女優の小松菜奈と俳優の坂口健太郎が27日、都内で行われた映画『余命10年』高校生限定試写会イベントに出席。高校生からの「運命が大きく変わった出来事や出会い」という質問に答えた。
【写真】“運命が大きく変わった出会い”を告白した小松菜奈&坂口健太郎
本作は、小坂流加によるベストセラー小説の実写化。20歳で不治の病にかかり、もう恋はしないと心に決めた茉莉(小松)と、生きることに迷いながらも茉莉と出会い恋に落ちていく和人(坂口)が織りなすドラマを描く。
茉莉を演じる上でこだわったことについて小松は「全部を全身全霊で、という気持ちで演じさせていただきました。生きた感情でお芝居をしたいな、と入る前からずっと思っていました」と告白。さらに「お芝居していても何度も気持ちが動きましたし、茉莉のせりふ一言一言が演じているときも胸に刺さって、辛くもあり切なくもなり、なんともいえない感情になりながらお芝居していました」と口にした。
作品に出演する前と後の心境の変化を小松は「周りにいてくれている家族や友人、支えてくださっている方々を大切にして愛していかなきゃいけないな、と改めて考えさせられました」としみじみ。続けて「家族の時間を大事にするとか、自分が幸せだなと思うことをかみしめるというか。毎日それを確かめられているかといったらわからないですけど、そういう意識をすることも大事になるんだなと思いました」とかみしめた。
この日は、高校生からの質問に二人が答える場面があった。「運命が大きく変わった出来事や出会い」を聞かれると、小松は「映画に出会えたことです」と回答。「18歳のときにデビューさせてもらったのが映画から始まって、映画の現場に行って、映画の仕組みを知れて。すぐには気づけなかったんですけど、映画で生きていきたいなと思わせてもらいました」と自身のターニングポイントを語った。
一方、坂口はモデルのオーディションのときに会場を間違えてしまい、違うビルで待っていたときのことを振り返り「間違えたビルにいたときに、声をかけてくれた警備員さん。『ここは違うよ』って教えてくれなかったら、僕はこの場にいないかもしれない」と明かした。
映画『余命10年』は3月4日より全国公開。

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