ABEMAの人気恋愛番組『オオカミ』シリーズの最新作『虹とオオカミには騙されない』の最終回が、10月24日(日)に配信された。ついに迎えた最終告白。
■怒涛のLINEラッシュの真相とは
のあが復活し、オオカミが男子メンバーにいることがわかった第12話。ラストに、男子メンバーによる怒涛(どとう)のLINEラッシュが巻き起こった。まず、Takiに一途だったしょうたが、のあを誘った太陽LINE。その怪しい行動に、SNSでは“オオカミフラグ”が立てられていたが、これは彼の優しさから来るものだった。かいととのあに二人で話す機会をあげたくて、アクションを起こしたらしい。
また、こうへいがTakiを誘った月LINE。「今日呼んだのは、Takiにしか言えないこと。実は俺…」と深刻そうに話すこうへいの姿を見て、彼がオオカミであることを確信した。予告で、「おれ オオカミ ごめん」とメッセージを残したのは、こうへいであると。
そして、しゅうぞうが月LINEで呼び出したのはセイラだった。セイラの頭をポンポンとなでて、「赤ちゃんみたい」とほほ笑むしゅうぞう。これはもう、好きにならざるを得ないという感じだろう。「今が一番楽しいし、出会えてよかったよ」と言われたセイラは、もう終わってしまう…という切なさからか、複雑そうな表情を浮かべていた。その後、さくらがしゅうぞうに月LINEを飛ばし、「セイラちゃんを、幸せにしてあげて欲しい」と伝えるのだが、その姿はあまりにも切なかった。初めこそ、バチバチしていたセイラとさくら。だが、しゅうぞうを巡る三角関係は、最も美しい形で終わりを迎えた。
■運命の最終告白 誕生したカップルは?
ついに、やって来た運命の最終告白。『虹オオカミ』がスタートしてから3ヵ月間。
最初に現れたのは、モモカ。月LINEではかいとを誘っていたが、最後に選んだのはエザキだった。「一緒にいると楽しくて、ありのままでいられて、すごくラクで…エザキのことが好きだなって思いました」と告白すると、エザキは「オオカミじゃねえ、って言ったじゃん」とほほ笑み、「おいで、俺はモモカが好き」と抱き寄せる。“モモザキ”カップルの成立に、スタジオメンバーからも歓喜の声が上がっていた。
続いて、りのがこうへいの前に現れる。「私が何かしたら、それを上回って楽しい時間にしてくれるのが、すごく好きでした」と伝えると、笑顔のこうへいがオオカミの仮面を外す。第一印象から揺るがなかった“りのへい”の一途な恋は、最高のラストを迎えた。
また、一途オオカミなのでは? と疑われていたしょうたは、オオカミではなかった。
そして、セイラとさくらがしゅうぞうのもとに向かう。「一緒にいる時間がとても幸せで、いつの間にか諦められなくて。それくらい好きになってました(セイラ)」「何度も忘れようとしたけど、諦めきれませんでした。とっても大好きだし、すごく大切な人です(さくら)」。しかし、しゅうぞうはオオカミだった。空を舞う赤い風船が、17歳の二人の淡い恋の終わりを知らせる。オオカミに騙されてしまったかもしれないが、この夏、二人が成長を遂げたことは間違いない。
去り際、しゅうぞうから、赤い手紙を渡されたさくら。そこには、「妹みたい」と言ってしまったことへの謝罪や、気持ちが傾いてしまったこと。
さらに、もう一人オオカミが。のあからモモカに心変わりしたかいとは、オオカミだった。赤い手紙には、「モモカが好きだと嘘をつくことで、この現実から逃げ出そうとしていました」と切ない真実が書かれていた。のあは、「復活できたけど、恋愛ができなかった」と最終告白をしなかったため、オオカミに騙されなかったことになる。ただ、オオカミの役目を放棄してまで、のあを傷つけたくないと思った彼の気持ちは、嘘ではなかったはずだ。
■虹の前で誓ったオオカミの真実
『虹オオカミ』では、「メンバーと一緒に虹を見た場合、その虹が出ている間は嘘をついてはいけない」という特別ルールがあった。そのルールを使って、真実を告白したのが、オオカミだったしゅうぞうだ。
最終告白の直後、セイラが「あの時の気持ちは、嘘じゃないって信じたい」と言い、時間が巻き戻される。月LINEデートの日、二人で虹を見たようだ。しゅうぞうは、ホースで虹を作って、「虹に嘘ついちゃいけないってルールだったじゃん?」と問いかける。
おそらくこの時点で、セイラはしゅうぞうの正体がオオカミであることに気付いたのだろう。もしもオオカミではなかったとしたら、「オオカミじゃないよ」と言うはずだ。だが、セイラもそこで「オオカミですか?」と聞くことはしない。二人の間には、オオカミであるか? というものを超越した絆が芽生えていたのだ。それにしても、“虹ルール”をこんな風に使用するなんて…。
ついに、『虹オオカミ』が終わってしまったが、やっぱりオオカミシリーズは素敵だなと思う。恋だけでなく、友情や、たくさんの愛がぎゅっと詰め込まれた宝物のような日々。11人の素敵な日々を、最後まで見届けられたことを幸せに思う。