千葉の“プール＆温泉付きヴィラ“は初心者でも大満足！　絶景やBBQにときめきが止まらない【ヴィラ藍水】

　千葉・鴨川市にある1日6組限定の宿泊施設“プライベートオーシャンVILLA 藍水‐ransui‐（らんすい）”。客室には、完全プライベートプール、客室内温泉を備えており、目の前いっぱいに海と空が広がるリゾート感満載のラグジュアリーヴィラです。

そんな本施設にクランクイン！トレンドが1泊2日でお邪魔してきました。今回はヴィラ宿泊初心者が感じた本施設の魅力をレポートします。（取材・文・写真＝河内香奈子）

■“絶景オーシャンビュー”にくぎ付け！

　本施設は、東京都内から車で約1時間半、電車ではJR内房線・江見駅から徒歩7分の場所に位置する客室温泉付オーシャンビューリゾート。筆者は電車で向かったのですが、電車を降りた途端、ほのかに香る潮風、そして郵便局と一体になった駅を目にして、地方ならではの魅力あふれる光景に早くもワクワクしてしまいました。

　坂道を下り、太平洋を横目に歩くこと数分で到着！　敷地内は、独立した6棟のヴィラが横並びに連なっています。「天色」「紺碧」「群青」「瑠璃」「青藍」の5棟はすべて同じ造りですが、角部屋の「白藍」1棟のみペット同伴が可能で、愛犬用のプライベートドッグラン＆アメニティが用意されていました。

　今回は通常タイプのお部屋「天色」に滞在。部屋は、夕日や朝日が健康的に差し込むリビングキッチンに、ベッドルーム、和室、バスルームを備えた2LDKタイプです。ベッドはツインタイプとなっていますが、和室に布団を敷けば6名（添い寝の子どもは除く）まで宿泊可能です。

　最大の目玉は、一面に海が広がる美しいオーシャンビュー！　リビングキッチンから出入り可能な屋外デッキに出ると、8ｍ×3ｍと大きなプライベートプールがあり、その奥にどこまでも続く海と空を望むことができます。視線を水平線に合わせるように座ってみると、まるで海と空と一体になったかのような、夢心地を味わえます…！

　また、時間の経過とともにさまざまな光景を満喫可能で、朝からお昼ごろまでは爽やかな磯の香りと青い海、夕方にはほんのり茜色に染まる夕日、そして夜には、小さなダイヤモンドのように輝く星と波の音が楽しめます。デッキに備えられたチェアに腰掛け、空と海をシアター感覚で眺めることもまた一興かもしれません。筆者は波の音による天然のBGMと、都心で味わえない極上の光景に、延々とくぎ付けになってしまいました。

■ときめき止まらぬ天然温泉＆BBQグルメ

　本施設に宿泊する上で欠かせないのが、鴨川の天然温泉「鴨川温泉 なぎさの湯」を引いているバスルーム！　ほんのりと硫黄が香る天然温泉は、肌の不要な角質や毛穴の汚れを取り除き、入るだけでつやつやお肌になれる別名“美肌の湯”と呼ばれているそうです。

　使用したお湯は循環せず排水しているそうで、お湯を張れば24時間いつでも天然温泉を満喫できます。せっかくの美肌の湯、夜だけでなく、いつもより少し早起きして、朝から楽しむとよりぜいたくな時間を過ごせるでしょう。

　そして地産地消にこだわった夕食もおすすめ！　食事付きプランの場合、アウトドア気分を楽しめる「グランピングBBQ」と、まったり過ごせる部屋食「金目鯛とかずさ和牛のしゃぶしゃぶ」の2種類から選べます。

　今回は「グランピングBBQ」をチョイス！　国産黒毛和牛のサーロインステーキをはじめ、国産ポークのスペアリブ、バター仕立てのホタテの浜焼き、甘鯛のアクアパッツァ、カマンベールチーズのチーズフォンデュ、トマトのラタトゥイユ、そして食後のフォンダンショコラまで付いた盛りだくさんの内容に、気分はこの日最高潮を突破します。ずらりと並ぶ食材にときめきが止まりません…。

　とはいえBBQ初心者の筆者。「きちんと焼けるのかな…」と不安を感じていたのですが、備え付けのガスグリルを点火、食材をのせる、好みの焼き加減まで焼く、食べるの簡単4ステップで調理ができたので、特に戸惑うことなく最後まで絶品グルメを楽しめました！　調理で困ったことがあればスタッフの方に助けてもらうこともできるため、初めてのBBQでも気軽にアウトドア気分を楽しめるでしょう。

　朝食は、柔らかなローストビーフ、新鮮野菜を挟んで作るベーグルサンドに、フレッシュなオレンジジュースが用意されました。最初は室内でいただいていたのですが、朝からとてもよい天気だったので、せっかくならとプールサイドのデッキに移動。温かい日差しと波の音をお供に、ぜいたくな朝食タイムを満喫しました。

■別荘気分！リモートワークの拠点にもいいかも

　滞在を終え、チェックアウトして駅に戻る道中、「このままもう一泊したい」と真剣に悩むほど、心地よい空間が広がっていたヴィラ藍水。自宅や職場にいるときよりも仕事がはかどり、「ここで仕事ができたらいいのに…」と感じたのも本音です。実際テレワークの気分転換や別荘兼オフィス感覚で利用する方も少なくないといいます。

　また、実際に宿泊してみて気づいたことは、電車でアクセスする場合、必要なものは事前に入手しておくことの大切さです。駅周辺にはコンビニはなく、19時00分閉店のスーパーしかありません。飲み物、夜食、花火などの遊び道具といった宿泊に必要なアイテムは、途中駅までに入手しておくことをおすすめします。

　アウトドア初心者でも安心して過ごすことができ、総合的には文句なしの大満足です！　都心の喧騒（けんそう）から離れ、美しい海と空に心癒やされる本施設で、忘れられない時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。