ジメジメした雨の季節はすぐそこ。洗濯を部屋干しする際の“生乾き臭”が気になるところだ。

そこで今回は、パナソニック「エオリア」が実施した、「梅雨時期の洗濯に関する実態調査」の結果とともに、プロによる“生乾き臭”対策を紹介していきたい。

■5人に1人が“生乾き臭”に常に困っている

 今回発表された「2023年 梅雨時期の洗濯に関する実態調査」は、4月18日(火)から4月19日(水)までの期間、自身で洗濯をする20~60代の男女551名を対象に、パナソニック「エオリア」がアンケートを実施したもの。

 まず、“梅雨時に最も負担を感じる家事”についての質問では、半数近くが「洗濯」と回答。梅雨の洗濯物が、多くの人の負担となっていることがうかがえる。

 加えて、梅雨の洗濯について部屋干しの頻度をたずねたところ「毎回部屋干しをする」(39%)、「ほとんど部屋干しをする」(33%)、「たまに部屋干しをする」(22%)と、部屋干し率は94%にも及んだ。

 そして“梅雨時期の洗濯の困りごと”に関する質問では、「乾きムラがある・乾かない」(54%)、「洗濯物の生乾き臭」(53%)がほぼ同割合で上位に。さらに「室内で邪魔になる」(38%)、「部屋がジメジメする」(36%)といった意見が続く。

 さらに、梅雨時期の洗濯の困りごととして上位にあがった“生乾き臭”について、その頻度を調査したところ、「いつも感じる」が20%と、5人に1人は生乾き臭に常に困っていることが判明。「たまに感じる」(48%)、「感じたことがある」(23%)と合わせると、91%が生乾き臭経験者である実態が浮き彫りになった。


■“生乾き臭が気になる洗濯物”はタオル類がトップ

 次に、“生乾き臭が気になる洗濯物”についてたずねる調査では、「バスタオル・フェイスタイル」が77%と、タオル類がほかと差をつけて1位に。続いて「肌着・Tシャツ」(49%)、「スウェット・パーカー」(29%)、「ジーンズ・ズボン」(29%)などの声があがった。

 また、生乾き臭が気になる洗濯物のトップとなった「バスタオル」と「フェイスタオル」について、その洗濯の頻度を調査したところ、「バスタオル」は49%が、「フェイスタオル」は53%が「1回使用したら洗う」と回答。
そのほか「2~3回使用したら洗う」がいずれも28%となっており、各家庭によって洗濯頻度が大きく異なることがわかった。

■プロが教える部屋干しテクニック

 これらの“生乾き臭”をはじめとする梅雨の洗濯物の悩みを受けて、パナソニック エアーマイスターの福田風子氏が、部屋干しテクニックを伝授。

 一般的に、衣類に水分が残ったまま5時間以上経つと、雑菌の繁殖が進んで部屋干し臭が発生すると言われており、部屋干しでは基本的に5時間以内に乾かすことがオススメだという。

 洗濯物を早く乾かすには、“温度”、“湿度”、“空気の循環”という三大条件を満たす必要がある。梅雨時は温度よりも湿度や空気の流れをコントロールするのが現実的で、湿度は50%以下を目安に低いほど乾きやすくなる。

 空気を循環させるには窓を開けるほか、換気扇や扇風機を回すのも有効。雨の日でも家の中より外の方が湿度は低い日は、雨が降り込まない程度に窓を開け、空気を入れ換えると効果があるそうだ。

【「2023年 梅雨時期の洗濯に関する実態調査」概要】
調査方法:インターネット調査
調査期間:4月18日(火)~4月19日(水)
調査対象:自身で洗濯をする20~60代の男女551名

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