下着やアパレルなどのプロデュース業や、公式YouTubeチャンネル「KIRALAND~キラランド~」の開設など、2020年は多岐にわたって、活躍の幅を広げてきたタレントの明日花キララ。そんな彼女のカレンダー「KIRARA WORLD 2021」(主婦の友社)が12月9日(水)に発売。

今回明日花に、彼女が演出を手掛けたカレンダーについてや、気になる“美の秘訣”、2020年の振り返りなど、たっぷりと聞いてきました。(取材・文=Nana Numoto/写真=松林満美)■「ファンの人と出かけたい」想いを込めて

――今回のカレンダーのテーマは「キララと一緒に旅をしよう」ですね。ファンと一緒に“旅”をしようと思った理由はなんですか?

これまで色々イベントをやってきましたが、ファンの方との宿泊イベントはやったことがなかったんです。いつかやりたいと思っていたのですが、こういう状況になってしまった今、なかなかできなくて…。なので、「ファンの方とどこかに出かけられたらな」という気持ちを込めて今回カレンダーを作りました!

――明日花さんは、ご自身のプロデュースブランド「whip・bunny」の撮影でも、ミリ単位でこだわっていると伺いました。今回の撮影で特に時間をかけたカットを教えてください。

カレンダーの1月、2月の「モスクワ」をテーマにした撮影は、フェイクスノーを降らせて撮ったんです。その雪を本物みたいに見せるところが苦労しました。「せーのっ! 雪!」って言いながらタイミングを合わせて、本物っぽく見えるように何度もやり直して撮りましたね。あと、個人的にお気に入りのカットは5月、6月の「中国」です。

――わかります! わたしも一番好きな写真です。

本当ですか! あのカットはイチ推しですね。
衣装は「中国」の雰囲気が一番好きですが、メイクに一番こだわったのは「アラビア」かなあ。普段しないようなメイクに挑戦しました。■明日花キララ式“腹筋”がすごい!

――メイクが違うだけでガラッと気分が変わりますよね。撮影に挑むに当たって準備したスキンケアやボディメイクについても聞かせてください。

普段から毎日習慣としてやっているのは、最近自分でプロデュースした「KISSHADA」というパックです! 電流が流れるパックで、成分を電流が浸透させてくれるんですよ。毎日の習慣にすることで、プルプルのお肌を目指せます。あとは、撮影の前は必ず美顔器を使うようにしていますね。美顔器は3種類持っていて、その日の朝のむくみの状態によって使い分けています。それから、ボディがむくんでいるなって思う時は業務用のエステの機械を使います! 自粛中にジムが閉まってしまったので、家でできることはないかなと思い、業務用のエステの機械を買ったんですよ!

――それはすごい!

なので、ちょっと食べすぎちゃったなとか、ボディがむくんでいるなって日は、自分でキャビテーションをするようにしています。

――使いこなしているんですね! 普段から食生活とかトレーニングも気をつけつつ、マシンでもケアしているって感じでしょうか。

そうですね。自粛中にジムが閉まったときは、運動も毎日できなくなってしまって。
家でできる簡単なストレッチを取り入れつつ、食べすぎちゃった日はマシンでケアしています。

――ご自宅でのストレッチは、どんな感じでやっていますか?

わたし、ストレッチは腹筋しかしないんです。寝転がった状態で上半身を起こす腹筋じゃなくて、立ったままやる簡単なものです。「ここが気になるな」って思ったら(脇腹をさす)、その部分を曲げて、お腹の力だけで起き上がるようにします。これだけ! これを毎日10回くらいやったら、それだけで腹筋がつきました。右左、そして後ろに反るので、全方位鍛えられます。横になる必要がないし、どこでもできるので便利です。

――それは良いことを聞きました! もしよければ、2020年の個人的ベストコスメも教えてください!

発色がよくて好きなのは、「Flower Knows(フラワーノーズ)」です。リップとかも本当に可愛くて、パケ買いしちゃうくらい。アイシャドウはほぼ全色持っています。チャイボーグメイクも大好きです。■コロナ禍で感じた“忘れられる不安”

――お渡し回(取材日に実施)は、久しぶりにファンの方と会う機会だったと思います。
イベントをやってみていかがでしたか?


こういう状況なのであんまり集まらないかなと思っていたのですが、全国から来てくださって、「寝ないできたよ」とか「朝の3時に出てきたよ」って人、「青森からきたよ」って方もいらっしゃいました。こんな時期なのに、本当にありがたいなって思いましたね。去年は毎月1回か2回は必ずイベントをやっていたので、今年はとても寂しかったのですが、今回、全国からファンの方が集まってくれたことは、とっても幸せでした。

――明日花さんのファンは女性の方も多いと思いますが、中には、明日花さんのプロデュースするクリニックで“キララぼくろ(目元と口元のほくろ)”を入れる方もいらっしゃると聞きます。

お渡し会でも、“キララぼくろ”を結構見かけました。マスク生活の中でも、目元にあるほくろは、目立つんですよね。また、2ショット撮影で、マスクを外したとき、「あ! 口にもある!」って嬉しくなりました。アイライナーなどでも作れるので、簡単なイメチェンって感じで挑戦してほしいです。

――些細なことですが、印象が変わると思います。マスクの話も出ましたが、今年は新型コロナウイルスが蔓延して世界的にも大きく変化があった年でした。やはりお仕事をしていて不安になることもありましたよね。

そうなんです。
先ほども言ったのですが、毎月ファンの方に会えていたのが急に会えなくなってしまって…。“消耗品”じゃないけれど、「忘れられちゃうんじゃないかな」とか不安になりました。わたし自身、推しがいたら絶対に会いに行きたいし…。今年は、ファンの人に「早く会いたいなあ」って思う1年でしたね。

――毎月会っていたのに急に会えなくなったら、「あの人どうしてるんだろう?」とか思っちゃいますよね。

そうそう! 思います。「元気にしてるかなあ」とか。

――明日花さんにそんなふうに思われたいですね。思い出されたらすごく嬉しいと思いますよ! でも、コロナ禍にも関わらず、明日花さんがプロデュースされた水着や下着が完売するなど成功を収めた一面もあったかと思います。

2020年はどこの会社も水着が売れなくて、売り上げが、これまでの10分の1になってしまったという話も聞きました。そんな状況の中なのに、「本当に売れたね」って言われるくらい売れたみたいで。「みんなどこでどうやって着ているんだろう?」ってちょっと疑問に思ったけど(笑) でもこういう状況が終わったら、ますます使って欲しいなって思いました。


――逆境を乗り越える、明日花さんの力、そしてファンからの支持の強さを感じます。そんな明日花さんは、来年をどんな年に?

2021年は、今年やってきたことを全てやりつつ、その上で今年新たに立ち上げたアパレルブランドとか、パックのブランドとかをさらに大きくして広げていけたらなって思います!

ーーこれまでも、マグロ漁に出たり、ラップに挑戦したり、幅広く活躍されていましたが、挑戦を続けていかれるんですね。

そうですね! 実は、ラップは、「やってほしい」って最初に言われたときは、「何を言ってるんだろう」って思ってたんです(笑)。でも「意外とうまいよね」って言われることが多くなり、せっかくこういう機会を与えてもらったので、もっともっと極めていきたいなと思っています。もちろんマグロもね! これからも釣りに行きたいです(笑)

※「whip・bunny」の「・」はハートマークが正式表記

【「KIRARA WORLD 2021」概要】
発売日:12月9日(水)
価格:3000円+税
発行元:主婦の友社

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