オンライン株式スクール「株の学校ドットコム」は、資産運用に関する実態調査を実施。調査期間は、3月16日~17日、今年新社会人になる22~25歳の学生100名を対象に行われた。
その結果、およそ半数にあたる人が、すでになんらかの資産運用を始めていることが明らかとなった。

同社調査によると、具体的な運用方法として最も多かったのは「NISA」で29%、次いで「株式投資」で21%、「投資信託・ETF」の16%が続いた。いずれも少額から始めやすく、長期的な資産形成を前提とした手段が中心となっている点が特徴といえる。
一方、「定期預金」を選んだ人は14%にとどまり、NISAの半数以下だった。そのほかにも、「FX」や「暗号資産(仮想通貨)」、「不動産投資」などを挙げる人もおり、学生の段階から多様な資産運用に関心が向けられている実態がうかがえる。

○学生投資家が増える背景とは?

学生時代から投資に関心を寄せる人が増えている背景には、NISA制度の普及に加え、積み立て投資などを通じて少額から始めやすくなった環境の変化があるとみられる。さらに、高校の家庭科で資産形成の授業が必修化されたことも、若い世代の金融リテラシー向上に影響している可能性がある。
○若者を狙った投資詐欺の被害も増加

若者の投資への積極的な参入の一方で、注意すべき点もある。近年投資詐欺の被害が増加しており、20代の被害率は高い水準にあることが、同社の別調査でも示されている。投資に早くから触れる機会が増えるからこそ、正しい知識と慎重な判断がこれまで以上に求められそうだ。

学生時代から資産運用に取り組む流れは、今後さらに広がっていくと考えられる。新社会人世代にとって、資産形成はもはや特別なものではなく、将来を見据えた“身近な選択”になりつつあるのかもしれない。
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