健康のために「早寝早起き」を意識している人は多いですが、年齢を重ねるほど必ずしも最適とは限りません。書籍『〈アンチエイジング版〉日本人の9割がやっている残念な習慣』(ホームライフ取材班/青春出版社)では、こうした“健康に良いと思い込まれている習慣”の落とし穴について、体の仕組みから解説しています。


本稿では同書の内容から一部を抜粋し、高齢期における睡眠時間の変化と体温リズムの関係をもとに、「早寝早起き」よりもむしろ「やや遅寝遅起き」が健康的とされる理由を紹介します。
○年を取ったら、遅寝遅起きを心がけたほうが健康的

若いうちは夜に出歩いたり、深夜までテレビやスマホを見たりと、夜更かしをするのはごく普通のこと。しかし、年を取ってきたら、夜遅くまで起きていてもやることがない、あるいは健康に悪そうだからと、早めに寝床に入る傾向が強くなる。

年とともに就寝時間が早くなるのは、ごく当たり前のように思えるかもしれない。とはいえ、平均的な睡眠時間は、65歳になると約6時間しかない。夜10時に寝た場合、まだ暗い4時にはもう起きることになる。早朝から散歩や体操、庭仕事などをする人もいるだろうが、朝の4時から6時にかけては、体温が最も低い時間帯。活動するには適しておらず、むしろ危険といっていいほどだ。年を取ったら、じつは早寝早起きではなく、やや遅寝遅起きを心がけるのがちょうどいい。

○『〈アンチエイジング版〉日本人の9割がやっている残念な習慣』(ホームライフ取材班/青春出版社)

同じ年齢なのに、老けて見える人と、若く見える人がいる。その違いはなんなのか? 体質や遺伝の違いだと思いがちだが、それ以上に大きいのが〝習慣〟の差だ。多くの人は、健康や美容のためによかれと思って行動している。
糖質を控える、清潔を保つ、たっぷり休む――。どれも間違っていないように見えるが、体の仕組みや最新の知見から見ると、かえって老化を早めてしまうケースは少なくない。本書は、ベストセラー『日本人の9割がやっている残念な習慣』をはじめとする「残念な習慣シリーズ」の中から、見た目も体も老けないためのアンチエイジング情報をピックアップして文庫化する。
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