恋愛小説家の母と、オタクで恋愛に興味のない娘が織りなす“トモダチ母娘のエキサイティング・ラブストーリー”『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』(日本テレビ系/毎週水曜22時)の第4話が2月3日(水)に放送された。今回は橘漱石(川上洋平)と入野光(岡田健史)がそれぞれ大活躍し、水無瀬碧(菅野美穂)と空(浜辺美波)の窮地を救う。

だが事態は思わぬ展開に。(文=Nana Numoto) ※本記事はネタバレを含みます。ご注意下さい

■“鼻毛デート”の真相が明らかに

 渉周一(東啓介)が初デートでずっとつけ鼻毛をつけていたことを知り、理由を気にする空。その訳は「忘れられない人がいるから、このデートを失敗させようとした」というものだった。納得できずにいた空は、心のモヤモヤを吐き出すべく、入野の作った物語のイメージボードを描く。

 空は失恋のモヤモヤをぶつけたイメージボードを見せるために「おだや」に入野を呼び出した。入野はイメージボードの出来栄えにいたく感動する。話題はいつしか周一との鼻毛デートの話に移り、入野の「恋愛のプロ」らしい解説は空を感心させるのだった。だが突然、店の奥から碧が現れ、そこにバッタリ、周一もやってくる。そのせいで「おだや」には碧を振ったゴンちゃん(沢村一樹)、空を振った周一、空を気にかける入野が一堂に会することになってしまった。そこで入野は空のために、なぜ“好きな人”ではなく“忘れられない人”なのかを周一に尋ねる。“忘れられない人”というのは、周一にとって忘れられない初恋であり、大切な思い出の中の人物なのだった。
この物語に真剣に耳を傾けていた空は、チャンスに賭けようと「私と、もう一度デートしてもらえませんか?」と申し込むのだった。

■碧&漱石がキス寸前

 一方の碧は、人気バンド、サイレントナイフのユウト(赤楚衛二)を主演に碧の作品が映画化される話に舞い上がっていた。しかしふたを開けてみると、ユウトは碧の作品を改変し、全く違う内容の脚本で映画化しようとしている。これは碧にとって到底納得できる話ではなかった。しかし小西(有田哲平)から、新刊を出版するには条件を飲んでほしいと暗に言い渡され、ますます複雑な想いを抱えることに。漱石はそんな碧の意向を守ってどうにか納得できる脚本にするために奔走するのであった。

 努力の甲斐あり、悠人に碧の気持ちを解ってもらうと、漱石はすぐさま碧の家へ。そしてふたりは並んで祝杯をあげるのであった。そこで漱石は、碧の作品が大好きで担当編集になりたくて散英社に入ったのだと吐露する。目に涙を光らせ思いを伝える漱石を、碧はつい抱きしめてしまう。ふたりはそのまま、キス寸前まで…。

■川上洋平の演技力がすごい!

 こうして大どんでん返しのラブが描かれた第4話だが、特に目覚ましい活躍を見せたのが漱石だろう。
碧のために寝ないでプロットを練ったり、映画の脚本家に直談判しに行ったり、さらにはユウト本人にまで直接会いに行って頼み込む。碧のために一途に走り回る漱石の姿に思わずキュンとしてしまう。実は漱石には思わぬ過去があり、身を呈してでも担当作家を守ろうという強い気持ちがあった。このことを知った碧は、どこかこれまでとは違った視線を漱石に向ける。ふたりの関係は恋なのか、信頼なのか、情なのか。それはまだ定かではないが、碧にとって漱石が“特別”な存在になり始めているのは確かだろう。漱石の奔走する姿にSNS上では「漱石の株が爆上がり!」、「漱石の泣きの演技がとてもよかった!」などの声が上がっており、川上の演技力に触れる声も多かった。繊細な芝居を要される漱石という役を川上は、華奢な身体をめいっぱい使い表現する。その切なげな瞳をみて思わず抱きしめてしまった碧の気持ちが痛いほどわかった視聴者は多かったことだろう。

■ゲストには赤楚衛二も

 さらに第4話はゲストとして赤楚が登場。サイレントナイフのボーカルのユウトこと久遠悠人役として、作品を盛り上げる。『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(テレビ東京、以下『チェリまほ』)でブレイクした赤楚が登場することで、SNSでは「スター役もぴったりハマる赤楚衛二くん」、「赤楚衛二くんの俳優としての振り幅やばい」などと期待の声が多数上がっていた。
赤楚はファッションブランド「サマンサタバサ」のメンズモデルオーディションをきっかけに芸能界入りする。その後、『ねぇ先生、知らないの?』(MBS)でW主演、『チェリまほ』で単独主演を飾るなど、一気に知名度を獲得する。愛嬌のある瞳が特徴的な赤楚は、本作ではチャラチャラしたアイドルと見せかけ、実は音楽に対して真摯な姿勢で挑むユウトという役を好演する。最初こそ、生意気な態度を崩さなかったユウトだが、実は碧の小説のファンだったことも明かされ、最後は大団円となった。

■気になるのは、碧と漱石の関係

 そして気になるのは、碧と漱石の関係だろう。碧はすでに「何かあいつといると心の中まで喋っちゃうのよ」と話しており、漱石に対して他の人とは違う何かを感じているのは確かな様子。一方の漱石も、碧が憧れの小説家であることは明かしているものの、それ以上の気持ちがあるのかは定かではない。大人の恋はキスから始まるのか。漱石が、まだ伊藤沙織(福原遥)との関係を整理していない点も気になるところだ。ゴンちゃんの結婚が白紙になり俊一郎(中村雅俊)言うところの「おだやを含む自分の横は、碧ちゃんの為に空けておきたい」ことや、突然の漱石との大接近など、碧を取り巻く恋模様は大きく変化し始めている。

 空の恋も進展し、入野もどこか恋愛に関して心を入れ替えた様子。さらに碧は前述のとおり恋の一波乱があったことで、水無瀬家はついに母娘共に恋愛モードに突入したように思う。
しかし肝心の空の本番デートや、碧のキスの真相は次週に持ち越し。また待ち遠しい1週間となってしまった。

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