1999年に結成され、国民的アイドルグループとなった嵐。2020年12月31日(木)にグループとしての活動を一時休止し、2026年3月13日(金)から始まるツアー「ARASHI LIVE TOUR 2026『We are ARASHI』」をもって活動を終了する。

嵐はこれまで、私たちにさまざまな夢や希望を届けてくれた。嵐はグループが強いだけでなく、一人一人の個性の強さが魅力の1つでもある。そこで、クランクイン!トレンドは各メンバーの魅力に注目。今回は二宮和也のこれまでの活躍を深堀りしたい。

■俳優仲間からも慕われる演技力

 二宮は1996年に事務所に入所し、芸能界入り。二宮といえば高い演技力も度々話題になるが、テレビドラマデビューは1998年の松本清張原作『天城越え』(TBS系)だ。その後、2003年に映画『青の炎』で映画単独主演を果たし、2006年にはハリウッド作品『硫黄島からの手紙』に出演したことで大きな話題を集めた。その後は2008年にドラマ『流星の絆』(TBS系)、2010年に『フリーター、家を買う。』(フジテレビ系)など、数々のヒットドラマや映画に出演。俳優としての幅を着実に広げていった。

 2016年には映画『母と暮せば』にて第39回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。2018年には『ブラックペアン』(TBS系)が放送され、本作は2024年にシーズン2が放送された。
2020年には映画『浅田家!』、2022年には映画『ラーゲリより愛を込めて』に出演。2023年に放送された大ヒットドラマ『VIVANT』(TBS系)では、重要人物のノコル役を演じ、圧倒的な存在感を見せつけた。さらに2025年に主演を務めた『8番出口』は、第78回カンヌ国際映画祭でも上映され、注目を集める。

 作品の時代や演じる人物の状況に合った自然な演技と、胸の内からあふれ出るような表現力が二宮の演技の魅力でもある。『ブラックペアン』で共演した竹内涼真は二宮の演技に刺激を受けたことを明かし「先生」と呼んで慕っているほどだ。

■ベースにあるのは“アイドル”の姿

 二宮はバラエティ番組などのMCでも大きな力を発揮している。『ニノさん』(日本テレビ系)や『ニノなのに』(TBS系)でメインMCを担当するほか、2017年には『第68回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)にて白組の司会を務めた。二宮のMCはフラットで的確という印象だ。ゲストを立てつつ適度なタイミングでツッコみ、自身が主張しすぎることなく番組を引っ張る。二宮の客観的な視点が存分に生かされているように感じる。

 また、彼はアイドルとして活躍しつつも、日々新しいことにチャレンジし、道を切り開いている。2021年には自身が中心となって、中丸雄一、山田涼介、菊池風磨と共にYouTubeチャンネル「ジャにのちゃんねる」(現:よにのちゃんねる)を開設した。
グループの違う4人の関わり合いや、普段あまり見ることのできない、街を歩いている姿、朝食を食べる姿なども見られるチャンネルで、開設当初から大きな話題を集め、2025年2月時点で494万人超のチャンネル登録者数を記録。アイドルのゆるい雰囲気や日常が垣間見えることで、ファンとの距離がより近いものになっている。

 2023年には事務所から独立し個人事務所“株式会社オフィスにの”を設立。二宮は、独立後も「よにのちゃんねる」をはじめ、後輩と関わる機会も多い。設立当時は二宮自身が仕事のメールのやり取りをしており、現在も現場に一人で行くこともあるという。独立後も二宮の仕事は途切れることがなく、それは二宮がこれまでに積み重ねてきた“信頼”の証であるように感じる。

 それから、嵐の活動休止以降も二宮は音楽活動を続けており、2022年、2025年にはカバーアルバム「〇〇と二宮と」をリリース。昨年には初のファンクラブイベント「OFFICE NINO HOLDINGS FAN MEETING 2025 “Show Case”」を開催した。本公演で二宮は全力で歌って踊り、ファンに変わらぬ愛を届けていた。

 二宮は自身のXの発信も多く、毎朝「皆ーおはよー」とファンへあいさつを欠かさない。最近では「今日は嵐の会報の撮影&打ち合わせ。着々と動いてますわよ。
ちょっとだけ踊ったザマス」「一昨日も昨日も今日も嵐だぜ、、、」「凄いぞ、、、今日だけで14曲位思い出したよ」など、嵐の近況報告も行っており、フォロワーが爆増した。

 2025年に発売した著書『独断と偏見』(集英社)で二宮は「ファンの熱量を決して忘れてはいないと常に発信するためには、どうやって『アイドル』を見せ続けるのか探っていく作業は必然的にしなきゃいけないし、何かが違うのであればそれも伝えなきゃいけない」と語っている。演技力でもMC力でも大きく評価される多才な二宮だが、彼のベースにはやはり“アイドル”があるのだ。

 グループ活動休止中も積極的に発信をし、新しいことに挑戦し続けている二宮。その挑戦はきっと止まることなく、これからもたくさんのファンの心を掴んでいくに違いない。(文:朝日奈風果)

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