着せ替え人形のリカちゃんがONとOFFを自由に切り替え“わたしらしい時間”を楽しむ姿を通じて、仕事もプライベートも大切にしながら生きる現代のライフスタイルを表現した展覧会 「リカちゃんのON/OFF展」が、3月4日(水)から3月31日(火)の間、東京・新宿にあるニュウマン新宿5階ルミネゼロで開催中だ。今回クランクイン!トレンドは、プレス内覧会に参加し初日の様子を取材。

リカちゃんの日常を切り取った数々の展示は、誰もが「分かる」を連発したくなる共感必至の内容だった。

■“リカちゃんみたいになりたい”はかなう?

 ノベルティのステッカーをもらい、会場に入ると、まずは直径約1mの巨大なリカちゃんの顔が来場者を出迎える。リカちゃんの周りには日常のONとOFFを象徴する小物があしらわれており、来場者を本展覧会の世界観へと誘い込む。それにしても、約1mという巨大サイズにしても、リカちゃんのかわいさはとどまることを知らないようだ。…そもそも私たちはなぜこんなにもリカちゃんに夢中になるのか? 次のエリアではその謎がひも解かれる。

 ここは、誕生から約60年、リカちゃんが多くの人を惹きつけ続ける理由を、美容とファッション業界の専門家の視点から分析していくエリアで、場内にはリカちゃんの顔の作りや骨格、パーソナルカラーの結果を記した展示がずらり! 中にはリカちゃんのような“バブみフェイス”に近づけるエクササイズや、リップ、チーク、髪色×パーソナルカラーの組み合わせで印象に変化を与えた8人のリカちゃんを紹介したブースも。“似合う”を知っているからこそ引き出されるリカちゃんの魅力には、憧れだけで終わらない、自分自身にも活かせるヒントが散りばめられていた。

 そしていよいよ本展覧会の目玉、「現実を生きるリカちゃん」とのコラボ展示へ。「現実を生きるリカちゃん」とは、仕事や恋愛、SNSとの付き合い方など、現代を生きる誰もが抱える“現実”をリカちゃんに投影して発信する、ユーモアと観察力のある投稿が話題のクリエイター。本展覧会では、職業、プライベート、恋愛の3つをテーマに、30体のドールで全15シーン(各2展示)を表現したジオラマ展示が楽しめる。

■OFFのリカちゃんに共感の嵐

 筆者のお気に入りは、煌びやかな衣装とヘアスタイルで香水の新商品PRイベントに参加するインフルエンサーのリカちゃん。華やかな場の裏側、OFFの様子をのぞくと、そこには目しか見えていない日焼け対策コーデに身を包み自転車のカゴいっぱいに日用品を詰め込んだ姿があった。
袋から飛び出るネギや誰とも出くわしたくないコーディネート…休日の自分を見ているようだった。

 また、ジャケットに赤ジャージの姿でリモート会議に参加する会社員リカちゃんのOFFの姿には、取材陣から「私だ」「心当たりある」という声がちらほら。展示の中には、キレイに割れなかった割り箸やクローゼットからはみ出た洋服など、小物にも日常のあるあるネタが詰め込まれていて見どころが満載だ。

 さらに、関西テレビの谷元アナウンサーが監修したリカちゃんも用意。ONのリカちゃんの手元にある原稿は実際に谷元アナウンサーが赤入れしたものだそう。また、「中継トラブルつないで!」と書かれたカンペを持つスタッフのリカちゃんもいて、細部にまでこだわりを感じる。

 “プライベート”には、日常の休日を表現したリカちゃんたちが。推しの初ドーム公演に興奮する会員ナンバー4桁台のONリカちゃんが、推しの熱愛疑惑に動揺するOFFの姿には切ないものがあった…。実はこの熱愛のニュース、原稿がアナウンサーリカちゃんの手元にある。このように、各展示の世界線がつながっていることが分かる仕掛けも施されているので、隅々まで見逃さないようチェックしてほしい。

 また、本エリアの最後には、リカちゃんが大学の先輩と出会い、恋愛に至るまでのストーリーをON/OFFで表現した展示が。友人と恋バナをする様子やデートの服選びに悩むシーン、さらには付き合って8年目に訪れたマンネリ期まで、恋愛の楽しさと厳しさを表現した展示はどこか他人事と思えない。


■Myリカちゃんと楽しんで

 さらに奥には、自身のリカちゃんを使って撮影できるフォトスポットが設置されている。鏡を使った映え写真が撮影可能なスペースや、貸出し用のリカちゃんが用意されたスペースまで「リカ活」を楽しめるポイントが充実。ちなみに、本エリアではお気に入りのぬいぐるみやアクリルスタンドなどを使った撮影も大歓迎だという。

 それから、東京会場限定で“満員電車に揺られるリカちゃん”が撮影できる顔はめパネルも登場する。

 また、会場内ではメインビジュアルのほか、ON/OFFのシチュエーションで撮り下ろした6種のリカちゃんと、リカちゃんとおそろいコーデがかなうアパレルアイテムなどが販売されている。

 ドールにONのコーデとOFFのコーデがセットになった、本展覧会限定の「リカちゃんの ON/OFF展 リカちゃん」は数量限定のため、気になる人は早めのチェックがおすすめだ。

 誰もが持っている「ON」と「OFF」の姿。どちらかが正しいのではなく、どちらも大切な自分であることをリカちゃんが教えてくれる本展覧会。鑑賞後は「ON」と「OFF」の自分どちらも大切にしたくなった。
 
 (C)TOMY/リカちゃんのON/OFF展製作委員会

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