11月29日(火)から11月30日(水)の2日間、大阪・京セラドーム大阪で、世界最大級のK-POP音楽授賞式「2022 MAMA AWARDS」が開催されました。BTSのj‐hopeやINI、NiziUなどが集結した2日目の授賞式の模様をダイジェストで紹介します。

(取材・文=於ありさ)

■「MAMA」ならではの大規模な演出

 30日の授賞式には、ZICO、j‐hope、イム・ヨンウン、(G)I‐DLE、ITZY、TREASURE、ENHYPEN、NiziU、INI、IVE、TEMPEST、NewJeansらが登場。日本でも人気を集めた『パラサイト 半地下の家族』や『イカゲーム』の音楽監督を務めたチョン・ジェイル氏によるオープニングで幕を開けました。

 1部に登場した5人組ガールズグループのNewJeansは、ミンジがソロで「Cookie」を披露すると、その後4人のメンバーもステージへ。「Attention」「Hurt」「Hype Boy」をダンスバージョンでパフォーマンスしました。また、メッセージアプリ画面風の映像が流れると、スマートフォンのような立体的なステージが登場。「Hype Boy」のミュージックビデオを彷彿(ほうふつ)とさせるセットの中、フレッシュさで会場を魅了しました。

 また、同じく1部に登場したENHYPENは、白のジャケットとパンツに、黒のラインが入った衣装で登場。雷や雲が映し出された映像を駆使しながら「Blessed‐Cursed」を力強くパフォーマンスすると、続けて「WALK THE LINE」「Future Perfect(Pass the MIC)」を披露し、全3曲で、会場を熱く盛り上げました。

■IVEが3冠達成!

 2部のトップバッターを務めたのはIVE。ピンクのライティングの中、センターステージにあるゴージャスな椅子に座ったウォニョンが登場すると、客席は大盛り上がり。大きな赤いハート型の扉が開くと、ピンクのミニドレスにブーツを合わせた6人が改めて登場。デビュー曲の「ELEVEN」や、鏡とスモークを使用した「LOVE DIVE」、「After LIKE」で会場を沸かせました。


 そんなIVEは、“Best New Female Artist”と“Best Dance Performance Female Group”、そして“Yogibo Song Of The Year”を受賞。“Best New Female Artis”受賞時に、メンバーのレイがコメントした「今日も一生懸命舞台を準備してきたので、期待していてください」という言葉にふさわしい、特別なステージとなりました。

 また、2部では、INIとNiziUによるコラボステージも実現。冒頭、NiziUのミイヒとニナ、INIの藤牧京介と高塚大夢が、2003年にリリースされた中島美嘉の名曲「雪の華」を熱唱。4人の優しい歌声は、会場をしっとりとした雰囲気で包み込みました。その後、他のメンバーが登場すると、SEVENTEENの「CLAP」を、両グループともにオールホワイトの衣装で披露しました。

 コラボステージ後は、NiziUが青と黒のミニ丈の衣装で「CLAP CLAP」を披露し、INIは12月14日(水)発売の1stアルバム『Awakening』のタイトル曲「SPECTRA」を初パフォーマンス。それぞれのグループとしての魅力を、パワフルにアピールしました。

■j‐hopeのサプライズに歓喜!

 3部のオープニングアクトは、ITZYが担当。ブラックとシルバーの衣装で登場した5人は、11月30日リリースのミニアルバム『CHESHIRE』のタイトル曲「Cheshire」と、ポップなダンスがかわいらしい「SNEAKERS」で会場を魅了しました。

 そして、3部のラストパフォーマンスには、BTSのj‐hopeが登場。7月に発売したソロアルバム『Jack In The Box』から「MORE」「Arson」「Future」をパフォーマンスすると、花吹雪などを使った圧巻のパフォーマンスで会場を熱狂させました。


 また、今年の「MAMA」の“Yogibo Artist Of The Year”賞をBTSが受賞すると、j‐hopeが、涙ながらにあいさつをする一幕も。さらに同グループが、“MAMA PLUTINUM”を受賞した際には、メンバーのジンに電話するというサプライズを決行。電話越しでジンが「ARMY~(ファンの呼称)」と呼びかけると、会場が大きな歓声で包み込まれました。

 2日間にわたって行なわれ、今年のK‐POPを彩るアーティストが集結した「2022 MAMA AWARDS」。第4次K‐POPブームと言われ、新鋭アーティストの勢いが目立った今年のラインナップ。その盛り上がりを引き継いだアーティストたちが、どのようにK‐POPシーンを盛り上げてくれるのか、2023年も楽しみです。

※高塚大夢の高は「はしごだか」が正式表記

 「2022 MAMA AWARDS」各賞を受賞した主なアーティストは以下の通り。

■11月29日(火)

・“Yogibo Worldwide Icon of the Year”:BTS
・“Worldwide Fans’Choice”:Stray Kids/SEVENTEEN/TREASURE/TOMORROW X TOGETHER/GOT7/PSY/NCT DREAM/ENHYPEN/BTS
/BLACKPINK
・“Favorite New Artist”:IVE/NMIXX/LE SSERAFIM/Kep1er
・“Favorite Asian Artist”:JO1
・“Yogibo Chill Artist”:Stray Kids

■11月30日(水)

・“Best New Female Artist”:IVE
・“Best Female Artist”:ナヨン(TWICE)
・“The Most Popular Male Artist:j-hope
・“Best Vocal Performance Group”:BIGBANG 「Still Life」
・“Best Female Group”:BLACKPINK
・“Best Dance Performance Female Group”:IVE「LOVE DIVE」
・“Best Dance Performance Solo”:PSY「That That (prod.&feat.SUGA of BTS)」
・“Yogibo Album Of The Year”:BTS「Proof」
・“Favorite Female Group”:(G)I‐DLE
・“Best Dance Performance Male Group”:SEVENTEEN「HOT」
・“The Most Popular Group”:Stray Kids
・“Best Collaboration”:PSY「That That (prod.&feat.SUGA of BTS)」
・“Best Male Group”:BTS
・“Best Music Video”:BLACKPINK 「Pink Venom」
・“Yogibo Song Of The Year”:IVE「LOVE DIVE」
・“Yogibo Artist Of The Year”:BTS
・“MAMA PLUTINUM”:BTS

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