韓国発ボーイズグループNCTのユウタ(中本悠太)が、3月6日(金)公開の映画『スペシャルズ』に出演。原案・脚本・監督を務める内田英治による完全オリジナル作品の本作は、年齢も性格もバラバラな“孤高のプロの殺し屋たち”が、裏社会のトップである本条会のクセ者親分が訪れるダンス大会での暗殺をもくろみ、チームを組んで大会出場を目指す、ダンスアクション・エンターテインメント。
■殺し屋のオーラを放てるよう奮闘
――脚本を読んで、桐生はどんな人物だと思いましたか。
中本:人とじゃれ合うのを嫌っていて、一人でいることが多い一匹狼タイプなんだけれど、本当は昔諦めたダンスへの思いを持っている人。ちゃんと温かい心を持っている青年なんだろうなと思って演じました。
――秘めた心を持った桐生を演じるのは難しそうですが、意識した部分などあれば教えてください。
中本:ダンスがあったので、演じやすかったです。僕もダンスをやっているので、桐生のダンスに対する思いが変わっていくシーンでは「ここは大きく動いてみようかな」と工夫することもできました。演技だけど“ダンスも加わるエンターテインメント”みたいな感じで、逆にダンスがなかったら、もっと難しかったと思いますね。
――撮影中に内田監督や共演者の皆さんからディレクションやアドバイスをもらうことはありましたか。
中本:直接的なディレクションとかではなくて、背中で引っ張ってもらった感じです。
――では、中本さんが作っていた桐生の人物像を割とそのまま演じられた?
中本:そうですね。本読みの時に声のトーンをどうするかという話はあったんですけど、実際にカメラの前に立って映像になった時の感覚とか僕のビジュアルだったりとか、いろんな要素が、ある程度ハマっていたのかなと思います。
――声のトーンの話というのは、どんなことを相談されたのでしょう。
中本:荒々しくするのか落としていくのか、もう少しハスキーにしてみるのかといった話をしました。本読みの段階では大きい声の方がいいって言われたんですけど、実際はそこまで大きな声を出していなくて…。あ、なので撮影中に唯一言われたのが「オーラを出してほしい」でしたね。
オーラを出すって難しいんですけど、やっぱり(椎名)桔平さんや小沢(仁志)さんは座っているだけで圧倒的なオーラを感じるから二人に負けないようにって。殺し屋として対等に並べるように、オーラを放とうと頑張りました(笑)。
■3年前は考えられなかった交友関係
――桐生の表情からも彼の心情が伝わってくるようでした。先ほどオーラの話もありましたが、セリフがないシーンはどんなことを意識していましたか。
中本:心の中でハッピーなことを考えてみるとか、桐生の気持ちをイメージしながら撮影しました。例えば、桐生がお母さんに気持ちを伝えるシーンでは、孤立する前の純粋な桐生を思い浮かべてみたり。
――本作は銃撃戦(ガンアクション)も見どころの1つだと思います。中本さんは映画『HiGH&LOW THE WORST X』でアクションシーンを経験されていますが、銃を持っていることで難しさに変化はありましたか。
中本:今回は本当に難しかったです。自分で言うのもなんですが、『HiGH&LOW THE WORST X』の時に「アクションシーンが初めてにしては上手だったよ」って、けっこう褒めてもらえたんです。だからガンアクションも「よし、やったろう!」という気持ちで臨んだんですけど、実際に弾が出ていない中で相手が撃ってくる状況を想像して動くことに慣れなくて…。拳だと手が出て顔の近くに来るまでが想像できるけど、銃はそれが分からないからめっちゃ難しい。
――銃があるだけで感覚がかなり変わる。
中本:全然違いますね。銃の持ち方や間合いもあって、「自分の体から離れたものがあるだけでこんなに違うのか」ってくらい難しかったし、三人でにらみ合うシーンとかは、目の前の銃を気にしながら別の銃も気にしないといけない。でも、一流の殺し屋だからキョロキョロしすぎてもよくないとか、変な粗(あら)が目立たないようにいろんなところに気を配ってました。
――本作で初めて内田監督の作品に出演された中本さん。内田監督の印象や現場での思い出深い出来事などあれば教えてください。
中本:内田監督は独特な雰囲気を持っている方なんですけど、話すとすごく熱いところがあって。もっとお話ししたかったなってタイミングで撮影が終わってしまったので、別の作品にもぜひ参加してみたいです。現場はアットホームな雰囲気で、「すごく恵まれてるな」と思うステキな環境でした。僕は今まで自分の中にある感覚や怒りとかの感情を引っ張り出して役作りをしてきたんですけど、今回素晴らしい役者さんたちと共演させていただいて、1から役を作れる役者になりたいと思うようになりました。
――“スペシャルズ”のメンバーからもたくさん刺激を受けた?
中本:受けすぎました! 皆さん演技が上手で、さっきまで笑っていた方たちが一瞬で役に入るんですよ。楽屋のシーンとか、アットホームな空気があったからこそ感情を出すことができた気がして、現場に引っ張られるってこういうことなんだろうなって実感しました。
――そうそうたるメンバーがそろった作品ですが、撮影に入る前は緊張などされましたか。
中本:「怖いんじゃないか」ってめちゃくちゃ緊張してました(笑)。でもいざ撮影が始まると、皆さん本当に気さくで、隠れてダンスの練習をしている桔平さんに小沢さんが「コソ練してんじゃねぇよ!」って声をかけたりなんかして、すごく和気あいあいとした雰囲気でしたね。撮影から1年半くらい経っているんですけど、いまだに連絡を取り合ったりもしてるんです。
作品を通したつながりって僕にとってすごく貴重なんです。韓国にずっといたから日本の芸能人の皆さんとの交流がほとんどなくて、『HiGH&LOW THE WORST X』から始まり、いろんな方たちとつながるというのは、3年前くらいまで考えられなかったので感慨深いです。
■もしもスペシャルズでNCTの曲を踊るなら?
――本作では、スペシャルズのメンバーが80年代の名曲にのせてダンスを披露します。アフロ×スーツというインパクト抜群のビジュアルも見どころですが、もしもNCTのメンバーでこのナンバーを披露するとしたら誰を選抜されますか?
中本:ドヨンはスペシャルズが踊るようなダンスをやりたがらないので絶対に入れたい! あとはめっちゃノリノリで踊ってくれそうなジャニーと、ダンスが好きなテヨンとマーク。その中にしっかりめのジェヒョンを入れたらどうなるのか見てみたいですね。
アフロやスーツも面白がってくれるはず。僕らCELEB FIVE(韓国の女性コメディアンによるユニット)の皆さんとステージを披露したこともあるので、けっこうノリノリでやってくれる気がします。
――では逆に、スペシャルズの皆さんにNCTの曲を踊ってもらうなら何の曲がいいでしょう。
中本:NCT 127の「Dreams Come True」みたいなバラードにダンスが加わった曲にします。マイクスタンドを立てて、腕を使って振り付けを踊ってもらったりサビで体を揺らしてもらって、ノリで踊ってもらいます。桔平さんや小沢さんがやってくれるか分かりませんが(笑)。
――ぜひ見てみたいです(笑)。続いて、中本さんの俳優業への思いも聞かせてください。『HiGH&LOW THE WORST X』の須嵜や『クールドジ男子』の一倉颯、そして本作の桐生と、これまでさまざまな役を演じてきましたが、ご自身の俳優としての魅力はどんなところにあると分析しますか?
中本:俳優としての魅力は、まだ全然ないと思っているんですけど、目には自信があります。今まで演じた役ってセリフがあまり多くないんですよね。なので、目で訴えるような演技は割と得意なのかなと思います。
逆に今セリフが多い役を演じることになったら、めちゃくちゃ戸惑うだろうし、その役だけに集中できるような環境に身を置きたくなるかもしれません。スケジュールがあるので毎回どうしてもいろんなことをやりながらになっちゃうんですけど、セリフが多い役をやるってなったら「これが終わるまでアーティスト活動は一旦やらないぞ」っていう縛りをつけて、しっかり向き合ってみたいです。
――以前ソロ写真集の囲み会見で「ソロ活動はチームでできないことに対するフラストレーションを爆発させる場所」とおっしゃっていたのが印象的でした。昨年はグループ活動と並行してトークショーやツアーなどソロ活動も積極的に行われていましたが、考えに変化はありましたか?
中本:めっちゃ変わりました! 写真集を出した2024年は年齢的にもいろいろ悩んでいて、何か自分の表現を爆発させる場所としてソロを…みたいなことを言っていたんですけど、今はちょっと違いますね。ソロ活動をやってみたからこそ気づいたこともあるし、足りないことや今の自分が持っているポテンシャル、(ソロ活動では)得られないこととかが目に見えて分かったんです。だからこそ、もう1回原点に立ち返った時に、改めてチームは自分にとってすごく大事なものだと思えた。なので、今はどちらかというと、どういう風にバランスを取って、グループ活動を最大化しながらソロも勢いを持ってやっていくのかを考えて、モチベーションに変えています。
今後は、グループとソロの活動をいいバランスでやっていくのが目標ですね。畑が全然違うからこそ、そこに精通した人たちとしっかりお仕事をしてみたいっていうのもあるし、チームはチームで、今は人数が変わったりもするけど、しっかりと形を残して活動していくことにフォーカスを当てて続けていきたいと思っています。
(取材・文:杉崎絵奈 写真:上野留加)
映画『スペシャルズ』は3月6日(金)より全国公開。
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