ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、9月5日(金)から11月3日(月)まで、大人気イベント「ハロウィーン・ホラー・ナイト」を開催。同イベントの顔でもあるハミクマに今年も新たな仲間が増えることが7月から発表されており、濃いピンク色の“ハミクマキャンディ”がショー「ハミクマ・スウィート・スクリーム・パーティ」に登場することが予告されていた。
■本心をアンロック!
ついに今年は世界進出を果たし、アメリカのユニバーサル・オーランド・リゾート、ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド、中国のユニバーサル・スタジオ・北京でも登場することになったハミクマ。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでの初登場は2021年で、2022年からはステージ・ショーに出演するようになった。
ハミクマが初めて登場したステージ・ショーは2022年の「ゾンビ・デ・ダンス」。ハミクマ率いるサーカス団「ハミクマ・サイコ・サーカス」が、はみ出すことの大切さを説き、三代目J SOUL BROTHERSの「Rat-tat-tat」を踊った。
続く2023年には「ゾンビ・デ・ダンス」がAdoの「唱」にリニューアル。この年は、生の世界の裏側にあり、死後の世界とも言える“YOU ME LAND/黄泉の国”に存在するハミクマの魂“ハミクマソウル”が誕生。
それから2024年には、ハミクマとハミクマソウルによるダークなパーティをテーマにしたショー「ハミクマ・シャウト・イット・アウト・パーティ」が初登場。ハミクマの中の怒りが具現化したハミクマパンクがサプライズでお披露目された。
そして今年は「ゾンビ・デ・ダンス」の楽曲がKing Gnuの「SO BAD」に一新。ショーも「ハミクマ・スウィート・スクリーム・パーティ」としてド派手にパワーアップした。
事前告知もあり、期待に胸を膨らませた約1000人のゲストの前に登場したハミクマキャンディはハミクマの欲望が具現化した姿という新キャラクター。ハミクマパンクを「憤怒」、ハミクマキャンディを「強欲」に当てはめれば、“七つの大罪”の分だけ新キャラが登場し続けるのではないかと考えてしまう。
キャンディということで「原宿系のキャラクター?」と考えていたが予想は大外れ。アニメの巨大で強めなボスのように野太い声で「元気なくなる、欲しいもの諦melt~!」「幸せくるよ、もっと自分を信じてmelt~!」と倒置法で思いのままに生きる大切さを説いた。
予想外の声に会場もネットもざわついており、「声おっさんなの!?」「意外すぎた」「女の子だと思ってた」「思ってた以上に低くてびっくりしたwww」と話題に。しかしすでに発売されたばかりのぬいぐるみやグッズを持ったゲストも多数おり、これから人気が上昇していくことは間違いなさそうだ。
それから注目したいのがショーのホスト。2023年はハミクマのお腹の中に寄生していた悪魔デスブリンガー(死を運ぶ者)、2024年はキングカースブレイカー(呪いを解く王)が務めていたが、今年はアンロッカー(解き放つ者)がホスト役を担う。
今年のユニバーサル・スタジオ・ジャパンの秋のテーマは「正気なんか、失え。」。合同会社ユー・エス・ジェイのマーケティング本部ハロウィーン・プロジェクト統括ディレクターの鶴隼人氏は昨今「自分らしさとは何か」を考える機会が増えたことで、今回のテーマにたどり着いたという。
「自分はどういう風にあるべきなのだろうと考えることが増えた中で、何も考えずにありのまま・本能のままいる姿が本当の自分らしさなのではないかというところに今回USJが目をつけました。新たな刺激体験を通して、感情を解放していただくハロウィーン・イベントになればと思っております」と話す。
その精神は「ハミクマ・スウィート・スクリーム・パーティ」にも流れており、本ショーではアンロッカーが、本心をアンロックして、感情を解き放てるようにゲストをナビゲートしてくれる。“一度だけの人生、どう生きるかはその人次第”。ハミクマたちのかわいさはもちろん、デスメタルに乗せて歌い上げられる生きる活力が湧いてくるようなメッセージにもぜひ注目して堪能してほしい。
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