コスモエネルギーホールディングスのグループ会社であるコスモエコパワーおよびコスモエネルギーソリューションズと東京地下鉄(東京メトロ)はこのほど、地下鉄初の総合研修センター向けに陸上風力・営農型太陽光電源を併用したオフサイトフィジカルPPA(Power Purchase Agreement:電力購入契約)を締結した。

同契約に基づく電力供給は2026年4月に開始する。
東京メトロ「総合研修訓練センター」の年間電力使用に相当する約719トンのCO₂削減効果が見込まれる。
○風力と太陽光の電源を組み合わせたアワリーマッチング対応型スキーム

同契約は、コスモエコパワーが自社で運営する会津若松ウィンドファームの風力電源と、アグリゲーターとして調達するエネグローバル所有の営農型太陽光電源を組み合わせたもの。これらの電源で発電された電気を、小売電気事業者であるコスモエネルギーソリューションズを通じて東京メトロの「総合研修訓練センター」へ供給する。

同スキームにより、風力と太陽光の電源を組み合わせることで、アワリーマッチング比率の向上を図る。また、風力・太陽光電源では賄いきれない時間帯は、市場由来の電力にコスモエコパワーが運営・契約する再生可能エネルギー電源由来の非化石価値を組み合わせて供給する。

アワリーマッチング比率とは、電力使用量と再生可能エネルギーの発電量を1時間単位で照合し、一致している電力量の割合を示す指標。GHGプロトコルの改訂に向けた国際的な議論の中でも、脱炭素の実効性を高める観点から検討対象となっている。

コスモエコパワーおよびコスモエネルギーソリューションズは、コスモエネルギーグループの一員として「2050年カーボンネットゼロ」の実現に向け、風力発電をはじめとする再生可能エネルギーの開発・供給拡大に取り組んでいる。両社は今後も、脱炭素化を進める需要家との連携を強化し、再生可能エネルギーの普及促進と地域社会の発展に貢献していく。

東京メトロでは、長期環境目標「メトロCO₂ゼロチャレンジ2050」を設定し、東京メトログループ全事業が排出するCO₂量について、「2030年度-53%(2013年度比)、2050年度実質ゼロ」を目指している。これまでも、エネルギー効率に優れた車両や環境負荷の少ない設備等を導入してきた。同社は今後も、目標達成に向け、再生可能エネルギーの活用を始めとする多様な手段を用いて「脱炭素・循環型社会」の実現に貢献していく。


所在地:東京都江東区
施設概要:訓練線(総延長約700m、模擬駅3駅)、研修棟(地上5階建て)

○■発電所概要

所在地:福島県会津若松市
設備能力:16,000kW

○■発電所概要

所在地:茨城県那珂市
設備能力:DC1,155 / AC792kW
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