オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』から誕生した11人組ボーイズグループ“INI(アイエヌアイ)”が11月3日(水・祝)、いよいよデビュー。今回は、そんなINIを国民プロデューサーとして、そしてMINI(INIの公式ファンネーム)としてこよなく愛するライターが、11人一人ひとりの魅力を前後編に分けて紹介する。
■低音ボイスのムードメーカー池崎理人
まず紹介するのは、2001年8月30日生まれ福岡県出身の池崎理人。池崎の持ち味は、なんといっても“イケボ”で繰り広げるラップ。その実力は、未経験ながらもオーディション開始当初から高評価を得るほどだ。
11月3日に発売のデビューシングル『A』に収録される楽曲のラップパートでは、ここぞのタイミングで彼の声が響き渡っている印象。一度聴いたら忘れられない低音でファンの耳を魅了している。
魅力的な顔立ちと低音ボイスから、クールなイメージを持たれがちな池崎だが、実はムードメーカーと言われることも多い。オーディション中に行われた「姫ビジュアルセンターを探せ!」企画で、佐野雄大の女装を見た時は「チューしたいです」と発言し、他の練習生の爆笑をかっさらった。
また、実は熱い思いを胸の内に秘めている池崎。デビューを決めた直後のインタビューでは「この声を生かして世界一のラッパーになって世界で活躍したいと思います」と高らかに宣言するなど、常にファンをワクワクさせてくれる。
■過去の経験を信じて夢を掴んだ尾崎匠海
尾崎匠海は、大阪府出身、1999年6月14日生まれ。「メンバーの中で1番いじられキャラな人は?」という質問では、毎度、尾崎以外の全員が、尾崎を選ぶほどのイジられポジションだ。
そんな尾崎は、番組参加前からグループでの活動経験や、路上ライブ、YouTubeなどさまざまな活動経験を持っており、ダンス、歌ともにスキルが高い。
INIでは高塚大夢、藤牧京介とともにボーカルラインを担当しているが、曲によって表情を変えながら魅せるダンスパフォーマンスも圧巻。歌って踊っている彼を見たい人は、INI公式YouTubeと合わせて、『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』の公式YouTubeにある推しカメラなどもチェックしてほしい。
■技術&愛嬌兼ね備えたリーダー木村柾哉
愛知県出身、1997年10月10日生まれの木村柾哉はINIのリーダーを務めている。木村は、番組に参加する前は、韓国の人気アイドルグループSEVENTEENなどのバッグダンサーや、ダンス講師としての経験を持つメンバー。番組放送前に行なわれた「オンタクト能力評価」で1位を獲得し、同番組のテーマ曲「Let Me Fly ~その未来へ~」ではセンターに抜擢。デビューメンバーが決定する最終審査でも1位を獲得した。
言葉にすると、あまりにもハイスペックすぎる木村だが、彼が人気を集める理由は、人徳の高さにもある。例えば、オーディション中のレベル分けにより(A~Fまである内の)Fクラスに割り振られたメンバーに声をかけられた木村は、自分の練習時間を削り、嫌な顔1つせず笑顔でダンスを教えに行き、Fクラスの雰囲気を明るくさせた。
さらに、愛らしいのも彼の魅力。オーディション時に審査員から「(髪型は)誰かを意識している?」と聞かれると「そうすけ、ポニョの」と答える不思議っぷり。スキルが高く、それでいて愛嬌もあるので人気の理由も納得だ。
■実はストイック! ふんわり王子様・後藤威尊
後藤威尊は1999年6月3日生まれ、大阪府出身。関西外国語大学のミスターコンでグランプリを受賞した経験を持つ超ハイスペック男子だ。
レベル分けテストでは現INIメンバー尾崎、佐野とともにチーム“浪速のプリンス”としてパフォーマンス。当時から王子様キャラではあったものの、「みんなの王子様になりたい、後藤威尊です」という自己紹介でそのキャラを定着させた。
王子様になるためのストイックさも惜しまないのが後藤の魅力。グループバトルでは、誰よりも自主練習に励む後藤がメンバーに対して「今日みたいな練習していたらみんなが後悔すると思う」と練習中の休憩の多さを指摘し、「ちょっとしんどいと思うけど、指先まで意識しよう」と鼓舞してみせた。また、INI公式YouTubeに公開されている「INI|Morning Routine」では、運動をした後で、英語やスペイン語などを勉強する分刻みのスケジュールを披露。今後さらに王子様力を高めていくのが楽しみだ。
■グループ1の子犬系男子・佐野雄大
2000年10月10日生まれ、大阪府出身の佐野雄大は番組開始時から「練習生が選ぶビジュアルが気になる練習生」として注目を浴びたメンバー。
「練習しても全然上手くなれへん。やのにみんな自分の時間削って教えてくれるのも申し訳ない」と思い悩み、たくさん涙を流しながらも努力をし続け、最終的にはダンストレーナーのKENZOや仲宗根梨乃を驚かせる存在となった。
そんな佐野の魅力は、なんと言っても愛嬌たっぷりの笑顔。グループバトルの「&LOVE」のパフォーマンスでポケットからメッセージ入りのハートの紙を出した際の弾ける笑顔はたまらない。また、オーディション中、思い悩むメンバーがいると「わかるで」「しんどいよな」と関西弁で優しく語りかけ、相手の立場に立って思いやる姿は癒しを与えてくれた。
INIのデビューシングル『A』にA面シングルとして収録されている「Rocketeer」のMVが公開された際には、経験豊富なメンバーに引けを取らないパフォーマンスを披露している佐野。これからどこまで成長していくのか、彼の笑顔に癒されながら応援したい。
■ギャップが魅力のミステリアス担当・許豊凡
1998年6月12日生まれ、中国出身の許豊凡(シュウ・フェンファン)はINIのミステリアス担当。中国語のほか、日本語、英語、韓国語がしゃべれるため、今後INIがグローバルで活躍するためには欠かせない存在だろう。
彼の持ち味は、なんと言っても表現力の高さ。コンセプト評価で披露した「SHADOW」では、笑顔と見下すような表情をおり混ぜたり、自身のソロパートのところでさりげなくウインクして見せりして多くの人の目を奪った。
オールラウンダー的な魅力を持っている許だが、チャーミングなところも彼の魅力。番組中、いきなり一人称を「フェンフェン」と言い出したり、言い間違えた際にはカメラにポーズを決めて誤魔化したりするお茶目さがたまらない。色気とあざといのギャップで深い沼に入りたいのなら、ぜひ許に注目してみてほしい。
※池崎理人の崎は立つ崎が正式表記
※高塚大夢の高ははしごだかが正式表記