女子小学生が“今一番行きたい”テーマパークランキングが、小学館による「JS研究所」から発表され、東京・池袋にある「ちいかわパーク」が、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンや東京ディズニーランド・シーを抑え、1位に輝いた。
■「没入体験」がカギ?
今回調査を行った「JS研究所」は、小学校低学年女児向け雑誌「ぷっちぐみ」と、少女まんが誌「ちゃお」の編集部員がタッグを組み、女子小学生のリアルをひも解くプロジェクト。
「ちゃお」2025年9月号アンケートで「これまでに行ったことがあるテーマパーク」について尋ねたところ、1位は「東京ディズニーランド・シー」、2位は「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」、3位は「サンリオピューロランド」という結果に。
続いて「行ってみたいテーマパーク」については、1位に「ちいかわパーク」がランクイン。「ちいかわパーク」は、今年7月28日に、東京・池袋サンシャインシティ内にグランドオープンした、人気マンガ『ちいかわ』の世界に入り込める体験型施設だ。2位の「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」、3位の「サンリオピューロランド」、4位の「東京ディズニーランド・シー」など、人気テーマパークを抑えて1位に輝いた。
女子小学生の間でのちいかわ人気の高さを裏付けるように、「ちゃお」2025年6月号BIGアンケートにおける「好きなキャラクター」についての調査では、「ちいかわ」がサンリオの人気キャラクター「シナモン」「クロミ」に次いで3位に。また、2位の「クロミ」はマイメロディのライバルで、黒いずきんとピンクのドクロが特徴で女子小学生にも大人気だという。
さらに、「テーマパークで一番楽しいこと」について尋ねたところ、1位の「ジェットコースターに乗れる」を筆頭に、2位「色々なアトラクションがある」、5位「色々な乗り物に乗れる」など、絶叫マシンをはじめとしたアトラクションを楽しみにしている子が多いことが明らかに。
一方で、3位「キャラクターに会える」、4位「グッズやおみやげが買える」、といった、アトラクション以外の楽しみを見出している女子小学生も目立った。
好きなキャラクターに接し、カチューシャを装着してその世界観に浸る…。そんな非日常空間への没入体験をテーマパークに求めている女子小学生も少なくないようだ。
先述した「ちいかわパーク」には、展示エリアやゲームコーナー、グッズショップなどが展開されている一方、大掛かりなアトラクションや乗り物はなし。
「ちゃお」編集長は、「今回のアンケート結果を拝見して、子どもたちの“好き”や“行きたい”がとてもリアルに伝わってきて、ワクワクしました」とコメント。「東京ディズニーランド・シーはもちろん、ちいかわパークが『行きたいテーマパーク』の1位というのは、今の子どもたちがキャラクターの世界観そのものに浸る体験を大切にしている証拠です。JSたちにとってキャラクターがすごく大切になっています」と分析している。