コロナ禍が本格的に始まって早2年。これまで以上に「恋人がほしい」、「出会いがない」と悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか? 恋活・婚活マッチングアプリ「Pairs(ペアーズ)」を運営する株式会社エウレカの調べによると、コロナ禍で“恋愛に対する意識”が変化した人が増えているといいます。
■約5割が恋人がほしいと回答
今回の調査は、20代と30代の一般男女1000名と「Pairs」の新機能「コミュニティチャット」の利用調査をもとに作成されたもの。コロナ前と比べて恋愛に対するモチベーションや恋人・パートナーの見つけ方の変化に関するアンケートを実施したところ、以下のような結果が明らかになりました。
同調査によると、コロナ前と比べ、半数以上にあたる51.7%が「恋人・パートナーがほしい」と感じるようになったと回答。同時にコロナ禍で恋人・パートナーがほしいと思っているにも関わらず、60.3%もの人が「特に何もしていない」と回答しており、恋愛に対する意識は高いものの、“実際に行動に移せていない”という実態が浮き彫りに。
一方、実際に相手探しを行っている人に活動内容を聞くと、「恋活・婚活マッチングアプリ・サイト」(57.1%)がトップとなり、次いで「友達・知人に紹介をしてもらう」(11.7%)、「合コン」(6.3%)、「所属しているコミュニティ(職場・学校等)」(6.3%)が続きました。
■マッチングアプリの利用頻度がアップ
また、マッチングアプリを現在利用している人に対して、「コロナ禍を通じて、マッチングアプリを利用する頻度はどうなったかを教えてください」と聞いたところ、回答者の半数以上となる59.4%が「増えた」と回答し、コロナ禍での出会いに恋活・婚活マッチングアプリが以前にも増して活用されていることがわかりました。
「コロナ禍前と比べるとお相手を選ぶ決め手が変わったか?」という設問では、約半数となる47.5%もの人が「変わった」と回答。どんな決め手を重視するか聞くと、「共通の価値観や趣味・話題がある」(30.7%)が首位、続いて「一緒にいて居心地が良い」(24.6%)と、両項目合計で半数を超え、コロナ禍をきっかけに、相手を選ぶ際に“内面がより重視されるようになった”とも考えられます。
■恋人・パートナーに求める条件も変化
「コロナ禍を通じて、価値観・考え方が近い異性が良いと思うようになったか」、「コロナ禍を通じて交際相手との共通の趣味・話題があった方が良いと思うようになったか」という質問に対しては、いずれの設問でも20代の女性が最も「思うようになった」と回答した割合が高い結果に。コロナ禍を経験した結果、相手選びで「価値観・考え方」、「共通の趣味・話題」重視に最も変化したのは20代女性のようです。
コロナ禍を通じて重視するようになった「共通の価値観・趣味・話題」ですが、実際に「共通の趣味を持つ異性の友人や知人(恋人候補となる)はいるか」と聞いたところ、82.7%もの大多数が「いない」と回答し、共通の趣味を重視するものの、実際のところは日常生活のなかでそういった人がいないことに悩んでいる人は多いと考えられます。
■“アフターコロナ”の恋愛で楽しみたいことは?
長引くコロナ禍で、思うようなデートを楽しめないからこそ、“アフターコロナ”のデートに夢をはせる人も多いようです。
恋人や恋人候補とアフターコロナでやりたいアクティビティを聞いてみると、「旅行」(54.3%)、「食べ歩き・カフェ巡り」(35.5%)など、“お出かけ系のアクティビティ”に人気が集中。男女別でみると、女性の方がいずれも高い数値が出ており、お出かけ意欲は女性の方が高いようです。
恋人・パートナー候補との出会いはもとより、人との出会いの機会自体が減りつつある昨今。インターネット上で気軽に出会いを探せるマッチングアプリの需要は高まりつつあり、同時に異性に求める条件も変化しつつあるようです。「良い出会いがほしい!」と感じるのであれば、オンライン・オフライン問わず、さまざまな出会いのツールを活用することが、コロナ禍における恋愛を楽しむ秘訣なのかもしれません。
【「コロナ禍の恋愛意識調査」概要】
調査対象:20~30代の一般男女1000名 ※各世代性別ごとに250ずつ回収
調査方法:インターネット調査(調査機関:株式会社ネオマーケティング)
調査期間:8月6日(金)~8月12日(木)
【「Pairs『コミュニティチャット』に関する利用状況調査」概要】
調査対象:「Pairs」現会員 総回答者数3735件
調査方法:インターネット調査(株式会社エウレカによる自社調査)
調査期間:9月6日(月)~9月8日(水)