高畑勲のアニメーションを知る展覧会「高畑勲展 ー日本のアニメーションを作った男。」が、6月27日(金)~9月15日(月・祝)の期間、東京・麻布台にある麻布台ヒルズ ギャラリーで開催される。

■平日限定の来場者特典も用意

 今回開催される「高畑勲展 ー日本のアニメーションを作った男。」は、高畑が人生に大きな影響を受けた太平洋戦争の終戦から80年が経過することを受けて実施される期間限定の展覧会。



 作品紹介エリアでは、『火垂るの墓』、『平成狸合戦ぽんぽこ』、『アルプスの少女ハイジ』のセル画&背景画が本展で初公開されるほか、監督・プロデューサーとして活躍している庵野秀明がかつて『火垂るの墓』に原画スタッフとして参加して描いた重巡洋艦摩耶のレイアウトとハーモニーセルも初展示される。

 また、幅広い知識とトーク力で定評のある伊集院光をナビゲーター、数多くのアニメーション作品に出演しているレジェンド声優の玉川砂記子をナレーションに迎えることが決定。加えて、プラス700円(税込)で映画監督・岩井俊二が展覧会の展示作品に合わせて選ぶ、公式プレイリストも音声ガイドとセットで聞ける。

 さらに、平日限定の来場者特典「特製ペーパーケース」も用意。曜日ごとに異なる全5種類のデザインがそろい、マルチに使える紙製のケースの中にはいしいひさいちが描いた高畑のイラストがあしらわれている。

 なお、前売チケットは、5月23日(金)より、公式サイトやローソンチケットなどで発売。スタジオジブリ学芸室の田中千義氏による展覧会のガイドツアーが楽しめる「スタジオジブリ学芸室スタッフによる解説付きナイトツアー」も同日より販売中だ。

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