俳優の菅田将暉が主演するドラマ『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系/毎週月曜21時)のセミレギュラーキャストとして、女優の水川あさみの出演が発表された。菅田演じる久能整が、幼少の頃にかわいがってもらっていた女性役を演じる。



【写真】『ミステリと言う勿れ』より幼少期の整(柊木陽太)と喜和(水川あさみ)

 累計発行部数1400万部を突破した田村由美の同名漫画(小学館「月刊フラワーズ」連載中)を実写ドラマ化する本作は、菅田演じる天然パーマがトレードマークの大学生・久能整が、淡々と自身の見解を述べるだけで難事件や人の心の闇を解きほぐしていくミステリー作品。

 水川が演じるのは、整が通う東英大学の准教授・天達春生(鈴木浩介)のパートナーだった女性・美吉喜和役。整とは、まだ彼が幼い頃に出会っており、さまざまな問題や悩みを抱えていた少年・整を温かく見守り、彼のその後の人生を左右するようなアドバイスを与えたり、道しるべを示したりと、大きな影響を与える存在となっていた。ところが、整と出会った数年後に悲しい事件に巻き込まれ殺されてしまう。成長した整は、喜和の強い影響もあり、天達が准教授を務める大学に通うことに決める。そんな天達は、今でも整がとても頼りにしている数少ない一人となっている。

 水川が月9ドラマに出演するのは、『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(2017)以来4年半ぶり。演じる喜和は回想シーンでの登場のみとなるが、整を母親のように温かく包み込む演技で、強い印象を残す。今後、喜和がどのような形で本作に登場するのか、また幼少期の整を演じる子役・柊木陽太との共演シーンにも注目したい。

 演じる喜和について水川は「整の幼少時代に大きな影響を与えていますから、とにかく整を思うことを意識しました」と語り、「幼少期の整を演じる(柊木)陽太君がメチャクチャかわいくて。陽太君は京都ということで、私と同じ関西出身なのでいろいろ話をしていました。最初はすごく緊張していたみたいなんですけど、どんどん話すようになって打ち解けてくれたので、そんな雰囲気が2人のお芝居に出ていれば良いなと思っています」とメッセージを寄せた。


 さらに、「整自身の本質に触れていく存在になるので、整にキチンと寄り添う喜和が演じられていたらいいなと思います。ぜひ、ご覧いただけたらうれしいです」と呼びかけている。

 ドラマ『ミステリと言う勿れ』は、フジテレビ系にて毎週月曜21時放送。

 水川あさみのコメント全文は以下の通り。

<水川あさみのコメント全文>

――『ミステリと言う勿れ』へのご出演経緯は?

 出演のオファーをいただいてから、まず原作マンガ、そして脚本という順番で読みました。こんなにガッツリしたミステリー作品を久しぶりに読んだのですが、原作がすごくしっかりとしたストーリーになっているので面白いと思いました。そうしたら、松山(博昭)監督から“喜和役でお願いします”と言われたんです。松山監督のもとでお芝居をする時にいただく役としては珍しい雰囲気の役なので、面白いな~と思い、“ちゃんとやります!”とお返事しました(笑)。

――喜和はどのように演じようと思われましたか?

 包容力がある優しい女性…と、監督から言われましたので、とにかくそれを意識して演じました! それだけです(笑)。

――喜和の出演パートは回想シーンのみとなりますが?

 そうなんです。今は亡くなってしまっているという設定ですので、回想シーンにしか出演しないのですが、整(菅田将暉)の中にある忘れられない良い思い出の一部になれたら良いなと思います。喜和は直接、今起きているストーリーに絡むことはないのですが、人を通して、思い出として作品に関わっていくのは面白いですね。


――整にとっては重要なキャラクターですが?

 まだ何があったのかはわかりませんが、整の幼少時代に大きな影響を与えていますから、とにかく整を思うことを意識しました。幼少期の整を演じる(柊木)陽太君がメチャクチャかわいくて。陽太君は京都ということで、私と同じ関西出身なのでいろいろ話をしていました。最初はすごく緊張していたみたいなんですけど、どんどん話すようになって打ち解けてくれたので、そんな雰囲気が2人のお芝居に出ていれば良いなと思っています。

――喜和のパートナー、天達春生役の鈴木浩介さんについて。

 浩介さんは久しぶりにご一緒しました。そう言えば、浩介さんもいつもとは雰囲気の違う役ですよね? 松山監督に何か試されているのかも(笑)? 浩介さんは面白い雰囲気を作り出す役を演じられることが多いけど、今回は天達も喜和同様、優しくてしっとりとした役。整と天達のシーンを撮影で見られなかったので、オンエアを楽しみにしています。

――最後に、視聴者のみなさまにメッセージをお願いします。

 私は今回、整自身の本質に触れていく存在になるので、整にキチンと寄り添う喜和が演じられていたらいいなと思います。ぜひ、ご覧いただけたらうれしいです。

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