俳優の山時聡真と菅野美穂がW主演を務める、映画『90メートル』(公開中)の場面写真が31日、公開された。

○山時聡真&菅野美穂W主演映画『90メートル』 場面写真が公開

人生の岐路に立つ高校生の息子と難病を抱えながら我が子の希望ある明日を願うシングルマザーの揺るぎない愛を描いた同作。
母と2人で暮らす高校3年生の藤村佑(たすく)を山時が、難病を抱えた佑の母・美咲を菅野が演じるほか、西野七瀬・南琴奈・田中偉登らも出演している。

今作で、難病を抱えるシングルマザー・美咲を演じた菅野。日に日に体の自由が効かなくなりながらも、我が子を一番に思い続ける母親を演じた。今回公開された場面写真では、学校から疲れた様子で帰ってきた息子・佑(山時)を見つめる美咲の姿が。佑に介護をしてもらうようになってから、ふたりはぎこちない関係が続いており、学校生活でどんなことがあったのか、聞きたくても聞けないもどかしい距離感にいることが美咲の表情から伝わってくる。

さらに、美咲が反抗的な態度をとる佑を切なげな表情で見つめるカットも。自分の伝えたい思いがうまくつたえることができないもどかしさとともに、思春期の息子に対する複雑な感情の両方を、菅野は繊細に演じた。

本作は、中川駿監督のオリジナル作品で、介護やヤングケアラーという題材に真摯に向き合い、その中で普遍的な親子の愛を描いている。菅野は今作で母親役を演じるにあたって、中川監督やプロデューサー陣に「お母さんとのエピソードを教えてほしい」と聞き取りを行なったそう。自分一人が思う母親像に凝り固まらないように様々な母の姿をとり入れることで、多くの人が共感できる母の愛を体現した。

そして、深刻な表情で天井を見つめる1枚も。自分が病気になる前の夢をみていたというシーンで、美咲は「ゆめのままが、よかったなぁ」とつぶやく。
実はこのセリフは中川監督の母が実際に放った言葉だという。

また、菅野は監修者が言う必要がないほどに、病状に対して事前の研究も深く行なっており、中川監督も「演出をつけるまでもなくほぼ完成形だった」と語る。山時もまた、菅野の演技を体感し「俳優キャリアの目標的存在になった」と話している。

(C)2026 映画『90 メートル』製作委員会
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