KEY TO LITの佐々木大光が主演を務める舞台『ダッドシューズ2026』が、4月16日(木)から、東京のシアター1010で上演。昨年、ケガにより惜しくも完走がかなわなかった同作の復活公演に挑むことになった。

今回クランクイン!トレンドは、ダンスチーム“インビジブル”の一員・若木翔を再び演じられることに「本当に感謝しかない」と語る彼に、今の気持ちやダンスへの思いなどをじっくり語ってもらった。

■“若木翔”に対して抱くイラ立ち

――まずは再演が決まった心境を教えてください。

佐々木:本当に感謝しかないです。前回、途中で公演中止という形で終わってしまったにもかかわらず再演のお話をいただけて、本当にありがたいと思いました。

――改めて台本を読んで、感じ方に違いはありましたか? 今どのように挑もうと思っているかも教えてください。

佐々木:去年のことはインプットされています。分からなかったことに関しても、「ここはどういうことなのか」「どういう感情で、このシーンになんの意味があるのか」など素直に聞くことができたので、あとはまた稽古を重ねて、より深めていくだけだと思っています。

――佐々木さんが演じるのは、持ち前のダンススキルを生かし、ダンサーの夢を追いかける主人公・若木翔。自分自身とリンクするところはありますか?

佐々木:リンクする部分は少ないかもしれません。昨年、稽古に入る前は「リンクするかも」と思っていたのですが、実際に演じてみたら(若木が)思った以上にナヨナヨしていて、もやもやするやつだったんです。「なんて男らしくないやつなんだ! はっきりせい!」って(笑)。ふわふわしていて、もがきながら生きていて、でも好きなことをしたい…現代の人たちに近い感覚を持っている役だなと思いました。
唯一リンクするのは、夢にもがいているところくらいですかね。

――なぜそんなにもやもやするのでしょう?

佐々木:若木の言っていることも分からなくもないんですけど、いい意味でも悪い意味でも争いごとを好まないんです。時と場合によっては、それがすごく大事なこともあると思うんですけど、切磋琢磨(せっさたくま)するという感覚もない。若木の考えに対して「ダンスが好きなんだろう? じゃあ、こうしないと!」って時折思っちゃうんですよね。

――佐々木さんはスランプを感じたことはありますか?

佐々木:できなかったらできるまでやるし、1つ学んだと捉えるタイプなので、スランプを感じたことはないですね。基本的に「ダンス=楽しい」としか思わないかも。去年ケガをした時は「いろんな方に迷惑をかけて申し訳ない」という気持ちになりましたけど、そう思いながらも止まっていられないなって。ネガティブになる時間を作らないというか、うまくいかなかったら、しっかり寝てまた備える。それだけかなと思っています。

■ダンスと向き合った稽古期間

――昨年の稽古期間は、ダンスと向き合った期間だったのではないかと思うのですが、どんなことを感じましたか?

佐々木:とにかくタップダンスがカッコイイ。事務所にもタップダンスをやっている人がいるので、身近に感じてはいたんですけど、この舞台を通して改めてカッコイイなと。「やっておけばよかった」とも思いましたね。


――昨年に続き、今回もダンスアーティストグループ“GANMI”のSotaさんによる振り付けが入っているとのことですが、どうなりそうでしょうか?

佐々木:確実に、昨年とは振り付けを変えてくると思います。どう作ってくださるかは、まだ分からないですけど、一度ご一緒させていただいているので、信頼しきっていますね。

――この1年でダンスに対する思いに変化はありましたか?

佐々木:踊れる時に踊っておこうと思うようになりました。ケガをした時に、「普通に踊れていたけど、こんなにありがたいことだったんだな」って感じましたし、いつ踊れなくなるか分からないから、できる時にやろうと。

――最近刺激を受けたダンサーさんはいらっしゃいますか?

佐々木:15 CHAAさんですね。『R4 STREET DANCE』(フジテレビ)っていう番組で同じチームだったんですけど、17歳の女の子とは思えないほどに、めっちゃくちゃクランプ(ストンプ<足を踏み鳴らす>、チェストポップ<胸を突き出す>、アームスイング<腕を振り下ろす>の3つの動きを基本とした、感情を激しく力強い動きで表現するダンススタイル)がうまい。Dリーグとかも最近すごく見に行っています。

――Dリーグは、どういったところが魅力ですか?

佐々木:ダンスだけを見に来ている人たちでアリーナが埋まるってすごい! 一人一人の魅力もありますけど、みんなでダンスっていう空間を楽しめるところが僕は好きです。

――最後にこれから作品を見る方にメッセージをお願いします。

佐々木:現段階でこの舞台に出てくるダンスのジャンルには、HIP‐HOP、タップ、ジャズ、去年で言うとロッキン、ポップも入っていました。いろんなダンスの要素が入っている舞台でもあるので、さまざまなダンスのジャンルを楽しんでもらいつつ、作品自体も皆さんに楽しかったと思ってもらえるようなクオリティーで届けたいと思います!

(取材・文:於ありさ 写真:松林満美)

 LEGEND STAGE PRODUCE『ダッドシューズ2026』は、4月16日(木)~4月22日(水)まで東京“シアター1010”、4月25日(土)~4月26日(日)まで愛知“アイプラザ豊橋 講堂”、5月2日(土)~5月4日(月・祝)まで大阪“COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール”で上演。

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