アドビは3月31日、Adobe Illustratorのアップデートにより、Adobe Fireflyの生成AI技術を活用した新機能「ターンテーブル」の提供を開始した。

「ターンテーブル」は、1枚の2Dベクターアートから側面・背面など異なる角度のビューを生成する機能。
単にオブジェクトを回転させるのではなく、見えていない角度を自然に補完してくれる点が特徴で、これまで時間をかけて描き分けていた視点違いの表現を手軽に試せるようになる。生成されたアートワークはベクターのまま保持されるため、Illustrator上でそのまま調整・編集が可能だ。

複数の視点を一度に生成してデザインバリエーションをスピーディに展開できるほか、生成した複数のビューをアニメーションGIFとして書き出す機能も備える。

キャラクターのターンアラウンド制作やプロダクト・パッケージのビジュアル検討、ロゴ・アイコンのバリエーション展開など幅広い用途での活用が想定される。操作はオブジェクトを選択して機能を適用するだけで、スライダーで視点の調整も直感的に行える。コンテキストタスクバーからもアクセス可能だ。

本機能は2024年のAdobe MAXで「Project Turntable」として発表された技術コンセプトを正式機能化したものだ。今回のアップデートでは日本のユーザーから寄せられたフィードバックをもとにした品質改善も実施された。これらのアップデートを利用するには最新バージョンへのアップデートが必要だ。
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