英王室ウィリアム王子とキャサリン妃の末っ子、ルイ王子が、先日4歳の誕生日を迎えた。まだまだ表に出ることは多くないものの、将来の国王ジョージ王子や、おマセでおしゃまなシャーロット王女とは一味違う可愛らしさで世界の王室ファンを魅了中。
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早くも物怖じしない末っ子気質の片鱗が
2018年4月23日、ロンドンのセント・メアリー病院で誕生したルイ王子。フルネームをルイ・アーサー・チャールズ王子といい、王位継承順位は、祖父チャールズ皇太子と父ウィリアム王子、兄のジョージ王子と姉のシャーロット王女に次いで第5位。王室の慣例に則って、生後間もなく病院前でメディアにお披露目された。
その後7月に行われた洗礼式には、ウィリアム王子夫妻ファミリーに加え、祖父母であるチャールズ皇太子夫妻とキャサリン妃の両親ミドルトン夫妻、叔父叔母のヘンリー王子とメーガン妃、ピッパ・ミドルトンと夫のジェームズ・マシューズ、そしてジェームズ・ミドルトンも参加。キャサリン妃に抱かれて満面の笑みを浮かべるルイ王子の写真も公開されたが、妃によると、この日のルイ王子はとてもリラックスしていて穏やかだったそう。生後3ヵ月にして、早くも物怖じしない末っ子気質の片鱗がみられる。
この年の11月には、チャールズ皇太子が70歳の誕生日を迎え、家族写真が公開された。皇太子夫妻のインスタグラムでは、次期国王にしてバースデーボーイご本人、おじいちゃんでもあるチャールズ皇太子の顔を思いっきりつかみ、みんなの笑いを誘う一幕もシェアされている。
好奇心旺盛!
1歳の誕生日には、ケンブリッジ侯爵家恒例、母キャサリン妃撮影のポートレートが公開された。ノーフォークにある夫妻の別荘アンマーホールで撮影されたもので、ニットを着たお腹や袖口には枯れ葉や草がいっぱいで、うっそうと茂る庭を元気に動き回った様子。末っ子王子たるもの、服の汚れなど気にしない。
同じ頃、一家はそろってキャサリン妃が出展するチェルシー・フラワー・ショーを訪れ、ルイ王子の歩く姿がメディアに初公開された。ウィリアム王子が見守る中、大きな枝を手に、ムチムチの脚で駆け寄る姿はとってもキュート。カメラに向かって突進するスタイルは、この後の写真でもちらほらみられるが、ルイ王子のシグニチャーが誕生した瞬間と言えそう。
また6月には、祖母エリザベス女王90歳の誕生日の記念式典「トゥルーピング・ザ・カラー」で、バッキンガム宮殿のバルコニーセレモニーに初登場。このセレモニーは王室メンバーが一堂に会し、小さなロイヤルキッズたちが思い思いに振る舞う様子を見るまたとないチャンスだが、ウィリアム王子の腕に抱かれたルイ王子も、上空の戦闘機に手を振ったり、指さしてみたり、観衆に臆することなく楽しんだ様子。
そしてかわいいロイヤルキッズを堪能できるイベントと言えば、よりプライベート感のある、王室メンバー出場のポロマッチも大注目。ルイ王子も家族と一緒に、ウィリアム王子とヘンリー王子の応援に駆けつけて、試合の合間にはピクニックをする様子がキャッチされた。キャサリン妃の膝に座って一生懸命食べる様子はかわいいったらない。この日は、キャサリン妃のサングラスをかけて、メーガン妃と生まれたばかりのアーチーくんを笑わせる姿も目撃されている。
チビッコ王室メンバーとしてコロナ禍に大活躍
翌2歳の誕生日を、まさにコロナ禍真っ只中に迎えたルイ王子。恒例となったキャサリン妃撮影の誕生日ポートレートは、NHS(国民医療サービス)への感謝のシンボル、レインボーカラーを手のひら一面に塗った写真だった。フィンガーペインティングかと思いきや、紙ではなく、顔にべちょっ!アートが無事に仕上がったのかは…定かでない。
コロナ禍で王室メンバーの公務もリモートになるなどすっかり様変わりしたが、ルイ王子もチビッコメンバーとして大いに活躍したようだ。動物学者のデヴィッド・アッテンボローとのコラボ企画では、絶滅しそうな動物について話を聞く兄に対し、ルイ王子はたどたどしい口ぶりで、「好きな動物は何ですか?」と質問。子どもらしいシンプルな問いに癒やされる人が続出したのは間違いない。
また、この年のクリスマスには、ロンドンで開催されたパントマイムショーに家族そろって訪れ、ジョージ王子やシャーロット王女と一緒にレッドカーペットデビューを果たしている。大勢の関係者を前にして、興味津々だった様子。
幼稚園入園、4歳に!
昨年はスクールライフの第一歩、シャーロット王女も通ったロンドンのウィルコックス・ナーサリー・スクールに入園した。3歳の誕生日を記念して、キャサリン妃が撮影した初登園前の1枚が公開されたが、リュックを背負い、赤いキッズバイクにまたがってうれしそうな笑顔を見せるルイ王子からは、ワクワク感が伝わってくる。
そして今月23日に4歳に! 公開されたポートレートに写るルイ王子は、すっかり少年らしくなってきて頼もしい限り。キャサリン妃の構えるカメラに向かって、突進するスタイルも健在だ。ヘンリー王子の王室離脱や叔父アンドルー王子のスキャンダルを経て、王室における役割がますます大きくなっているウィリアム王子とキャサリン妃のケンブリッジ侯爵一家。王室にとって、エリザベス女王の在位70周年というビッグイヤーの今年、ちびっこロイヤル、ルイ王子の活躍も大いに期待できそうだ。
(文・寺井多恵)