11月18日(金)に発売されるNintendo Switchソフト『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』。3年ぶりのシリーズ完全新作となる本作は、すでに解禁されている情報を見てもシリーズ“初”のポイントが多く、発売を今か今かと待ちわびている人も多いことでしょう。

今回クランクイン!トレンド編集部は、本作のメディア向け試遊会に参加。一足先にプレイして感じた3つのポイントをご紹介します。(取材・文=於ありさ)

■シリーズ初のオープンワールド!

 3年ぶりの完全新作『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』は、主人公がパルデア地方最古の学校に入学し、冒険を繰り広げるという物語。

 まず1つ目のポイントは、本作が『ポケットモンスター』シリーズ初となる、オープンワールドのRPGであることです。自由に駆け巡ることのできるフィールドでは、ストーリーに決められた順序のない、新たな冒険スタイルを体験することができます。ポケモン宣伝担当者いわく、「子どもたちが初めて体験するオープンワールド」をイメージして制作されたそう。

 ただ、自由に動けると聞いて「迷子になるのでは?」と心配の人もいるはず。そんな時は「目的地を設定する」機能を使うのがオススメです。スマートフォンの地図アプリのように簡単な誘導をしてくれる機能で、実際に試してみると、画面上に矢印が登場しました。これなら自由度は高いまま、迷うことなく進んでいけます。

 また、「ストーリーに決められた順序がない」とはいえ、大きく分けると「チャンピオンロード」「レジェンドルート」「スターダスト★ストリート」と3つの物語が用意されているので、何をどうしていいか迷ってしまうことはないでしょう。

 今回の試遊会では、ジムリーダーに挑む「チャンピオンロード」に挑戦。
ジムリーダーに挑む前に受けるジムテストは、“街中に隠れるキマワリ10匹を見つける”という内容だったのですが、これがなかなか一筋縄ではいかず…筆者はあと1匹を残して断念してしまいました。

 それから、操作してみて驚いたのが、主人公の“移動速度”! 最初はその速さにびっくりしましたが、慣れてしまえば違和感もなく、草むらを探索したり、自由にお店に入ったりを思うままに楽しむことができました。

 さらに、ポケモントレーナーにも変化が。これまでは、トレーナーと目が合うだけでバトルが始まっていましたが、今回こちらから話しかけない限り、バトルはスタートしません。先を急ぎたい時は、ある程度スルーしてみても良いでしょう。

■話題の「ピクニック」はクセになる!

 そして、ぜひ試してほしい2つ目のポイントが、事前の情報解禁でも話題になっていた「ピクニック」! 広くなだらかなフィールドでは、自由に「ピクニック」をすることができ、手持ちのポケモンと写真を撮ったり、スポンジとシャワーで洗ってあげたりしながら、ポケモンとの絆を深めることができます。

 また、ポケモンの体力の回復&冒険に役立つサンドウィッチを作ることも可能。レタスやベーコンといった具材を、パンの上に積み上げるようにしてサンドウィッチを作るのですが、これが絶妙な難しさでクセになります。バランスが悪いと具材がパンから落ちてしまい、サンドウィッチの仕上がりに影響してしまうのです。

 実際に完成したのは具材がいくつかこぼれ落ちたサンドウィッチ。それでも、味はおいしかったようで評価とポケモンたちの反応は上々! 発売後にチャレンジする時には、もう少し見栄えを追求したものを作りたいなと思っています。

 ちなみに本作では、4人でのマルチプレイが可能で、「ピクニック」を一緒に楽しむこともできるのだそう。
これまでのように交換や対戦をすることはもちろん、一緒にフィールドを駆け巡ることもできます。

■自由にイメチェンできる!

 そして最後の3つ目のポイントが、自分がプレイする主人公のビジュアルを自由に変更できること。学校の近くにあるヘアサロンでは、髪色と髪型を自由に変更できます。

 髪型は、ツインテールやストレートカットのほか、凝ったアレンジのギブソンタックや、ツーブロック、ショートドレッドなど、かっこいいもかわいいも、かなえられるのがうれしい! さらに、ヘアカラーも豊富で、例えばピンクブラウン、パステルピンクとピンク1色の中でも微妙な違いを楽しめます。

 ちなみにメイクや服装は設定からいつでも変更可能。メイクはカラーコンタクト、まつ毛、目、眉、眉色、口、そばかすなどをカスタムできるのですが、眉や目は形を変えられるだけでなく、それぞれの形の中に複数の太さがあるのが驚きです。自分好みにしてみるのはもちろん、普段から応援している推しを表現してみても楽しいかもしれません。

■まだまだ新要素が盛りだくさん

 このほかにも、ポケモンのおとしものとLP(リーグペイ)を組み合わせて「わざマシン」を作れる「わざマシンマシン」や、ゲットしたポケモンが写真集の表紙のように表示される「ポケモン図鑑」、ポケモンが宝石のようにキラキラと光り輝き、わざの威力や弱点のタイプが変わることもあるバトルの新要素「テラスタル」など、シリーズ初の新要素が盛りだくさん! 試遊会では時間が足りない&拾いきれないほど、新しい魅力がたっぷりあり、ますます発売が楽しみになりました。

 これまでの『ポケットモンスター』シリーズ以上に自由度の高さを感じた『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』は、久しぶりにポケモンをプレイする人、今回からポケモンを始めてみたい人でも楽しめること間違いなし! ぜひチェックしてみてくださいね。

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※画面は開発中のもの。

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