少女時代の楽曲「Gee」に乗せて踊る動画がTikTokで流行中なのをご存知ですか? TikTokにおける再生回数や影響力などを総合的に判断して生成された国内週間楽曲ランキング「TikTok HOT SONG Weekly Ranking」の2021年7月19日~2021年7月25日の集計では、この少女時代の「Gee」が3週連続で首位を獲得し話題に。少女時代が2009年に「Gee」をリリースしてから12年。

今回は彼女たちのすごさを振り返ってみたいと思います。(文=西門香央里)

■かつて一大ブームを巻き起こした「Gee」

 少女時代がデビューしたのは2007年。BoAや東方神起などを排出したSMエンターテインメントが、男性アイドルグループ“SUPER JUNIR”の成功を経て、女性版として企画した「仮」少女時代は、当初は11人で結成され、その後メンバーの入れ替わりなどがあり、9人組としてシングル『また巡り逢えた世界』でデビューを果たします。SMエンターテインメントがデビューさせる大型新人として、デビュー前から注目されていました。

 その後、リリース予定だったアルバムの延期などで9ヵ月間の空白期間を経て、2009年に1stミニアルバム『Gee』でカムバック。タイトル曲である「Gee」のMVで彼女たちが見せたのは、初々しかった『また巡り逢えた世界』での少女時代とは違い、長く細い足をスキニーパンツで強調した、抜群のスタイルを誇る姿でした。

 「Gee」は、KBSの音楽番組「ミュージックバンク」で史上初の9週連続1位を記録し、多くの音源チャートで1位を獲得。一大ブームを巻き起こします。

 同じ年に発売された2ndミニアルバム『GENIE』も10万枚を売り上げ、ゴールデンディスク賞などの音楽大賞をいくつも受賞。2010年には日本での活動を開始。少女時代のK-POP界での地位が確立されていきました。(ちなみに、「GENIE」の振り付けは日本人ダンサーで振付師である仲宗根梨乃が手がけたことでも有名です)

■なぜ少女時代がTikTokで流行ったのか?

 少女時代の「Gee」がTikTokで流行っていると聞いて、「今更?」という気持ちもありましたが、確かに「Gee」はTikTokのような音楽に乗せてダンスなどを投稿する動画共有アプリにはウケがいいかもしれないと筆者は思いました。


 何よりも、12年前とはいえすでにヒット曲として有名な曲だったというのは非常に大きいように思います。以前からK-POPが好きだった層の中では「誰もが知っている曲」の1つであり、“少女時代の「Gee」”と言われたら、空でも歌えるくらいだと思います。もちろん、K-POPオタクである筆者もすぐ歌えます(笑)

 次に、曲が非常にキャッチーであること。一度聞いたら忘れられない中毒性のあるメロディーと歌詞は、ついつい一緒に歌いながら踊りたくなってしまうもの。TikTokではみんなに見てもらうこと、そしてパフォーマンスをしてもらうことが流行のきっかけになるので、キャッチーさは非常に大事な要素です。

 そして、まねしたくなるダンス。韓国でも「Gee」のカバーダンスは芸能人始め多くの人がしています。「소녀시대 Gee 커버 댄스(少女時代 Gee カバー ダンス)」と検索すると、韓国での「Gee」のカバーダンスがたくさん出てきますよ。

 日本でも今回の流行前から、「Gee」のカバーダンスは多くありましたが、特に“遠藤時代”という少女時代のカバーダンスチームがとても有名でした。少女時代本人たちも知っているという有名なチームで、テレビ番組にも出演し、少女時代と“間接的に共演”したことも。チームにはあの有名な日本人ダンサー、菅原小春も所属していたこともあります。

 完璧にカバーすることは難しくても、TikTokのような空間なら、上手い下手関係なく、限られた時間の中だけで誰でも楽しむことができます。
「Gee」は楽曲やダンス共に、TikTokでカバーして楽しむために、ぴったりだったのでしょう。

 また、TikTokには少女時代のオリジナルバージョンのダンスを披露する以外にも、曲に合わせて自分たちのオリジナルの振り付けを投稿するユーザーも多くいます。これは音楽に合わせて好きなように楽しむTikTokならではですね。

 あなたもTikTokで自分ならではの「Gee」を投稿してみてはいかがでしょうか?

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