常的に使うアイテムには強い思い入れが生まれやすく、単なる「モノ」ではなく、ペットとの思い出や絆を象徴する存在となっていることも印象的。

一方で日用品について、耐久性やサイズ展開、洗いやすさといった実用面での改善を求める声も寄せられた。デザイン性が重視される中でも、長く安心して使える品質や機能性は依然として重要な判断基準であることがうかがえる。

ペットの日用品において「価格や機能性」は前提条件となりつつも、飼い主の好みやライフスタイルに寄り添うデザインや選択肢の広がりが、より一層求められていくのではないだろうか。
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