レバレジーズは3月25日、同社が運営する新卒学生向けキャリア支援サービス「キャリアチケット就職」を通じ、2027年3月卒業予定の大学生・大学院生381人を対象に実施した就職活動の実態調査の結果を発表した。調査では、応募企業数を絞り込む傾向や、昇進に慎重な姿勢を示す学生が少なくない実態が明らかになった。


○情報収集の手段はナビサイトが50%以上、エージェント利用は20%台

就職先を決定するまでに受けたい企業数については、「1~4社」と回答した学生が49.1%と最多で、文系では51.8%と半数を超えた。「8社以内」と答えた学生は全体の約8割にのぼり、多くの企業を幅広く受けるよりも、自分に合った企業を見極めたうえで選考数を絞りたいとする意向がうかがえる。

企業情報の収集手段としては「就職ナビサイト(57.5%)」が最多で、「就活エージェント(27.8%)」が続いた。SNS・口コミサイトも一定数が活用しており、Xは全体の約2割が利用していることが分かった。

将来の昇進意欲については、「非常にそう思う(16.5%)」「ややそう思う(32.0%)」を合わせても全体の約49%にとどまり、過半数を下回った。理系では5割を超えたものの、全体では過半数に届かなかった。

昇進を望む理由としては「給与・報酬を上げたいから(66.5%)」が最多。一方、昇進を望まない理由では「責任やストレスを感じることが増えそうだから(66.3%)」が6割を超え、過度な責任や私生活の影響を避けたいと考える学生が一定数存在することが明らかになった。

キャリアチケット事業本部長の手賀亮汰氏は、27卒学生の多くが選考社数を絞り込みながら就職活動を進める一方、ナビサイトや就活エージェント、SNS・口コミサイトなど多様な手段を使って、自分に合った企業を慎重に見極めようとしているとコメントした。また、出世意欲を持つ学生が約5割にとどまった背景には、仕事と私生活を明確に切り分けたいという価値観の広がりがあると分析。今後の採用活動では、個人のライフスタイルを尊重しながら、やりがいや成長を実感できる多様なキャリアパスを示すことが重要になるとの見方を示した。

この調査は2025年12月12日~22日にインターネット調査で実施した。
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