YouTubeチャンネル登録者数400万人超え(2023年1月現在)の、世界各地で活躍するアーティスト集団Repezen Foxx(レペゼンフォックス)。音楽、YouTubeなど、型にはまらぬ活動で人気を博す一方で、過激な言動により炎上してきた過去も持つ。
■傷ついた心を癒やす『大炎上』
Repezen Foxxは、DJ社長、DJふぉい、DJ銀太、DJまる、DJ脇の5人から成るアーティスト集団。2015年に“レペゼン地球”として活動を始め、2016年発表の楽曲「YSP」でブレイク後、2020年に福岡PayPayドームで行ったライブをもって同グループを解散する。その後、2021年にRepezen Foxxとして再始動。現在はタイ、インドネシアで活動しながら日本にも発信中だ。
多忙なスケジュールゆえ、本来なら1週間は必要なところ、3日で撮影を終わらせたという今回の写真集。宝島社によってつけられた『大炎上』というタイトルを、DJ社長は気に入ったようで「最近も、炎上した人を集めた格闘技イベント『炎上万博』を開きましたし、今後、日本の炎上ごとの総括みたいになれたらうれしいです」と熱く話す。
これにはメンバーも「じゃあ悪いことしかせんや~ん」(DJ銀太)、「これからもいっぱい炎上する(笑)」(DJ脇)と笑って反応。しかしDJ社長は「『炎上万博』を主催している限り、やっぱ僕たちは“大炎上”でいないと」と信念を曲げず。すかさずDJまるが「でも、他の人たちがちょっと炎上してるのを消してあげるっていう優しさもありますよね。優しさから来る炎上です」とフォローに入り、それに賛同したDJ社長は「僕たちが炎上することによって、炎上で苦しんでいる他のインフルエンサーたちの心を和らげるんです。
■“オワコン”だった2022年上半期
そんな彼らは2022年について、「ジェットコースターのような1年だった」(DJ社長)、「濃かった」(DJ脇)と振り返る。2022年、Repezen Foxxはインドネシアに拠点を移し、5月に「海外でブレイクするまで日本に帰らない」と宣言。ところが、8月に前言撤回の緊急帰国。そこから、DJ社長が格闘技イベント「BreakingDown」に出場したほか、タイのラッパー、SPRITEとのコラボ楽曲「XOXO」が大ヒット、12月にはライブツアー&「炎上万博」開催、初の写真集発売と、抜粋しただけでも濃密な1年だったことがうかがえる。しかし、その裏でYouTubeの再生回数が激減するピンチもあったそうで、昨年12月16日に開催されたライブでDJ社長は、「俺たちは今年の半ば、確実に“オワコン”だった」と衝撃の発言をしていた。
そのことについて聞くと「2022年の半ばは、YouTubeの再生回数が30万くらいまで落ちました。僕たちYouTubeで割りとうまくいったのも事実なので、海外でもYouTubeとかを活用しようと思っていたんです。でも、向こうの文化も言葉も何もわからない中で、『笑わせるの難しくね』って…。それに気付くのに半年かかったっすね」とDJ社長。「エンタメが違いすぎましたよね、まじで」とDJまるも深くうなずく。
続けてDJ社長は「やっぱ日本のトップYouTuberって、日本人が楽しめる日本語のコンテンツに全力を注いで、コラボや企画を組んでるじゃないですか。でも、僕たちは日本人にも海外の人にも見てもらいたいっていう思いがあったから、その両立はなかなか難しかったです。途中まで、タイ語と日本語だったり、インドネシア語と日本語だったりって、字幕を2個入れてたんですけど、4月くらいに諦めてスパッとやめました」と話す。
そこから3ヵ月ほど「サボった」期間があったというが、Repezen Foxxは怒涛(どとう)のスピードで立て直しを図っていった。
■「XOXO」の大ヒット
Repezen Foxxの勢いが戻ってきたのは、動画「ガーシーのみぞおち殴ってみた」が公開された夏頃だったという。そこからDJ社長が、格闘技イベント「BreakingDown」やYouTubeチャンネル「令和の虎CHANNEL」に出演したことで話題を呼び、さらに「XOXO」の大ヒットという音楽面での功績も残す。本楽曲のYouTube再生回数は1700万回を突破し、Billboard JAPANによるTikTok上の楽曲人気度を測るチャート「TikTok Weekly Top 20」では、昨年10月5日公開のチャートで2位にランクインして以来、13週連続でトップ10入り。作詞に携わったDJ銀太と、DJ脇に話を聞くと、ヒットの要因が浮かび上がってきた。
DJ脇が「耳心地って言うんですかね。聞きやすいことを意識した曲でした」と語る「XOXO」は、制作段階ですでに成功の兆しが見えていたそう。コラボ相手のSPRITEと一緒に行ったレコーディングの際、DJ銀太とDJ脇はSPRITEの実力に魅了されたそうで、「あ、これ、ヤバいのできるかもしれん…と思った」(DJ銀太)、「度肝抜かれましたね」(DJ脇)と回顧する。
さらにヒットを後押ししたのが、TikTokでブームとなった、DJまるによる振り付けだ。
「最初、銀太に振り付けを考えてほしいって言われた時に、『俺、振り付けなんて考えれるかな』って思ったんですけど、TikTokを一番見ているのが僕だったんで、それとなく作ってみたら、めちゃくちゃバズりました。意識したことは2つあって、上半身だけで誰でもどこでも踊れるっていうのと、 TikTokはエフェクトが大事なので顔が隠れない振り付けであること。そうすれば女の子にも受け入れられるのかなって思っていたら、これだけバズったので、間違っていなかったと思いますね」と手応え十分な様子。
レペゼン地球としても、Repezen Foxxとしてもヒット曲を生み出し、音楽でも揺るぎない才能を証明したRepezen Foxx。そんな彼らは、2023年にアーティストとして“世界を取る”ことを誓い、2022年をもってYouTubeを引退すると発表していた。現在は撤回し、これまで通りの動画はサブチャンネルで続行ということになったが、なぜこのタイミングだったのだろうか? すでに引退理由として「YouTuberと勘違いされたくないから」と述べていたが、今回話を聞くと、「実は建前だった」とDJ社長は話す(※取材は撤回前)。
■YouTube引退発表の“本音”
「YouTuberって、10年前は誰もなりたい職業じゃなかったし、みんなバカにしてたじゃないですか。それが5年くらい前から『おやおや』ってなって、3年前ぐらいから『小学生がなりたい職業ランキング』で1位になってきましたよね。でも、10年後、そのランキングにYouTuberがいるかは分からない。TikTokerかもしれない。盛り上がっている時にたまたま僕たちはYouTubeをやったけど、多分この先、シンプルにYouTubeは盛り上がりに欠けてくると思うんです。
「僕はアーティストとして売れるためなら、なんでもやるっていう気持ちで、YouTubeやTwitter、生配信、格闘技までやってきました。でも、もうYouTubeの力は十分借り切ったんで、これ以上続けても、アーティストとして上に上がることはないかなってふと思ったんです。もうみんな見てるでしょって。YouTubeでできることは、もうやりきりました」
真っすぐな目で、YouTubeへの思いを語るDJ社長。その一方で、海外進出を果たしたことで、「日本に戻ってきて」や「昔みたいな動画更新して」という声もあり、ファンが離れていったことも事実だと話す。だからこそ、2023年は「アーティストとして結果を出す」ことにこだわるようだ。
「結局俺たちが海外で結果を出せていたら、そういうことは言われなかったと思うんです。結局、面白い動画で汚いことや、わちゃわちゃやってるのって、いつでも誰でもできるんですけど、海外で挑戦して結果残すって、なかなかできないこと。だからこそ、ファンに悲しい思いさせる分、2023年はちゃんと結果出して、『やっぱ応援しててよかった』って思えるような存在なります」
DJ社長の固い決意に、深くうなずくDJ銀太、DJまる、DJ脇の三人。その様子は、全員の心に大きな炎がともっているようだった。2023年もきっと、その熱い炎はメラメラと大きく燃え続けるのだろう。
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